クリック文字列とはユーザーを広告に誘導する URL のことです。クリック文字列は、「クリックタグ」または「トラッキング URL」とも呼ばれます。この記事では、広告のクリック文字列を確認する 2 つの方法を紹介します。
ネットワーク トレース 
ネットワーク トレースでは、Google Mobile Ads SDK に関連するネットワーク アクティビティを確認でき、広告のクリック文字列も確認できます。Charles プロキシなどのツールの代わりにネットワーク トレースを使う主なメリットは、Android や iOS のすべてのバージョンとデバイスで機能することです。
ネットワーク トレースを使用するための設定手順については、Android 用または iOS 用のデベロッパー向けドキュメントをご覧ください。
外部のウェブ デバッグ プロキシ ツール
Charles や Fiddler などのデバッグ プロキシを使ってモバイル セッションのトラフィック ログを表示すると、広告のクリック文字列を確認できます。
要件
- Charles、Fiddler などのウェブデバッグ プロキシ
- ピアツーピアのトラフィックを許可する Wi-Fi ネットワーク
- デスクトップ コンピュータまたはノートパソコン
- iOS または Android のモバイル デバイス
プロキシ設定
- パソコン(デスクトップ型またはノート型)からシステム IP アドレスを見つけてコピーします。
-
モバイル デバイスのプロキシとしてパソコンの IP アドレスを入力します。Android デバイスと iOS デバイスでこれを行う方法の一般的なガイダンスを以下に示します。ただし、これはデバイスやバージョンによって異なる場合があります。
Android デバイスの場合:
- [設定] を開きます。
- [Wi-Fi] 設定を探し、Wi-Fi ネットワークを選択します。
- [詳細オプションを表示] を選択します。
- プロキシ設定を開き、[手動] オプションを選択します。
- プロキシのホスト名として、手順 1 の IP アドレスを入力します。
- プロキシポートとして「
8888
」と入力します。 - 変更を保存して設定を終了するか、設定を終了します。
iOS デバイスの場合:
- [設定] を開きます。
- [Wi-Fi] 設定を探し、Wi-Fi ネットワークを選択します。
- HTTP プロキシ設定を開き、[手動] オプションを選択します。
- [サーバー] 欄に、手順 1 の IP アドレスを入力します。
- [ポート] に「
8888
」と入力します。 - 変更を保存して設定を終了するか、設定を終了します。
- ご利用のウェブデバッグ プロキシツールを次の手順で設定します。
- HTTP プロキシポートを「
8888
」に設定します。 - (Charles の場合のみ)[External Proxy Setting(外部プロキシ設定)] が選択されている場合は、選択を解除します。
- (Fiddler のみ)[Allow remote computers to connect(リモート パソコンの接続を許可する)] オプションを選択します。
- HTTP プロキシポートを「
- 次の手順で SSL を設定します(Charles の場合のみ)。
- メニューバーで、[Proxy(プロキシ)]、[SSL Proxy Settings(SSL プロキシ設定)] に移動します。
-
[Add(追加)] をクリックし、次のホストとポートの値を入力します。
- ホスト:
pubads.g.doubleclick.net
およびgoogleads.g.doubleclick.net
- ポート:
443
[Host(ホスト)] にアスタリスク(
*
)を入力し、[Port(ポート)] フィールドを空白のままにして、すべてのトラフィックをキャプチャすることもできます。この方法は、上記の 2 つのドメインの外部に問題がある場合に役立ちます。
- ホスト:
- [OK] をクリックします。
- Charles SSL の設定ガイドラインを参考に、ご利用のパソコンに Charles の証明書をインストールします。
- お使いのデバイスからパソコンへのプロキシが設定されたら、スマートフォンでブラウザを開いて
http://charlesproxy.com/getssl
と入力し、パソコンの証明書をダウンロードしてインストールします。
- モバイル デバイスからの HTTP トラフィック データの取得を開始します(Charles の場合のみ)。
- モバイル デバイスの接続を許可するよう求めるアラートが表示されたら、[許可] を選択します。
- ネットワークのトラフィック データを取得し終わったら、ステップ 2 の逆の手順を行ってプロキシ設定をオフにします(プロキシを [なし] に設定)。
- ログを確認して、表示した広告のクリック文字列を見つけます。