Google Web Designer の各要素には、サイズ、位置、スタイルなどの一連のプロパティがあります。多くの要素が類似のプロパティを持つ一方で、コンポーネントのように特有のプロパティを持つ要素もあります。
プロパティの表示および編集は、[プロパティ] パネルで行えます。
共通のプロパティ
多くの要素が、ここに挙げる共通のプロパティを持っています。要素によっては、共通のプロパティがすべてそろっていない場合もあります。
要素の ID
プロパティ 説明 要素 要素のタイプを表示します。視覚要素やコンポーネントごとに、既定の要素タイプがあります。カスタム要素も作成できます。 ID 要素の ID。イベントのターゲットやレシーバーに設定できるのは、ID を持つ要素のみです。 位置とサイズ
プロパティ 説明 左 ステージ(または親要素)の左端からの距離。ピクセル数で、あるいはステージ(または親要素)全体の幅に対する割合(%)で指定します。 上 ステージ(または親要素)の上端からの距離。ピクセル数で、あるいはステージ(または親要素)全体の高さに対する割合(%)で指定します。 幅 要素の幅。ピクセル数で、あるいはステージ(または親要素)全体の幅に対する割合(%)で指定します。 高さ 要素の高さ。ピクセル数で、あるいはステージ(または親要素)全体の高さに対する割合(%)で指定します。 ピクセル数か割合(%)を選択するには:
測定単位([
px
] または [%
])をクリックし、ポップアップ メニューから使用する単位を選択します。また、[パーセントを使用] アイコン
をクリックすると、位置とサイズのプロパティをすべて割合(%)での指定に変更できます。
このオプションは、要素タイプによっては使用できない場合があります。
幅と高さの比率を維持するには:
「アスペクト比を固定」アイコン
をクリックします。幅または高さを変更すると、比率が維持されるようもう一方のディメンションが自動的に調整されます。
幅または高さを変更しても、もう一方のディメンションが影響を受けないようにするには、アイコン
をもう一度クリックします。
アンカリング
アンカーを使用すると、要素やコンテナのサイズ、パディング、枠線の幅が変更された場合でも、コンテナ内の要素を永続的に整列させることができます。設定した位置または変換のプロパティによって、アンカー ポイントから要素がオフセットされます。
水平アンカリング モードと垂直アンカリング モードを選択します。デフォルトは「左上」です。
水平方向のアンカリング モード
モード 効果 左 要素の左端がコンテナの左端に揃えられます。 中央 要素の水平方向の中心がコンテナの水平方向の中心に揃えられます。 右 要素の右端がコンテナの右端に揃えられます。 垂直方向のアンカリング モード
モード 効果 上 要素の上端がコンテナの上端に揃えられます。 中間 要素の垂直方向の中央がコンテナの垂直方向の中央に揃えられます。 下 要素の下端がコンテナの下端に揃えられます。 サイズ制限
サイズ制限は、指定されたディメンションが制限範囲外である場合でも、要素のディメンションに対して上限を適用します。サイズ制限を削除するには、値を削除してフィールドが空白(---)になるようにします。
プロパティ 説明 最小幅 要素の最小幅。ピクセル数で、またはステージ(あるいは親要素)全体の幅に対する割合(%)で指定します。 最小高さ 要素の最小高さ。ピクセル数で、またはステージ(あるいは親要素)全体の高さに対する割合(%)で指定します。 最大幅 要素の最大幅。ピクセル数で、またはステージ(あるいは親要素)全体の幅に対する割合(%)で指定します。 最大高さ 要素の最大高さ。ピクセル数で、またはステージ(あるいは親要素)全体の高さに対する割合(%)で指定します。 変換、回転、スケーリング
3D 値のタイプ
タイプ 説明 相対値 オブジェクトの 3D の位置、回転、スケーリングを、現在値を基準にして変更できます。変更が終わると値は 0 にリセットされます。 絶対値 オブジェクトの 3D の位置、回転、スケーリングを、ステージを基準にして表示します。 X、Y、Z の値による変換、回転、スケーリング
プロパティ 説明 変換 一番上の行の X、Y、Z の値は、要素の 3D 変換値を表します。 回転 2 行目の値は、各軸を中心とする回転を表します。 スケーリング 3 行目は、スケーリングを表します。「均一に拡大縮小」アイコン をクリックすると、x、y、z 軸に沿って同じスケーリング値が適用されます。
スタイル
塗りつぶし
プロパティ 説明 不透明度 要素の不透明度には、0(完全に透明)から 1(完全に不透明)までの値を設定します。 塗りつぶし 要素を塗りつぶす色を選択するには、塗りつぶしのカラーボックスをクリックします。 オーバーフロー 要素がコンテナからオーバーフローした場合の処理を次の中から選択します。
visible
- コンテンツはコンテナの外部に表示されます。hidden
- コンテンツはコンテナの端でトリミングされます。スクロールバーは表示されません。scroll
- コンテンツはコンテナの端でトリミングされます。スクロールバーは、オーバーフローがない場合でも常に表示されます。auto
- コンテンツはコンテナの端でトリミングされ、必要に応じてスクロールバーが表示されます。initial
- コンテンツには、その初期のオーバーフロー動作が設定されます。inherit
- コンテナは親コンテナからオーバーフローの処理ルールを継承します。鮮明度 要素の鮮明度を次の中から選択します。
visible
- 要素を表示します(デフォルト)。hidden
- 要素を非表示にしますが、レイアウトには影響します。collapse
- 要素を非表示にします。表の行の場合は詰めて表示します。initial
- 要素には、その要素の初期の鮮明度が設定されます。inherit
- 要素は親コンテナから鮮明度のルールを継承します。枠線
プロパティ 説明 ボーダーの色 要素のボーダーの色を選択するには、ボーダーのカラーボックスをクリックします。 ボーダーの幅 ボーダーの幅をピクセル単位またはポイント単位で設定します。 スタイル ボーダーのスタイル。次のいずれかを選択できます。
none
solid
hidden
dotted
dashed
double
groove
ridge
inset
outset
角の範囲 角の丸みの半径をピクセル単位、ポイント単位、割合(%)で設定します。既定では角はすべて同じ半径で設定されます。それぞれの角を個別に設定するには、「値を同一に保つ」アイコン をクリックします。
マージン
要素のマージンをピクセル単位または割合(%)で設定します。既定では、マージンはすべて同じ値に設定されます。各辺を個別に設定するには、「値を同一に保つ」アイコン
をクリックします。
パディング
要素のパディングをピクセル単位または割合(%)で設定します。既定では、パディングの量はすべて同じ値に設定されます。各辺を個別に設定するには、「値を同一に保つ」アイコン
をクリックします。
モーションパス プロパティ
要素にモーションパスが設定されている場合は、アンカー ポイントを追加したり、モーションパスのシェイプを曲線に変更したりすると、[プロパティ] パネルにモーションパス プロパティも表示されます。
ページ プロパティ
各ページには個別のプロパティ セットがあり、要素を選択していない場合に表示、変更できます。
動画広告とアニメーション GIF のプロパティ
動画広告とアニメーション GIF を使用すると、要素を選択していないときに、動画広告のサイズとフレームレートを変更できます。
コンポーネント プロパティ
共通のプロパティの他に、各コンポーネントには固有のプロパティがあります。これについては、各コンポーネントのヘルプページで説明します。