詳細モードでは、タイムラインにキーフレームを追加してアニメーションの始点と終点を指定することで、各要素をアニメーション化します。特定のキーフレームで要素を編集すると、Google Web Designer によって中間のアニメーションが作成されます。
キーフレーム間のスペース(「スパン」)は、アニメーションの長さを示します。たとえば、アニメーションを短くするには、キーフレームを近づける必要があります。イージングを使用すると、アニメーションの移行を加速したり減速したりできます。
詳細モードで要素をアニメーション化するには:
- タイムラインを右クリックし [キーフレームを挿入] を選択して、キーフレームを追加します。
- アニメーションが終わったら要素のプロパティを希望どおりに変更します。要素の位置、色、不透明度のいずれか、または 3 つのプロパティをすべて変更できます。
複数のキーフレームを追加して、同じ要素に対する複数のアニメーション スパンを 1 つにまとめることができます。要素を一定期間変更しないで再度アニメーション化する場合は、プロパティを変更せずにキーフレームを追加します。
例
最初のキーフレームには、アニメーション開始時の要素の状態を設定します。この場合は、画像の不透明度が 0 に設定されているため、非表示になります。
2 番目のキーフレームでは、要素の不透明度が 1(100%)に設定されています。画像は、直前の 1 秒のスパン間にフェードインします。
3 番目のキーフレームにおける要素のプロパティは、前のキーフレームから変更されていません。この 0.5 秒間にアニメーションは発生しないため、画像は変わりません。
最後のキーフレームでは要素の位置が変わり、画像の右半分がステージに表示されます。画像は左にスライドし、1 秒間で指定の位置に移動します。
特定のキーフレームに指定されているプロパティを表示するには、キーフレームを右クリックし、ポップアップ メニューから [アニメーション プロパティ] を選択します。
キーフレームの追加方法
キーフレームを追加する方法は複数あります。タイムラインで、アニメーション化している要素のレイヤを選択し、プレイヘッドを希望するキーフレームの位置に移動します。Ctrl キーまたは ⌘ キーを押しながら選択すると、複数のレイヤを選択できます。その後に次のいずれかの方法を使用します。
- タイムラインを右クリックし、ポップアップ メニューから [キーフレームを挿入] を選択します。
- F6 キーを押します。
- [編集] メニューから [タイムライン] > [キーフレームを追加] を選択します。
アニメーション要素のプロパティを変更する場合にプレイヘッドがキーフレームの位置になければ、Google Web Designer によってキーフレームがプレイヘッドの位置に自動的に追加されます。
タイムライン作業領域の長さ
タイムラインの終点より後にキーフレームを追加する場合は、タイムラインの作業領域の長さを延長できます。たとえば、デフォルトの長さは 12 秒ですが、15 秒の位置にキーフレームを追加することもできます。タイムライン作業領域の長さを変更する手順は次のとおりです。
- タイムラインの上部にある長さインジケーターをクリックします。
- タイムラインの長さの新しい値(秒数)を入力します。最小値は 12 秒です。
- Enter キーを押します。
タイムライン作業領域は、アニメーションに合う長さを持っている必要があります。タイムラインの長さに未使用の部分があっても、アニメーションの再生時間には影響しません。
動画広告のタイムラインの長さは最大 5 分です。
タイムラインの目盛り
タイムラインの目盛りを調整するには、タイムラインの右上付近にあるズーム スライダーをドラッグします。複数のキーフレームの位置が密接している場合は、ズームすると便利です。ズームレベルはタイムラインの表示を変更するだけであり、アニメーションのタイミングには影響しません。
複数のキーフレームで構成されるアニメーションの長さを変更する場合は、複数のスパンをスケーリングすると、それらのスパンを均等に伸縮できます。