統計情報をより包括的かつ便利にご利用いただけるよう、2019 年 7 月に指標について大幅な更新を行いました。この変更により、レポートを設定する際の選択肢が広がりました。
この変更はユーザーとデバイスに関するすべての指標に対するものであり、その結果、レポートの設定方法や解釈の方法が変わった可能性があります。下記の表を使うと、以前の指標の名前に対応する新しい指標の設定を確認し、以前のデータと互換性のあるレポートを生成できます。
この更新についての詳細は、Android Developers サイトをご覧ください。
ヒント: 設定した統計情報を定期的に確認する場合は、必ず [レポートの保存] をクリックしてください。
新しい指標の設定 |
備考 |
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インストール ユーザー数 |
[ユーザー] > [ユーザー獲得数] > [新しいユーザー] |
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アンインストール ユーザー数 |
[ユーザー] > [ユーザー減少数] > [総ユーザー数] |
ユーザーが非アクティブになった時点と、同じユーザーが 1 日に複数回アプリをアンインストールした場合を正確に特定できるようになったため、この値は増える場合があります。
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アクティブなインストール デバイス数 |
[デバイス] > [アクティブなデバイス] |
測定の精度を高めるために使用するシグナルを増やしたため、この値は増える場合があります。 |
インストール数(デバイス数) | [デバイス] > [デバイス獲得数] > [新しいデバイス] | |
アンインストール数(デバイス数) |
[デバイス] > [デバイス減少数] > [すべてのデバイス] |
デバイスが非アクティブになった時点と、同じデバイスから 1 日に複数回アプリがアンインストールされた場合を正確に特定できるようになったため、この値は増える場合があります。 |
デバイス別のアップデート |
[デバイス] > [デバイスのアップデート] |
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インストール指標 |
[デバイス] > [インストール指標] |
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アンインストール指標 |
[デバイス] > [アンインストール指標] |
ユーザーが非アクティブになった時点を正確に特定できるようになったため、この値は増える場合があります。 |
よくある質問
今回の変更の理由を教えてください。これまでの指標は、全体像がわかりにくくなっていました。市場とテクノロジーの進化に合わせて、Google は今後もデベロッパーにとって有用な指標を提供していきたいと考えています。アプリチームができることもますます増えて高度なものになり、より的確なビジネス上の判断を下すためにはさらに精緻かつ詳細なデータが必要です。
たとえば、リピーターは多くのアプリの成長にとって今や不可欠な要素となっています。新しいテクノロジー(ピアツーピアなど)がアプリの普及にとって重要となり、Google だけがそれをデベロッパーに説明できる立場にあります。同様に、デベロッパーの多くがプリインストールによってユーザー数を増やしており、それによりどれほどの成果を得ているかを把握したいと考えています。
データへのアクセス方法は変わりません。[統計情報] ページのインターフェースは変わらないため、ダウンロード可能な CSV を生成できます。ダウンロード可能な CSV では新しい指標がこれまでの指標に自動的にマッピングされるため、引き続きこれまでと同様に機能します。
ヒントをいくつかご紹介します。
- これまでの指標と比較できるデータにアクセスする必要がある場合は、上記の表を使用して、それらの指標に相当する新しい指標を設定してください。
- このような統計情報を定期的に再確認し、特に有用と判断した設定を再利用する場合は、必ず [レポートの保存] をクリックしてください。
- [統計情報] ページにある [ダウンロード] オプションを使用すると、生成したレポートを CSV として簡単に保存できます。
いいえ、以前のデータが再計算されることはありません。リリース日から新しい指標に完全に切り替わります。
基本的には対応する指標があります。これまでの指標と比較できるデータにアクセスする必要がある場合は、上記の表を使用して、それらの指標に相当する新しい指標を設定してください。ただし一部の指標(ユーザー獲得数、デバイス獲得数など)については、カウント方法がより正確になったため、アプリによってはこうしたデータの値が増える可能性があります。
イベント数は、発生するたびにカウントされます。たとえば、ユーザーがアプリをインストールするたびにカウントされます。
ユニーク数とは、あるイベントが発生したユーザーまたはデバイスの数です。たとえば、アプリをインストールする個々のユーザーがカウントされます。
2 人のユーザーがいるとします。ある週にそのうちの 1 人がアプリを 1 回インストールしました。もう 1 人は同じ週にインストールしてからアンインストールし、最後に再インストールしました。その週のユーザー獲得イベント数は 3 回ですが、ユニーク ユーザーの獲得数は 2 人です。
アクティブ数は、アプリがインストールされているデバイスのうちアクティブなデバイスの数、またはそうしたアクティブなデバイスを 1 台以上持つユーザーの数です。これは、アプリのインストール数またはユーザーのサイズの概算と理解できます。
アクティブなデバイスとは、過去 30 日間に 1 回以上 Google にチェックインしたデバイスのことです。
ダウンロード可能な CSV では自動的に新しい指標がこれまでの指標にマッピングされるため、引き続きこれまでと同様に機能します。
一部の指標(ユーザー獲得数、デバイス獲得数など)については、カウント方法がより正確になったため、アプリによってはこうしたデータの値が増える可能性があります。
何をしようとしているかによります。ただし、今回の変更によって Google が実現しようとしたことの 1 つは、指標の透明性を高め、比較しやすくすることです。
たとえば、今回の変更によりユニーク ユーザーの獲得数とユニーク ユーザーの減少数(月別に集計されます)が比較できるようになり、ユーザー数の増加率がわかるようになりました。これまでは、インストールしたユーザー数とアンインストールしたユーザー数の指標を比較できなかったため、増加率を把握することはできませんでした。
はい、以下をおすすめします。
ユーザー数の増加をさらに詳しく分析する(これまでにアプリを試したことのあるユーザー数を計算する)には:
- 指標 1: [ユーザー獲得数] > [新しいユーザー]
- 指標 2: [ユーザー獲得数] > [リピーター]
- ディメンション: [国] を選択してから、最も重要な国を別個に表示するように追加します([国を追加] をクリックします)。
ユーザー数の増加について、ユーザーの獲得と定着のどちらによる影響が大きいかを判断するには:
- 指標 1: [ユーザー獲得数] > [総ユーザー数]
- 指標 2: [ユーザー減少数] > [総ユーザー数]
デバイスの減少にアプリの品質が関連しているかどうかを確認するには:
- 指標 1: [デバイス] > [アンインストール指標]
- 指標 2: [モニタリングと改善] > [クラッシュ](または [モニタリングと改善] > [ANR])
- ディメンション: [デバイス]
アプリが使える状態になっているユーザー数とデバイス数を大まかに把握するには:
- 指標 1: [ユーザー] > [利用ユーザー](30 日間の移動平均)
- 指標 2: [デバイス] > [アクティブなデバイス数](30 日間の移動平均)
- ディメンション: [国]
- ヒント: [期間] の下にある [推移の分析] グラフを使って、指定した期間中に最も大きな変更のあったディメンションをすぐに確認できます。
いいえ、あなたしか表示できません。ただし、統計情報の URL は共有できます。共有したいレポートを設定したら、URL 全体をコピーして、共有するユーザーに送信してください。Google Play Console とアプリへのアクセス権を持つユーザーなら誰でも同じレポートをそのまま表示できます。
いいえ、できません。ユニーク デバイスやユニーク ユーザーに対するデータの集計のため、週別の指標はリリースから 2 週間後に表示されるようになります。月別の指標は 1 か月分の全データが収集されてから表示され、四半期別の指標は 1 四半期分の全データが収集されてから表示されます。