検索結果
Chat のメッセージを検索すると、検索条件に一致するメッセージとともに、同じ会話内で一致するメッセージの前後にある一部のメッセージが返されます。前後のメッセージにより会話のコンテキストを把握することができます。
DM、グループ チャット、インライン スレッド形式のスペース内で、一致したメッセージの前後関係がわかるように、Vault では同じ会話の一致したメッセージの前後 12 時間以内に送信されたメッセージも表示されます。一致したメッセージがインライン返信である場合、Vault は一致したメッセージの返信先の最上位メッセージを基準に時間の範囲を計算します。文脈を把握できるように、その期間内のすべての最上位メッセージと、それらの最上位メッセージへのすべてのインライン返信が表示されます。次に例を示します。
- メッセージ A が送信され、10 時間後にメッセージ B が送信されたとします。メッセージ B のインライン返信として、メッセージ B2 が 2 日後に送信されます。メッセージ C は、メッセージ B2 の 10 時間後に送信されます。Vault の検索でメッセージ B2 のみが一致した場合、Vault にはメッセージ A、B、B2 が含まれますが、C は含まれません。
期間は、メッセージ B の前後 12 時間として計算されます。メッセージ A は、その期間(10 時間)内にあるため、含まれます。メッセージ B は、その期間(0 時間)内にあるため、含まれます。メッセージ B2 は、その最上位メッセージであるメッセージ B が含まれているため、含まれます。メッセージ C は期間内ではない(メッセージ B の 2 日と 10 時間後)ため、含まれません。
長い会話の場合、プレビューには最初の 1,500 件のメッセージ(最大 900 MB で、一致した各メッセージの 12 時間前までさかのぼったもの)のみが表示されます。ただし、検索結果の書き出しには、プレビューに含まれていないものも含め、クエリに一致するメッセージおよびその前後に送信されたメッセージのすべてが含まれます。
エクスポート
Chat メッセージを書き出すと、Vault は検索条件に一致するメッセージとともに、上記で定義したコンテキストを書き出します。
Vault は、最上位のメッセージ間に 24 時間の空白がない限り、Chat の会話を 1 つのドキュメントとして書き出します。会話が 24 時間中断された場合、Vault は次の 24 時間の中断まで、すべての最上位メッセージ(およびそのすべてのインライン返信)を含む新しいドキュメントを作成します。次に例を示します。
- メッセージ A が送信され、10 時間後にメッセージ B が送信され、メッセージ B の 20 時間後にメッセージ C が送信され、3 通のメッセージすべてが検索条件に一致したとします。
Vault は、メッセージ A の 12 時間前からメッセージ C の 12 時間後までの会話全体を 1 つのドキュメントとして書き出します。メッセージ A とメッセージ C は 24 時間以上離れて送信されていますが、各メッセージ間では 24 時間の差はありません。
- メッセージ A が送信され、10 時間後にメッセージ B が送信され、メッセージ B の 30 時間後にメッセージ C が送信され、3 通のメッセージすべてが検索条件に一致したとします。
メッセージ B とメッセージ C の間に 24 時間の差があるため、Vault は(1)メッセージ A の 12 時間前からメッセージ B の 12 時間後までのドキュメントと、(2)メッセージ C の前後 12 時間のドキュメントの 2 つのドキュメントを書き出します。