Google Cloud Storage(GCS)を介して、ショッピング データを Google に安全に送信できます。Google Cloud Storage は新しいクラウドベースのストレージ サービスで、Google のインフラストラクチャ上に、データを保存してアクセスすることができます。Google Cloud Storage は、Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)、Eucalyptus Systems, Inc. などのサービスと併用できる多数のクラウド ストレージ ツールやライブラリと互換性があります。
仕組み
Google Cloud Storage を使用する操作は、SSH ファイル転送プロトコル(SFTP)サーバーの場合と同様で、ファイル転送クライアントを使ってファイルの送信とアクセスができます。Google Cloud Storage では、フォルダの代わりに「バケット」を使いますが、Google Cloud Storage で Merchant Center アカウントをセットアップすると、ショッピング データ用のプライベート バケットが自動的に割り当てられます。高度なセキュリティ、最高 10 ギガバイトの容量、他のアプリケーションにも利用できる柔軟なインフラストラクチャなど、販売店が Google Cloud Storage を使用することには多くのメリットがあります。
Merchant Center に商品を送信したいデベロッパーが Google Cloud Storage を使用することもできます。ただし Google Cloud Storage の性質上、デベロッパーはアプリケーションのプログラミングに関する技術的な知識と経験が必要です。詳細については、Google Cloud Storage に関する記事をご覧ください。
手順
Google Cloud Storage を通じて商品データソースを送信する際は、既存のバケットに書き込むことになるため、サービスを起動する必要はありません。Google Cloud Storage サービスを起動する必要がある場合と必要がない場合について詳しくは、こちらをご覧ください。
ステップ 1/4: Google Cloud Storage と Merchant Center のアカウントをリンクする
- Merchant Center アカウントで、設定とツールアイコン
をクリックします。
- [データソース] を選択します。
- [SFTP と Google Cloud Storage] タブで、[現在のユーザー](Google Cloud Storage と Merchant Center の両方のアカウントで同じログイン メールアドレスを使用する場合)を選択するか、[別のユーザー] を選択して Google Cloud Storage のログイン メールアドレスを指定します。
- [Google Cloud Storage にリンク] をクリックすると、商品データのバケットが自動的に割り当てられ、[Google Cloud Storage のバケット名] に表示されます。
ステップ 2/4: 商品データソースを準備する
- 商品データソースを作成します。
- 商品データソースを送信する前に、商品データソースを Merchant Center に登録します。
ステップ 3/4: Google Cloud Storage を介してデータを送信する
Google Cloud Storage から Merchant Center のバケットにデータをアップロードする方法について詳しくは、Google Cloud Storage ガイドをご覧ください。
gsutil または gs Python ライブラリを使用して、アップロードのスケジュールを設定することをおすすめしますが、S3 と互換性のあるクライアントもほとんどが利用できます。
- 例: gsutil -d cp <filename> gs://merchantcenter123456 </filename>
ステップ 4/4: 送信を確認する
アップロードしたデータが正しい形式であることを確認してください。
送信完了後 15 分以内に、[データソース] ページの [ステータス] 列に、Google がそのデータを処理中であることが表示されます。[ステータス] 列が更新されない場合、またはエラーが表示される場合は、こちらのトラブルシューティング ページや、データソースのトラブルシューティング方法についての記事をご覧ください。