Google はヘルプセンターの翻訳版を提供しています。ただし翻訳版の内容によって実際のポリシーが変更されることはありません。ポリシーに基づく措置は、公式言語である英語版の記述に沿って実施されます。この記事を別の言語で閲覧するには、ページ末尾のプルダウン メニューから言語を選択してください。
Google 広告エコシステムのインテグリティを保護するため、不正行為やユーザー エクスペリエンスの低下を招く可能性が高い広告については、インプレッションを制限します。このポリシーは、以下に示すような広告配信の一部のケースに適用されます。そうしたケースでは、適格と認められた広告主様のみがインプレッション制限を受けずに広告を配信できます。このポリシーは、Google の既存の認定要件とは異なります。認定要件は、特定の広告について認定を受けていない広告主様による配信を禁止するものです。広告配信の適格性について詳しくは、こちらをご覧ください。
一部の広告主様の広告配信が制限される理由は?
不適格な広告主様の広告は、そうした広告と接点を持つことで否定的なユーザー エクスペリエンスが生まれる可能性を下げるため、また、Google 広告プラットフォームに対するユーザーと広告主様の信頼を高めるために、特定のケースで配信が制限されます。こうしたケースに該当する状況で広告を宣伝していない広告主様の広告は、このポリシーによる制限を受けません。不正行為やユーザー エクスペリエンスの低下を招く可能性が高いケースかどうかを判断する際には、次の要素が考慮されます。
- ユーザーからのフィードバック
- 不正行為の蔓延率
- 業界のトレンド
適格な広告主様とは?
適格な広告主様の広告インプレッションは、このポリシーによる制限を受けません。広告主様が適格かどうかを評価する際には、次のようなさまざまな要素が考慮されます。
- アカウントの属性
- ユーザーのアクションとユーザーに関するレポート
- アカウントの成熟度
- 広告フォーマットの利用状況
- ポリシー準拠の履歴
- 広告主様の業種
- 身元確認のステータス
適格な広告主様になるためにできることは?
アカウントが評価されている間は、肯定的なユーザー エンゲージメントを生むキャンペーンとクリエイティブを継続的に作成し、Google の広告掲載のポリシーに確実に準拠します。アカウントが広告主様の適格性確認の対象となったら、そのプロセスに着手することを検討します。
アカウントが評価されている間
広告主様が適格判定を受けるために Google と Google ユーザーの信頼構築に努めている間、その広告主様の広告インプレッションは下記のケースで配信が制限される場合があります。このポリシーが適用されたことで、広告が不承認となることはありません。Google は広告主様のアカウントを継続的にモニタリングし、広告配信の制限を自動的に審査して更新します。残念ながら、評価期間をお知らせすることはできかねますのでご了承ください。
なお、制限を解除した後になんらかの問題が検出された場合は、問題の確認が完了するまで再度制限が課されることがあります。
広告配信が制限の対象かどうかを把握するには?
このポリシーの対象となるインプレッションの割合が大きい、不適格な広告主様には、アカウント内通知が届きます。不適格と判断されたことで、個々の広告が不承認となることはありません。この制限に対する再審査は、広告配信の制限に対する再審査請求フォームからご請求いただけます。
その場合も、アカウントに全面的にアクセスできます。広告の配信が制限されるのは次のケースに限られます。
ブランドとの関係性が不明で、一般的な広告を配信する広告主様
Google では、ユーザーが接点を持つ広告主様をユーザー自身が把握できるようにしたいと考えています。ユーザーがコンテンツを探す際は、特定の広告主様やブランド、商品、サービスを念頭に置いていない場合もあれば、特定のブランドを念頭に置いている場合もあります。どちらの場合であっても、Google はユーザーが選択的に関与する広告主様の身元を明示したいと考えています。
広告主様にユーザーを誤解させる意図や不実表示をする意図がなくても、他のブランドの名前を出した広告や、ブランド表示がまったくない広告は、ユーザーを惑わせ、自分の望む広告主の広告だと勘違いさせる可能性があります。こうしたケースでは、その広告主様のブランド広告と一般的な広告のすべてについて、インプレッションが制限される場合があります。
広告主様との関係性が不明なブランド名に言及している例(一部):
- 他社ブランド(航空会社やカスタマー サービス部門など)の検索に対する広告で、その他社ブランドの名称や他社ブランドとの類似性に言及しているケース
- ある業種(テクノロジー、旅行、カスタマー サービスなど)の一般的な検索に対する広告で、他社の名前や他社のブランドによく似たブランドに言及しているケース
- 広告を見たユーザーが他社ブランドの広告だと思い込む根拠があるケース
- 広告主様が提携関係にない他社のブランドロゴを使用しているケース
一般的な広告の提供元ブランドが不明な例(一部):
- 特定のブランド、商品、サービスを検索したユーザーに、ブランド名の記載がない第三者の広告が表示されるケース
ユーザーの混乱を避け、広告配信が制限されるリスクを回避するために、以下の点をご考慮ください。
- ドメインを固定表示して、ブランドを明示する: 広告見出しにお客様のドメインを固定で表示しましょう。特に、新規の広告主様や認知度がまだそれほど高くないブランドの場合には、この機能のご利用をおすすめします。この機能は、一部の広告やキャンペーン タイプでは利用できない場合があります。
- 広告掲載のポリシーに準拠する: お客様の広告とランディング ページが Google の広告掲載のポリシーに準拠していることをご確認ください。
- ブランドの紛らわしさを避ける: 他社のブランド名やロゴは使用しないでください。お客様のブランドを広告とランディング ページにはっきりと表示しましょう。
- 具体的な文言を使用する: 広告コピーやランディング ページのコンテンツで、具体性の低い文言を使用するのは避けましょう。
- ブランドを明確にする: 商品やサービスを宣伝する際には、ブランドとの関連を明確にしてください。
- アカウントの確認を完了する: 求められる場合は、広告主様の適格性確認を完了してください。
- 肯定的なエンゲージメントを獲得する: キャンペーンで肯定的なユーザー エンゲージメントを維持すれば、アカウントの評価に有利に働きます。
YouTube に広告を掲載する広告主様
Google は、広告主様とユーザーにとって信頼できるエコシステムを YouTube で維持したいと考えているため、不適格な広告主様の YouTube 広告の表示を制限する場合があります。このポリシーの施行は、2024 年 9 月に始まっており、2026 年までにすべての YouTube 広告に段階的に適用されます。不正行為の多い特定のカテゴリで広告を掲載する広告主様には、追加の制限が適用される場合があります。詳しくは、適格な広告主様の定義と適格な広告主様になるためにできることをご確認ください。
トラブルシューティングYouTube での広告配信で適格とみなされるためのヒントをいくつかご紹介します。
- Google の広告掲載のポリシーを確実に遵守します。
- 要件を満たしている場合は、広告主様の適格性確認を行います。
- 新しいキャンペーンとクリエイティブを継続的に作成して、ユーザーからの肯定的なインタラクションを蓄積することで、アカウントの評価が向上するようにします。
- Google 認定のクリック トラッカーを使用します。