ライブ配信における Content ID の一致の使用について

一部のパートナーは Content ID の一致を使用して、ライブ配信のコピーをリアルタイムで探し出すことができます。ライブ配信での Content ID の一致検出機能は、コンテンツ マネージャー レベルで提供されます。ただし、一致検出の有効化と管理は、個々のチャンネルの配信ごとに行う必要があります。

ライブ配信で Content ID の一致を有効にする

Content ID の一致を有効にする前に、そのイベントをライブ配信するチャンネルがすべて許可リストに追加されていることを確認してください。

Content ID の一致を有効にしてライブ配信を開始するには:

1. YouTube Studio にログインして [作成] [ライブ配信を開始] を選択します。
2. 左側のメニューで [エンコーダ配信] をクリックします。
3. [新しいライブイベント] をクリックします。
4. [収益受け取り] タブを選択します。
5. [利用ポリシー] の下で、ライブ配信のポリシーを選択します。
6. [Content ID の一致を有効にする] の下のチェックボックスをオンにして、ブロックまたは収益化の一致ポリシーを選択します。注: ライブ配信の Content ID の一致では、一部のポリシーの動作が異なります。また、使用できないポリシーもあります。詳しくは後の説明をご覧ください。
7. アセットの詳細を入力します。アセットタイプとして [ウェブ] を選択します。
8. ライブ配信に関する他の情報を入力し、ライブ配信を開始します。

ライブ配信の作成について詳しくは、こちらをご覧ください。

ライブ配信に適用されるポリシーの仕組み

ライブ配信のコピーはトラックすることも収益化することもできません。収益化またはブロックのいずれかの一致ポリシーを選択できますが、どちらのポリシーでも、ライブ配信のコピーは警告を受け、最終的には削除されます。トラック ポリシーは、ライブ配信における Content ID の一致では動作しません。

また、確認のためにコンテンツを転送するポリシーと、動画が一致する割合の条件付きポリシーも、ライブ配信の Content ID の一致では使用できません。

ライブ配信における Content ID の一致の要件

利用資格要件

ライブ配信で Content ID の一致を使用することは、非常にデリケートな問題を含み、著作権管理を複雑化します。利用するには、次の条件を満たす必要があります。

• これまで Content ID を問題なく運用してきた実績がある
• スポーツ イベントや音楽祭のようにライブ コンテンツに時間の制約がある
• コンテンツのコピーがライブ配信されてしまう可能性が高い

運用上の要件

ライブ配信で Content ID の一致を利用できるようになったら、配信が以下の要件をすべて満たすことを確認してください。

1. 全世界で権利を所有している: ライブ配信での Content ID の一致は、世界のすべての地域で著作権を所有しているコンテンツに対してのみ使用できます。
2. 独占的所有権を持つ: ライブ配信の中に第三者のコンテンツ（静止画像、コマーシャル、バックグラウンド ミュージックなど）が含まれてはいけません。

ライブ配信で Content ID の一致を検出する仕組み

ライブ配信で Content ID の一致を使用すると、他のライブ配信との比較が行われます。一致が検出されると:

• 最初に、コンテンツのコピーを配信しているユーザーに警告メッセージが表示されます。
• それでも一致が継続される場合は、その配信を音のない静止画に置き換える場合があります。
• さらに一致が継続される場合は、そのライブ配信が停止され、該当のユーザーはライブ配信機能を利用できなくなる場合があります。ライブ配信における著作権の問題について詳しくは、こちらをご覧ください。

通常の Content ID とライブ配信における Content ID の一致の比較

通常の Content ID とライブ配信での Content ID の一致の主な違いは次のとおりです。