今日の職場環境において仕事用のデバイスを使いやすいものにすることは、単なる望ましい対応に留まらず、必要不可欠な取り組みです。Android Enterprise には、組織で仕事用のデバイスを誰にとっても使いやすいものにするための強力なユーザー補助ツールスイートが用意されています。このスイートには、視覚、聴覚、運動のニーズに対応する機能などが含まれています。
視覚サポート機能
視覚障がいのある従業員をサポートするため、Android には、カスタマイズ可能なさまざまな視覚サポート機能が用意されています。
- Android の点字ディスプレイ対応により、対応する点字ディスプレイに仕事用デバイスを接続することで、触覚的な手段で柔軟に読み取りやデバイスの操作を行えます。
- Lookout は AI と Google の Gemini モデルを使用して詳しい情報をすぐに提供することができ、Android デバイスが強力なビジュアル アシスタントに変わります。画像をすばやく説明したり、職場でビジュアル コンテンツに関する質問に答えたりできる機能です。
- TalkBack は Android のスクリーン リーダーです。これを使用することで、視覚に障がいがある人でも Android の仕事用デバイスをシームレスに操作できます。メール、レポート、アプリの音声フィードバックと音声またはジェスチャー ナビゲーションを利用できます。
聴覚に関する機能
Android には、聴覚障がいのある従業員が操作をカスタマイズして利用しやすくなるよう、次のようなインテリジェントな音声機能が用意されています。
- チームはリアルタイム テキスト(RTT)を使用して、終了ボタンを押すことなくテキストベースの会話をリアルタイムで行うことで、安心して通話を発信、着信できます。
- 音声増幅は、バックグラウンド ノイズを除外し、重要な会話や仕事で使うメディアの音を増幅することで、対面でもオンラインでも職場で重要な音声を聞き取りやすくする機能です。
- Android の補聴器対応により、従業員は対応する補聴器をペア設定して、会議、メディア、仕事のプレゼンテーション音声を直接ストリーミングすることで、どこからでも仕事を行えます。Android で新たにリリースされる LE Audio 補聴器の統合についての説明をご確認ください。
運動に関する機能
Android には、運動障がいのある従業員のニーズに応える機能が用意されています。
- ジェスチャー ナビゲーションは、スワイプやタップなどのシンプルなジェスチャーでスマートフォンを操作することで、業務の効率化を図る機能です。
- カメラスイッチを使用すると、前面カメラをスイッチにして、目や顔の動きで仕事用の Android スマートフォンを操作できます。
- アクション ブロックは、画面上に大きいボタンを作成し、ワンタップで、使用頻度の高いアプリを開いたり、メールを作成したり、タスクを自動化したりできるようにする機能で、ワークフローの簡素化に役立ちます。
関連リソース
- Android のユーザー補助に関する最新の Keyword のブログ投稿をご覧ください。
- 職場での Android のユーザー補助機能について詳しくは、Android Enterprise の最新のデータシートをご覧ください。
- Android のユーザー補助機能の最新のお知らせに関するディスカッションについては、コミュニティをご利用ください。
- 各種ユーザー補助機能の設定方法については、Android のユーザー補助機能のヘルプセンターをご覧ください。