Google アド マネージャーでサポートされているオーディエンス セグメントのタイプと、それらの表示方法やデータ入力方法を説明します。 #audiencesegments
Google アド マネージャー 360 でのみご利用いただけます。
オーディエンス ソリューションでは、次のセグメント タイプがサポートされています。
- 自社: 自社の広告枠を基に作成するセグメントです。詳しくは、自社セグメントについての説明をご覧ください。
- データ管理プラットフォーム: データ管理プラットフォーム(DMP)によって作成されるセグメントです。このセグメントは、例外はあるものの通常は自社の広告枠から作成されるデータで構成されます。DMP で収集されたオフライン データを追加することもできます。このセグメントは、管理画面では「自社」として表示されます。
- Google マーケティング プラットフォーム: Google マーケティング プラットフォームによって収集された識別子で構成されるセグメントです。アド マネージャー アカウントと直接共有されます。このセグメントは、管理画面では「自社」として表示されます。アド マネージャーと Google マーケティング プラットフォームの統合については、アカウント マネージャーにお問い合わせください。
- 共有: アド マネージャー ネットワーク同士が連携している場合や、同じ会社の所有である場合、お互いの自社セグメントを共有できます。このセグメントは、管理画面に「アド マネージャー パブリッシャー [ネットワーク コード] と共有済み」と表示されます。
- 第三者(ダイレクト ライセンス): セグメントの使用について、ダイレクト ライセンス契約を結んだ第三者データ提供元(BlueKai、eXelate など)によって作成されるセグメントです。
- 第三者(グローバル ライセンス): セグメントの使用について、グローバル ライセンス契約に合意した第三者データ提供元(BlueKai、eXelate など)によって作成されるセグメントです。
アド マネージャーは、第三者のオーディエンス セグメントに含まれる Cookie のリストを受け取るのみで、リストの内容の分析は行いません。セグメントの内容の分析と費用の決定は、アド マネージャーではなく DMP で行われます。
各オーディエンス ソリューションのセグメント タイプについて
次の表で、オーディエンス セグメントのタイプとその違い、アド マネージャー管理画面での表示方法を示します。
セグメント タイプ | ||||||
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自社 | データ管理プラットフォーム | Google マーケティング プラットフォーム | 共有 | 第三者(ダイレクト ライセンス) | 第三者(グローバル ライセンス) | |
[データ提供元] 列での表示 | 「自社」 | 「[アカウントの種類と識別子] と共有済み」 | 「[提供元の名前] ライセンス形式: ダイレクト ライセンス」 | 「[提供元の名前] ライセンス形式: グローバル ライセンス」 | ||
セグメントの詳細ページでの表示 | ピクセルを使用しないセグメントに対しては、デフォルトのセグメント詳細ページが表示されます。ピクセルを使用するセグメントに対しては、詳細ページに追加の文言と [タグを作成] ボタンが表示されます。指定リストのセグメントに識別子は含まれません。 | セグメントの詳細ページに、ターゲティング、ページビュー数、期限は表示されません。 | セグメントの詳細ページに [行動] セクションは表示されません。 | セグメントの詳細ページへのリンクは提供されません。 | ||
オンラインでのデータ入力の方法 | 特定の条件を満たす広告リクエスト(アド マネージャーのトラフィック)、またはウェブページやクリエイティブに直接設置されているオーディエンス ピクセルタグに基づいて、メンバーシップを設定できます。 | アド マネージャーのトラフィックからではなく、DMP によってデータが入力されます。 | アド マネージャーのトラフィックからではなく、Google マーケティング プラットフォームのトラフィックからデータが入力されます。 | アド マネージャーのトラフィックからではなく、該当のパブリッシャーとセグメントを共有している相手によってデータが入力されます。 | 第三者データ提供元(BlueKai など)によってデータが入力されます。 | |
オフラインでのデータ入力の方法 | 配信または指定リストに基づいてデータが事前入力されます。アプリの場合は、アプリコード経由でセグメント データを入力することもできます。 | 一括アップロードでセグメントを変更しないようにしてください。 | セグメントを共有される側のパブリッシャーがデータを入力することはできません。 | データ提供元のみがセグメントを変更できます。ライセンシーがセグメントを変更することはできません。 | ||
請求方法 | CPM の自社レート(パブリッシャーの契約によって異なります) | 第三者データ提供元が定義した CPM レート。第三者データ提供元は、パブリッシャーに応じて異なるレートを指定している場合もあります。 | ||||
別のサービスや事業者とのセグメントの共有 | 可(詳しくは自社セグメントを他のサービスと共有するをご覧ください) | 不可(パブリッシャーはデータ所有者ではありません) | ||||
セグメントの組み合わせによる別セグメントの作成 | 可 新しい自社セグメントを作成して、セグメントによるターゲティングに他のセグメントを追加できます。 広告申込情報でセグメントの組み合わせをターゲットに設定することもできます。 |
不可 広告申込情報でセグメントの組み合わせをターゲットに設定することはできます。 |
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セグメント数の上限 | 合計 20,000 件の自社セグメント | 現時点で上限なし | ||||
更新されたセグメント数が管理画面に反映されるタイミング | 約 30 分ごと | 管理プラットフォームによって異なる | 約 30 分ごと | 所有者によって異なる | データ管理プラットフォームによって異なる |
表示方法
- データ提供元
- この欄で、オーディエンス セグメントの作成元を確認し、セグメント タイプを見分けることができます。
- セグメントの詳細
- このページはセグメント名のリンクをクリックすると表示されます。
- オーディエンス セグメントのタイプによっては、セグメントの詳細ページが表示されないことがあります。
- このページには、ターゲティングやメンバーシップの条件、セグメントのメンバーシップ有効期限など、セグメントの動作に関する追加情報が表示されます。
- 表示される詳細項目は、セグメント タイプによって異なる場合があります。
- 命名規則
- アド マネージャーでセグメントに名前を付ける際は、規則を決めておく必要があります。名前には、セグメントの作成元や用途に関する情報と、セグメントに含まれる識別子の種類を含めるようにします。これにより、管理画面でセグメントを見つけることができ、並べ替えや絞り込みも容易になります。
- アド マネージャーの外部で作成されるセグメントの名前をアド マネージャーで変更することはできません。
データ入力の方法
- オンラインでのデータ入力
- オンラインでのデータ入力とは、アド マネージャーの広告配信に基づいて自社セグメントのメンバーシップを変更する処理を指します。たとえば、特定の広告ユニットを表示したことのあるユーザーや、該当のオーディエンス ピクセルを読み込んだことのあるユーザーをセグメントに追加する処理が該当します。
- オフラインでのデータ入力
- オフラインでのデータ入力とは、広告の配信とは無関係にセグメントのメンバーシップを変更するために行う処理を指します。たとえば、識別子をオーディエンス セグメント(指定リスト)に一括アップロードする処理が該当します。
- 共有のオーディエンス セグメントは、オーディエンス セグメントの所有者(共有者)がオフライン処理を行うことで管理されます。セグメントを所有していないパブリッシャーが、アド マネージャーでそのセグメントのメンバーシップを変更することはできません。