請求先住所が EEA 内にある場合は、地域別データアクセスを使用して、イベント単位のいくつかのデータファイルにアクセスできます。
地域別データアクセスを使用すると、Google アド マネージャー サービスの使用状況に関するイベント単位の未集計データのレポートを作成できます。
基本的に、このデータはアド マネージャーの広告サーバーログの未加工データであり、イベントの種類ごとに個別のファイルが生成されます。ファイルには、秒単位の精度のイベントデータが含まれます。それ以外の情報もファイルに追加して、デバイスや地域、イベントに関連するその他のデータを確認できるようにすることも可能です。
地域別データアクセスと Data Transfer について
地域別データアクセスの一般的な機能は、Data Transfer とほぼ同じです。それらのファイルとフィールドの使用方法について詳しくは、Data Transfer レポートについての記事をご覧ください。
- EEA のパブリッシャー様(ネットワークの請求先住所により判別)は、地域別データアクセスを使用して、EEA でのアクティビティに関するイベント単位の未集計データのレポートを作成できます。
- Data Transfer は Google アド マネージャー 360 でのみご利用いただけます。Data Transfer を使用していて、対象となる EEA の請求先住所がある場合は、地域別データアクセスも有効にできます。
必要な権限
地域別データアクセスを使用するには、ネットワーク上のユーザーが次の条件を満たしている必要があります。
- 必要なファイル形式とフィールドを設定に追加するための管理者ロールがある。
- 必要に応じて、次の権限がある。
- 地域別データアクセス フィールドの変更: 対象フィールドを変更できるユーザー権限です。
- データ転送バケットの表示: ストレージ バケットにアクセスできるユーザー権限です。管理者ロールのユーザーは、デフォルトでこの権限が有効になっています。ユーザーロールの権限を管理するには、[管理]、[アクセスと認証] の順にクリックします。
- ファイルにアクセスするための、ストレージ バケット用に作成されたグループのメンバーである。
地域別データアクセスを有効にしたユーザーは、自動的にグループに追加されます。その後、他のユーザーを手動で追加できます。詳しくは、「データにアクセスする」をご覧ください。2024 年第 4 四半期の更新: 対象のユーザーに、データ転送ストレージ バケットを表示する新しいアド マネージャーの権限があることを確認してください。詳しくは、データ転送ストレージ バケットへのアクセスに関する変更をご覧ください。
地域別データアクセスを設定する
ステップ 1: 地域別データアクセスをリクエストする
使用を開始するには、まずアド マネージャー ネットワークで地域別データアクセスをリクエストします。
-
Google アド マネージャーにログインします。
-
[管理者]、[全般設定] をクリックします。
この手順を行うには、アド マネージャー ネットワークの管理者権限が必要です。 - [ネットワーク設定] で、[レポート設定] まで下にスクロールして、[地域別データアクセスをリクエストする] を有効
にします。
- [保存] をクリックします。
リクエストが処理され、アカウントの設定が行われます。設定が完了すると、アド マネージャーの [管理者] に [地域別データアクセス] が表示されるようになります(通常は 5~10 営業日ほどかかります)。
ステップ 2: 地域別データアクセスのファイルとフィールドを設定する
- Google アド マネージャーにログインします。
- [管理者]、[地域別データアクセス] の順にクリックします。
- [新しい設定] をクリックします。
- イベントタイプを選択し、フィールドを追加します。
注: 選択できるイベントタイプには、インプレッション数、クリック数、リクエスト数、コード配信回数、入札単価、落札に必要な最小単価があります。ファイルの設定について詳しくは、同様の手順の Data Transfer ファイル形式を設定するをご覧ください。 - (省略可)ファイル内の項目用のカスタムの区切り文字を選択します。
- [保存] をクリックします。
ステップ 3: データにアクセスする
ファイルは、アド マネージャーの Cloud Storage バケットに保存されます。これらのファイルには、ウェブ、コマンドライン ツール、API からアクセスできます。
-
Google アド マネージャーにログインします。
-
[管理者]、[地域別データアクセス] の順にクリックします。
- イベントタイプをクリックします。
- ファイルデータにアクセスするには、[ファイルが保存されている Google ストレージのページ] でリンクをクリックします。
データにアクセスするには、表示されている Google Cloud Storage の Google グループのメンバーである必要があります。 - クエリのデータを処理します。
利用可能なデータやデータへのアクセス方法についてご不明な点がある場合は、こちらのフォームをご利用ください。