背景ツールを使用すると、背景要素を描画し、要素の背後の領域に CSS フィルタのエフェクトを適用できます。
背景フィルタのエフェクトが背景に表示されるようにするには、背景要素を少なくとも部分的に透明にする必要があります。デフォルトでは、新しい背景要素は不透明度レベル 0.5 で作成されます。このレベルを変更することにより、背景フィルタのエフェクトの強度を調整できます。
背景要素を追加するには:
- ツールバーの背景ツール
を長押ししてポップアップ メニューを表示し、背景要素のシェイプを次の中から選択します。
長方形
楕円
ポリゴン
- 背景シェイプの追加オプションを設定します。
- 長方形のみ: 角を丸くするには、上部のツール オプション バーで角の半径を設定します。四隅の角すべてに同じ半径を適用するには、一定に保つボタン
を使用します。
- ポリゴンのみ: 上部のツール オプション バーからシェイプを選択します。[自由形式] オプションを使用すると、独自のシェイプを描画できます。[標準ポリゴン] オプションを選択した場合は、ポリゴンの辺の数を入力します。
- 長方形のみ: 角を丸くするには、上部のツール オプション バーで角の半径を設定します。四隅の角すべてに同じ半径を適用するには、一定に保つボタン
- 背景要素を描画します。
- Shift キーを押しながら描画すると、要素の幅と高さが同じになります。Shift キーは、自由形式の要素または特定のプリセット シェイプ(各辺が常に同じ長さに描画される三角形、菱形、五角形、六角形、星)では機能しません。
- Alt キーを押したままにすると、描画の開始位置が要素の中心点になります。
- ポリゴンの背景を描画した後で、個々の頂点をドラッグして背景シェイプを変更することはできますが、辺の数を変更することはできません。
- [CSS 効果] パネルで、適用する背景フィルタを設定します。デフォルトでは、新しい背景要素にはぼかしフィルタが追加されます。次のフィルタを使用できます。
背景フィルタのリスト
ぼかし背景にぼかしを付けます。
設定オプション
- 半径 - ぼかしの半径(0~100 ピクセル)を設定します。
背景の明るさを調整します。
設定オプション
- パーセンテージ - 0% では背景が黒になり、100% では背景は変化しないままです。最大のパーセンテージは 1,000% です。
背景のコントラストを調整します。
設定オプション
- パーセンテージ - 0% では背景がグレーになり、100% では背景は変化しないままです。最大のパーセンテージは 1,000% です。
背景にドロップ シャドウを付けます。このエフェクトは、別の背景フィルタと組み合わせた場合、または親要素が部分的に透明な場合にのみ表示されます。
設定オプション
- オフセット x - ドロップ シャドウまでの水平距離(-100~100 ピクセル)。
- オフセット y - ドロップ シャドウまでの垂直距離(-100~100 ピクセル)。
- 半径 - シャドウのぼかしの半径(0~100 ピクセル)。
- 色 - シャドウの色。
背景をグレースケールに変換します。
設定オプション
- パーセンテージ - 0% では背景は変化しないままで、100% では背景は完全にグレースケールになります。
背景の色を調整します。
設定オプション
- 角度 - カラーホイールを回転させる角度(0~360 度)。
背景の色を反転させます。
設定オプション
- パーセンテージ - 0% では背景は変化しないままで、100% では背景の色は完全に反転します。50% ではグレーで表示されます。
背景の不透明度を変更します。このエフェクトは、別の背景フィルタと組み合わせた場合にのみ表示されます。
設定オプション
- パーセンテージ - 0% では背景は完全に透明になり、100% では背景は変化しないままです。
背景の彩度を上げます。
設定オプション
- パーセンテージ - 0% では背景の彩度は完全に下がり、100% では背景は変化しないままです。最大のパーセンテージは 1,000% です。
背景をセピアに変換します。
設定オプション
- パーセンテージ - 0% では背景は変化しないままで、100% では背景は完全にセピアになります。
別のフィルタの追加
背景要素には複数のフィルタを設定できます。フィルタを追加するには:
- 背景要素を選択します。
- [CSS 効果] パネルで
[背景フィルターを追加] をクリックします。
- 適用するフィルタを選択します。
フィルタの並べ替え
同じ背景要素に複数のフィルタを適用すると、それらは [CSS 効果] パネルに表示されている順序で適用されます。
フィルタを並べ替えるには:
- 並べ替えるフィルタの名前にカーソルを合わせます。3 つのドット
が表示されます。
- ドットをハンドルのように使用し、フィルタをパネル内の目的の場所にドラッグ&ドロップします。
フィルタの非表示
フィルタを非表示にすると、ステージ ファイル、プレビュー ファイル、公開ファイルにエフェクトが表示されなくなります。
フィルタを非表示にするには:
- フィルタ名にカーソルを合わせます。
- 非表示
アイコンをクリックします。
- フィルタを再度表示するには、表示
アイコンをクリックします。
非表示フィルタのコントロールは編集できません。
フィルタの削除
フィルタを削除するには:
- フィルタ名にカーソルを合わせます。
- 削除
アイコンをクリックします。
背景要素の編集
背景要素は、ステージ上で直接編集することも、[プロパティ] パネルを使用して編集することもできます。
背景要素のサイズを変更する
サイズを変更する背景要素を選択して、次の手順を実施します。
- [プロパティ] パネルで幅と高さのプロパティを編集します。
- 上部にあるツール オプション バーで、[変形コントロール] オプションをオンにして選択ツール
を使用します。
- Shift キーを押しながらドラッグすると、元のアスペクト比を維持できます。
- Alt キー(Windows)または option キー(Mac)を押しながらドラッグすると、中心点を変更せずに背景要素のサイズを変更できます。
長方形背景要素の角の曲率を変更する
長方形背景要素の角は、直角または角丸に変更できます。角丸にした場合は、曲率半径を調整できます。
- 背景要素を選択します。
- [プロパティ] パネルで、角の半径をピクセルまたはパーセンテージで調整します。半径を 0 に設定すると、角が直角になります。
- 一定に保つボタン
が有効な場合、四隅の角すべてに同じ値が適用されます。それぞれの角を個別に設定するには、このボタン
を無効にします。
ポリゴン背景要素のシェイプを変更する
ステージ上でポリゴン背景要素のシェイプを調整できます。
- ポリゴン背景要素を選択します。
- ツールバーからポリゴン背景シェイプ
ツールを選択します。各頂点にハンドルが表示されます。
- 各頂点を任意の場所にドラッグします。
- Shift キーを押しながらドラッグすると、1 つの軸(垂直または水平)のみに沿って頂点を動かすことができます。
注: 既存のポリゴン背景シェイプの辺の数は変更できません。
背景要素をアニメーション化する
背景要素のアニメーションは、動画ドキュメントでのみ使用できます。
背景要素のサイズ、位置、フィルタのプロパティをアニメーション化できます。
アニメーション化された楕円背景要素
長方形背景要素では、角丸をアニメーション化できます。ポリゴン背景要素では、キーフレームで頂点の位置を変更することにより、要素のシェイプをアニメーション化することもできます(ただし、辺の数は変更できません)。
マルチサイズ レイアウト内の背景要素
マルチサイズ レイアウトはイメージ広告でのみ使用できます。
マルチサイズ レイアウトを使用すると、特定のサイズとサイズ範囲について背景要素のプロパティ(フィルタ プロパティなど)をオーバーライドできます。ポリゴン背景要素のシェイプを変更することもできます。
背景フィルタがオーバーライドされている場合、[レスポンシブ] パネルの [背景フィルタ] ラベルが黄色になります。
他の要素と同様、背景要素を追加または削除できるのはベース ドキュメントの編集時のみです。