動画に対して Content ID の申し立てが行われた場合、動画を再生できる地域や、動画の収益化の可否が制限されることがあります。申し立てとそれに関連する制限を取り除くには、申し立てを受けたコンテンツを編集することができます。新しい動画をアップロードする必要はありません。
以下のオプションのいずれかを正しく行うと、Content ID の申し立てが自動的に消去されます。
- セグメントをカットする: 申し立てを受けたセグメントのみを動画からカットできます。
- 他の曲に換える: 動画内の音声が申し立てを受けた場合、申し立てを受けた音声を YouTube オーディオ ライブラリの他の音声に換えることができます。
- 曲を消去する: 動画内の音声に対する申し立てを受けた場合、申し立てを受けた音声をミュートすることができます。曲のみをミュートするか、動画のすべての音声をミュートするかを選択できます。
注: 2025 年 6 月以降、編集した動画を保存すると、変更を元に戻せなくなります。YouTube Studio のエディタを使用して動画コンテンツを編集する際は、満足のいく結果になってから保存してください。
YouTube Studio を使用して申し立てを受けたコンテンツのカット、置き換え、消去を行う
申し立てを受けたコンテンツを動画から削除するには:
- YouTube Studio にログインします。
- 左側のメニューから [コンテンツ]
を選択します。
- フィルタバー
[著作権] をクリックします。
- 確認したい動画を探します。
- [制限] 列の [著作権] にカーソルを合わせます。
- [詳細を表示] をクリックします。
- [使用されたコンテンツ] セクションで対象の申し立てを見つけて、[対応する]
[セグメントをカットする]、[他の曲に換える] [曲を消去する] のいずれかをクリックします。
セグメントをカットする
このオプションを選択すると、Content ID の申し立てを受けた動画のセグメントをカットできます。
- (オプション)削除するセクションの開始時間と終了時間を編集します。
- 申し立てを受けたコンテンツの一部が動画に残っている場合、申し立ては削除されません。
- 動画プレーヤーで編集をプレビューします。
- [保存]
[カット] をクリックします。
変更の処理中は、[動画編集が進行中です] というバッジが表示されます。動画リストでは、変更が処理されるまでの推定残り時間が示されます。申し立てを受けたコンテンツがすべてカットされると、Content ID の申し立ては動画から削除されます。
他の曲に換える(音声に対する申し立てのみ)
このオプションを選択すると、申し立てを受けた音声を YouTube オーディオ ライブラリの他の音声に置き換えることができます。
- [候補] タブでおすすめのトラックを確認するか、[すべてのトラック] タブの検索フィルタ
を使用して新しい音声トラックを見つけます。[再生] をクリックしてトラックをプレビューできます。
- 好みの音楽を見つけたら、[追加]
をクリックします。下のエディタのダークグレーのボックスに曲が表示されます。
- ボックスをクリックしてドラッグすると、音楽の開始時間を変更できます。申し立てを受けた音声の一部が動画に残っている場合、申し立ては削除されません。
- ボックスの端をドラッグすると、曲を再生する範囲を変更できます。
- より細かい編集については、ズーム オプション
を使用します。
- (オプション)さらにトラックを追加します。同じトラックを複数回選択できます。
- (オプション)選択したトラックの末尾にあるメニュー アイコン
をクリックして、音量を変更します。
- (オプション)元のトラックの末尾にあるメニュー アイコン
をクリックして、[申し立てを受けたセグメントのすべてのサウンドをミュートします。] を見つけます。
- オフ(デフォルト): 申し立てを受けたセグメント全体で、元のサウンドトラックから音楽のみを削除し、選択したオーディオ ライブラリ トラックを選択したセグメントに追加します。著作権の申し立ては削除されます。
- オン: 選択したオーディオ ライブラリ トラックがカバーするセグメントで、元のサウンドトラックから音楽のみを削除します。選択したオーディオ ライブラリ トラックが申し立てを受けたセグメント全体をカバーしていない場合、トラックは赤色になり、著作権の申し立ては取り下げられません。トラックにカーソルを合わせると詳細が表示されます。
- 動画プレーヤーで編集をプレビューします。
- [保存]
[保存] をクリックします。
変更の処理中は、[動画編集が進行中です] というバッジが表示されます。動画リストでは、変更が処理されるまでの推定残り時間が示されます。申し立てが行われた音声がすべて置き換えられると、Content ID の申し立ては動画から削除されます。
曲を消去する(音声に対する申し立てのみ)
このオプションを選択すると、動画内の申し立てが行われた曲を消去できます。申し立てを受けたセグメントで、曲のみを消去するか、動画内の音声をすべてミュートするかを選択できます。
- 処理方法を選択します。
- 曲を消去する
- 申し立てを受けた曲のみをミュートします。会話や効果音など他の音声はミュートされません。
- 曲の削除が困難な場合は、この編集ができないことがあります。このツールで削除できない場合は、申し立てを受けたセグメントの音声をすべてミュートするかカットするなど、他の編集方法をお試しください。
- 申し立てを受けたセグメントの音をすべてミュートする
- 申し立てを受けた音声が含まれる動画内の箇所のすべての音声をミュートします。
- 通常はこのオプションの方が処理が早く、申し立てが自動的に削除される確率が高くなります。
- 曲を消去する
- (オプション)音声のミュートの開始時間と終了時間を編集します。
- 申し立てを受けた音声の一部が動画に残っている場合、申し立ては削除されません。
- 動画プレーヤーで編集をプレビューします。
- [保存]
[ミュート] をクリックします。編集の処理が開始されます。
申し立てを受けた音声をすべてミュートできた場合、Content ID の申し立ては動画から削除されます。
以下の点にご留意ください。
- 編集後の処理にかかる時間は状況によって異なります。動画リストに推定の残り時間が表示されます。
- 動画の処理中は他の編集操作ができなくなりますが、ウインドウを閉じることはできます。処理が完了するまで、動画は現在の状態(編集前)のままとなります。
- チャンネルが YouTube パートナー プログラム(YPP)に参加していない場合、視聴回数が 10 万回を超えている動画では変更を保存できないことがあります。
ヒント: 処理が完了したら、ページを再読み込みし、編集が反映されて申し立てが消えていることを確認します。
YouTube Studio アプリで曲を消去する
動画内の曲を消去するには:
- YouTube Studio アプリにログインします。
- [コンテンツ ]
をタップします。
- 著作権による制限が適用された動画を選択し、[制限] をタップします。
- パネルの下部で [問題を確認] をタップします。
- 該当する申し立てをタップします。
- [曲を消去する] または [申し立てを受けたセグメントのすべての音をミュートする] を選択します。
- [保存] をクリックします。
YouTube Studio アプリでコンテンツをカットする
動画内のコンテンツをカットするには:
- YouTube Studio アプリにログインします。
- [コンテンツ ]
をタップします。
- 著作権による制限が適用された動画を選択し、[制限] をタップします。
- パネルの下部で [問題を確認] をタップします。
- 該当する申し立てをタップします。
- [セグメントをカットする] をクリックします。
- [保存] をクリックします。
編集内容を元に戻す
2025 年 6 月より、YouTube Studio のエディタで変更して保存した内容は、「変更前の状態に戻す」機能を使っても元に戻せなくなります。編集を行う前に、YouTube 動画をダウンロードするか、Google データ エクスポートを使用して、アップロードしたすべての動画をダウンロードしてください。