この記事では、拒否された広告リクエストが収益に与える影響と、ネストされた iframe、SSP、URL ターゲティングの誤りなど、拒否される一般的な理由について説明します。
このページの内容:
- 広告リクエストが拒否されているかどうかを確認する
- googleads.g.doubleclick.net で広告リクエストが拒否される問題を解決する
- 上述以外のドメインで広告リクエストが拒否される問題を解決する
広告ユニットのターゲットとなる URL に誤りがある場合、広告リクエストは拒否されます。広告リクエストにおける正確なサイト情報を Google が識別できない場合、ページの背景に同化して表示される「空白の広告」が配信されます。これはページの実際のコンテンツが不明であるために生じ、結果として広告の関連性と収益が低下します。
広告リクエストが拒否されているかどうかを確認する
広告リクエストが拒否された場合は、Google アド マネージャーから通知されます。通知のリンクをクリックすると、拒否された広告リクエストの件数を確認できます。件数が少なければ収益への影響はほとんどありませんが、何万件もある場合や、広告リクエストの拒否が原因でサイトに広告が表示されない場合は、以下のいずれかの解決策をお試しください。
広告リクエストが拒否される一般的な理由
広告ユニットが iframe 内にあり、その広告ユニットにコンテンツがない場合、広告リクエストは拒否されます。この種のエラーが表示される原因には主に次のようなものがあります。
- 広告コードが複数の iframe 内にネストされている: 広告コードが複数の iframe 内にネストされていると、広告リクエストの正確なサイト情報を Google が識別することができなくなります。
- サプライサイド プラットフォーム(SSP)を利用している: 広告を最適化するためにサプライサイド プラットフォーム(第三者広告サーバーや収益管理サービスなど)を利用していて、そのサービスの URL で広告リクエストの拒否エラーが発生した場合は、該当するサービス事業者に問い合わせ、正確なサイト情報を広告リクエストに渡すよう確認をとってください。
googleads.g.doubleclick.net で広告リクエストが拒否される問題を解決する
Google アド マネージャー経由のリクエストの場合は、Rich Media iframe ソリューションの使用も有効な選択肢になります。
その他の Ad Exchange リクエストでは、次の手順を行います。
- ウェブサイトのルート ディレクトリに「
/doubleclick
」というフォルダを作成します。 DARTiframe.html
をダウンロードし、ルート ディレクトリに作成した「/doubleclick
」フォルダに保存します。
この手順でエラーの原因が解消されると、通常 3~5 日で広告リクエストの拒否エラーに関するアラートが表示されなくなります。広告リクエスト拒否エラーが 5 日以上続く場合は、残念ですが今のところこれ以上できることはありません。Google ではこの問題を把握しており、現在解決に向けて取り組んでおります。
上述以外のドメインで広告リクエストが拒否される問題を解決する
Google アド マネージャー経由のリクエストの場合は、次のいずれかの解決方法をお試しください。
- Google パブリッシャー タグを使用している場合は、アド マネージャーの広告呼び出しに次の構文を追加して、正しい URL を渡すようにします。「URL」の部分は独自の URL に置き換えてください。
googletag.pubads().set("page_url", "URL");
- モバイルアプリでウェブタグを使用している場合は、タグを AdMob SDK に切り替えます。
その他の Ad Exchange リクエストの場合は、google_page_url
を使用して正しい URL をターゲットに設定します。サイトで非同期広告コードを使用している場合は、data-page-URL を使用して正しい URL をターゲットに設定します。
<script async src="http://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"> </script>
<ins class="adsbygoogle"
style="display:inline-block;width:728px;height:90px"
data-ad-client="i-gno/re-dxxxxxxxxxxxxxxxxxx"
data-ad-slot="xxxxxxxxxx"
data-override-format="true"
data-page-url = "http://example.com"> </ins>
<script>
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
</script>
<script type="text/javascript">
google_ad_client = "i-gno/re-dXXXXXXXXXXXX";
/* 728x90, creado 14/04/08 */
google_ad_slot = "XXXXXXXXXXXX";
google_ad_width = 728;
google_ad_height = 90;
google_page_url = "http://myurl.com/fullpath";
</script>
<script type="text/javascript"
src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/show_ads.js">
</script>
どちらの例も、「http://myurl.com/fullpath
」、「http://example.com
」の部分は必ず独自の URL に置き換えてください。