管理者は、組織内で Gemini アプリを使用できるユーザーを指定します。ユーザーは Gemini アプリを使って創造性を高めることができます。Gemini アプリ を使えば、次のようなことができます。
- アイデアをブレインストーミングする、計画を策定する、何かを達成するためのさまざまな方法を考える。
- 複雑なトピックをすばやく要約し、簡単に理解できるようにする。
- 概略、メール、ブログ投稿などの最初の下書きを作成する。
目次
Gemini アプリとは何ですか?
Gemini アプリには以下の対象が含まれます。
- gemini.google.com で利用できる Gemini ウェブアプリ
- Android と iOS の Gemini モバイルアプリ
「Gemini アプリ」は「Gemini」と呼ばれることもあります。仕事用または学校用の Google アカウントをお持ちの場合、Gemini アプリの使用には別のデータの取り扱いに関する規約が適用されることがあります。詳しくは、仕事用または学校用の Google アカウントで Gemini アプリを使用する方法をご覧ください。
Gemini アプリにアクセスできるユーザー
Google Workspace for Education をご利用のお客様は、次の 2 つの方法で Gemini アプリ を使用できます。
Google Workspace for Education の対象エディションを使用
エンタープライズ級のデータ保護を備えたコアサービスとしての Gemini アプリ は、すべての Google Workspace for Education ユーザー(13 歳以上またはお住まいの国の該当する年齢以上のユーザーを含む)が利用できます。これらのユーザーには、Workspace for Education 利用規約またはオフライン バージョンの Workspace 契約(該当する場合)が適用されます。ユーザーのコンテンツは、人間によってレビューされることも、許可なくユーザーのドメイン外で生成 AI モデルのトレーニングに使用されることもありません。
Gemini for Google Workspace アドオン ライセンスを使用
Google Workspace with Gemini アドオン ライセンスをお持ちのユーザーは、Gemini Advanced をご利用いただけます。これには、Gemini アプリのすべての機能に加え、エンタープライズ級のデータ保護、新機能への優先アクセス、Google の最も高性能な AI モデルへのアクセスが含まれます。Gemini Advanced に含まれる機能の詳細をご覧ください。注: Gemini for Google Workspace は 18 歳未満のユーザーにはご利用いただけません。
Gemini のサービスを比較する
Google Workspace for Education の対象エディションを使用 | Gemini for Google Workspace を使用* | |
---|---|---|
基盤となるテクノロジー | ||
使用可能なモデル | モデルを表示 | モデルを表示 |
データ保護 | エンタープライズ レベルのデータ保護 | エンタープライズ レベルのデータ保護 |
利用規約 | Google Workspace for Education 利用規約 | |
利用できる年齢 | 13 歳またはお住まいの国の該当する年齢以上 | 18+ |
Gemini ウェブアプリの提供状況 | Gemini ウェブアプリを利用できる言語と国 / 地域 | |
Gemini モバイルアプリの提供状況 | Gemini モバイルアプリを利用できる国と地域、言語 | |
コーディング / 分析 | ||
コードの編集と実行 | ✔ | |
ファイルのアップロードと高度なデータ分析 | ✔† | ✔ |
Deep Research | ✔†† | ✔ |
Canvas | ✔ | ✔ |
音声概要 | ✔ | ✔ |
Gemini Live | ✔ | ✔ |
生産性向上機能 | ||
Google Workspace アプリ | ✔ | ✔ |
Gem | ✔ | ✔ |
画像生成 | ||
人物を含む画像の生成 | ✔ | ✔ |
コンプライアンス | ||
HIPAA | ✔ | ✔ |
GDPR | ✔ | ✔ |
SOC 1 | SOC 2 | SOC 3 | ✔ | ✔ |
ISO / IEC 27001 | ISO 27017 | ISO 27018 | ISO 27701 | ISO 9001 | ISO 42001 | ✔ | ✔ |
FedRAMP High | ✔ | ✔ |
BSI C5:2020 | ✔ | ✔ |
COPPA | ✔ | ✔ |
FERPA | ✔ | ✔ |
* 18 歳未満のユーザーは利用できません。
** ユーザーのコンテンツが、人間によってレビューされたり、ユーザーのドメイン外で許可なく生成 AI モデルのトレーニングのために使用されたりすることはありません。詳細
† 高度なデータ分析はサポートされていません。また、一部のファイル形式には Gemini Advanced が必要です。 詳細
†† 1 日あたりのリクエスト数と同時に実行できるリクエスト数には上限があります。
Gemini アクティビティの設定
Gemini アプリ アクティビティはデフォルトでオンになっています。
- 仕事用アカウントか学校用アカウントで Gemini ウェブアプリまたはモバイルアプリを使用する場合、Gemini アプリ アクティビティはデフォルトでオンになり、会話の履歴が 18 か月間保存されます。
- Gemini アプリ アクティビティがオンになっている場合、Gemini ウェブアプリとモバイルアプリで行ったアクティビティも保存対象に含まれます。Workspace アプリから Gemini for Google Workspace の履歴を消去しても、Gemini アプリ アクティビティに保存されている情報には影響しません。
- Gemini アプリ アクティビティのオン / オフと会話履歴の保存期間は、管理者が指定します。
Gemini モバイルアプリ
Gemini モバイルアプリには次のものがあります。
- Android 版 Gemini アプリ
- iOS 版 Gemini アプリ
組織内の Gemini にアクセスできるユーザーは、デフォルトで Gemini モバイルアプリを利用できます。現在、Google Workspace ユーザーには、モバイルアプリの一部の使用に制限があり、以下の機能は使用できません。
注:
- Android ユーザーが Android の仕事用プロファイルで Gemini モバイルアプリを使用しようとすると、モバイル ウェブブラウザで gemini.google.com にリダイレクトされます。
仕事用または学校用の Google アカウントで Gemini モバイルアプリを使用する方法について詳しくは、こちらをご覧ください。
Gemini アプリを使用できるユーザーを選択する
デフォルトでは、Google Workspace 契約に基づいてアクセスを許可するライセンスが割り当てられている、18 歳以上のすべてのユーザーが Gemini アプリ を使用できます。
Google Workspace ライセンスの有無にかかわらず、すべてのユーザーにアクセス権を付与できます。
-
管理者アカウントで Google 管理コンソール にログインします。
管理者アカウントを使用していない場合は、管理コンソールにアクセスできません。
-
管理コンソールで、メニュー アイコン
[生成 AI] > [Gemini アプリ] に移動します。
重要: この設定では、gemini.google.com と Gemini モバイルアプリへのアクセスを管理します。Google Workspace サービスの他の AI 機能には影響しません。 -
[ユーザー アクセス] をクリックします。
- [ライセンスの有無にかかわらず、すべてのユーザーに Gemini アプリへのアクセスを許可する] チェックボックスをオンにします。
- (省略可)組織部門のアクセス権を変更するには:
- 左側で組織部門を選択します。
- チェックボックスをオンまたはオフにします。
- 次のいずれかを行います。
- ユーザー アクセスが [継承] になっており、親組織の設定が変更されても現在の設定を維持したい場合は、[オーバーライド] をクリックします。
- ユーザー アクセスが [オーバーライド] になっている場合は、[継承] をクリックして親組織と同じ設定に戻すか、[保存] をクリックして新しい設定を維持します(親組織の設定が変更されても現在の設定を維持します)。
注: 詳細は組織構造についての記事をご覧ください。
-
(省略可)組織部門全体または組織部門内の一部のユーザーのアクセス権を変更するには、アクセス グループを選択してチェックボックスをオンまたはオフにします。詳しくは、グループを使用してサービスへのアクセスをカスタマイズするをご覧ください。
-
[保存] をクリックします。
変更には最長で 24 時間かかることがありますが、通常はこれより短い時間で完了します。詳細
Gemini アプリをオンまたはオフにする
-
管理者アカウントで Google 管理コンソール にログインします。
管理者アカウントを使用していない場合は、管理コンソールにアクセスできません。
-
- [サービスのステータス] をクリックします。
-
組織内のすべてのユーザーに対してサービスを有効または無効にするには、[オン(すべてのユーザー)] または [オフ(すべてのユーザー)] をクリックし、[保存] をクリックします。
-
(省略可)特定の組織部門に対してサービスを有効または無効にするには:
- 左側で組織部門を選択します。
- サービスのステータスを変更するには、[オン] または [オフ] を選択します。
- 次のいずれかを選択します。
- [サービス] のステータスが [継承] になっており、親組織の設定が変更された場合でも現在の設定を維持したい場合は、[オーバーライド] をクリックします。
- [サービスのステータス] が [上書きされました] になっている場合は、[継承] をクリックして親と同じ設定に戻すか、[保存] をクリックして新しい設定を維持します(親組織の設定が変更された場合でも、現在の設定を維持します)。
注: 詳しくは、組織構造についてのページをご覧ください。
- (任意)組織部門全体または組織部門内の一部のユーザーに対してサービスを有効にするには、アクセス グループを使用します。詳しくは、グループを使用してサービスへのアクセスをカスタマイズするをご覧ください。
- [保存] をクリックします。
変更には最長で 24 時間かかることがありますが、通常はこれより短い時間で完了します。詳細
Gemini の会話履歴を管理する
[Gemini 会話履歴] の設定では、Gemini の会話を保存するかどうかと、保存する場合は自動削除までの期間を管理できます。
Gemini の会話履歴がオンまたはオフの場合、チャットは Google Workspace 利用規約に記載されているとおりに使用されます。Gemini の会話履歴がオフの場合、既存のチャットは、Google がサービスを提供し、ユーザーからのフィードバックを処理できるように、最長で 72 時間ユーザー アカウントに保存されます。このアクティビティは [Gemini アプリ アクティビティ] には表示されません。
設定をオンにしてからオフにすると、既存の会話履歴は [会話の保持] オプションで設定された期間保持されます。
Gemini の会話履歴の設定にアクセスできるのは、Workspace 管理者のみが対象です。Workspace ユーザーはこの設定を変更できません。会話履歴はデフォルトでオンになっています。
-
管理者アカウントで Google 管理コンソール にログインします。
管理者アカウントを使用していない場合は、管理コンソールにアクセスできません。
- 管理コンソールで、メニュー アイコン
[生成 AI] > [Gemini アプリ] に移動します。
- [Gemini 会話履歴] をクリックします。
- 会話の履歴をオンまたはオフにするには、[Gemini 会話履歴を有効にする] チェックボックスを選択または選択解除します。
- 会話履歴がオンになっている場合は、[会話の保持] で、会話が自動的に削除されるまでの保存期間(3 か月、18 か月、36 か月)を選択します。デフォルトは 18 か月です。
- [保存] をクリックします。
変更には最長で 24 時間かかることがありますが、通常はこれより短い時間で完了します。詳細