画像処理では、アルゴリズムに従って画像を操作できます。Google Web Designer では次の画像処理操作を使用できます。
SVG 画像は、画像処理ではサポートされていません。
[画像処理] ダイアログを開くには、画像を選択して [編集] > [画像処理] でメニュー コマンドを使用するか、画像を右クリックしてポップアップ メニューから [画像処理...] を選択します。ダイアログ内のすべての画像処理操作が利用できます。
操作を適用した後、[元に戻す] および [やり直す]
ボタンを使用すると、処理前後の画像がそれぞれどのように表示されるか確認できます。また、[キャンセル] をクリックすると、すべての変更を元に戻し、ダイアログを終了できます。
画像に問題がなければ、[保存] をクリックします。処理済みの画像は新しいアセットとして [ライブラリ] に保存され、ファイル名には一意のサフィックスが追加されます(例: image_1.png)。
自動補正
自動補正では、画像の明るさ、コントラスト、彩度を調整します。
自動補正を適用するには、[自動修正] ボタンをクリックします。
元の画像 | 補正された画像 |
画像の修復
画像の修復では、不要なオブジェクトを塗りつぶして周辺の領域と同じように見えるようにして、オブジェクトを取り除きます。次のいずれかの方法で、画像の修復を行うリージョンを指定できます。
- [リージョンを選択]
コントロールを使用して、目的のリージョンの周辺のボックスを選択します。
- [リージョンを描画]
コントロールを使用して、目的のリージョンの上で描画します。[サイズ] スライダーを使用すると、描画ツールのサイズを調整できます。
選択または描画を終えるとすぐに画像の修復が行われますが、マウスを離す前に Esc キーを押せば中止できます。
元の画像 | 修復された画像 |
画像の拡張
画像の拡張では、追加された領域に対して、画像の他の部分と同じように見えるコンテンツを生成して塗りつぶします。幅または高さのどちらについても、画像の辺を 20% 拡張できます。画像を拡張するには:
- 次のいずれかの方法で、拡張する領域を定義します。
- [コントロール] パネルで、画像の各辺について拡張の程度をピクセル数で指定します。
- 画像の周りのハンドルをドラッグして、拡張する領域のサイズを変更します。
- [適用]
ボタンをクリックします。
元の画像 | 拡張された画像 |
対象の抽出
対象を抽出することで、画像内の前に位置するオブジェクトが検出され、背景が透明になります。処理済みの画像は、透明になった状態を維持するために PNG 形式で保存されます。
- [リージョンを選択]
コントロールを使用して、画像の対象を含む領域を選択するか、画像全体を選択します。背景(対象として検出されない部分)は赤みがかった色で表示されます。
- [選択領域に追加]
および [選択領域から削除]
コントロールを使用すると、対象として含める部分または除外する部分の上に描画して、選択範囲を絞り込むことができます。
- [サイズ] スライダーを使用すると、追加ツールまたは削除ツールのサイズを変更できます。
- [適用]
ボタンをクリックします。
元の画像 | 抽出された対象 |
切り抜き
切り抜きを行うと、画像を切り取って不要な端の削除、画像のサイズ変更を行えます。
- [アスペクト比] プルダウンで、切り抜き後の画像の幅と高さの比率を選択します。
- カスタム: 切り抜きの選択範囲を自由にサイズ変更できます。
- オリジナル: 元の画像と同じアスペクト比を維持します。
- 数値の比率を入力すると、選択した比率に合う切り抜きの選択範囲が示されます。
- 必要に応じて、切り抜きの選択範囲を手動で調整します。
- 切り抜きの選択範囲の輪郭にあるハンドルをドラッグして、選択範囲のサイズを変更します。選択したアスペクト比が適用されます。
- 選択範囲をドラッグすると、サイズを変更せずに移動できます。
- [適用]
ボタンをクリックします。
元の画像 | 切り抜かれた画像 |