アプリのリリースが 100% のユーザーに公開済みであっても、公開を中止することは可能です。アプリに重大な問題が見つかった場合、「段階的な公開を中止」機能を使用して問題のあるバージョンのインストールやアップデートを中止することで、新規および既存のユーザーへの影響を最小限に抑えることができます。完全公開済みのリリースを中止すると、中止したバージョンを使用していないユーザー（新規のユーザーも含む）には、以前のバージョンが配信されるようになります。
完全公開済みのリリースを中止するには
- トラックページの [リリース] タブに移動します。
- [公開を管理] > [段階的な公開を中止] を選択します。
主な機能
主な機能は以下のとおりです。
- 内部テストトラック以外のトラックで完全に公開済みのリリースを、Google Play Console のウェブ UI またはモバイル UI から直接、または Publishing API 経由で中止できます。中止したバージョンはユーザーに配信されなくなります。
- リリースを中止すると、新規ユーザーや対象となるユーザーには以前の完全公開済みバージョンが代わりに配信されるようになります。
- 中止したリリースを、任意の割合のユーザーを対象として再開できます。これにより、問題を修正した後にリリースを段階的に再配信できます。
考慮事項
完全公開済みのリリースを中止する機能を使用する前に、以下の点を考慮しておくことが重要です。
- 中止しようとするリリースが、長期にわたって配信されている場合や大部分のユーザーに配信済みである場合は、すでにほとんどのユーザーが中止するバージョンに更新済みである可能性が高く、中止が最適な解決策でない可能性があります。
- 各トラックの初回リリースを中止することはできません。現在の完全公開済みリリースがアプリの初回バージョンである場合は、元に戻すための以前のリリースが存在しません。
- 以前のリリースにポリシー違反がある場合、中止したリリースの代わりとして使用することはできません。
完全公開済みのリリースを中止する機能を使用してアプリのリリース管理を強化し、完全公開後に発生した問題の影響を迅速に軽減することで、ユーザー エクスペリエンスの向上を図ることができます。