EEA でのアプリ配信の柔軟性について

欧州経済領域(EEA)のデジタル市場法(DMA)により、Google Play を含むオンライン プラットフォームに大きな変化がもたらされました。この法律の重要な点のひとつは、指定されたオンライン仲介サービス(OIS)と、EEA に拠点を置くビジネス ユーザーまたは EEA のユーザーにサービスを提供するビジネス ユーザーとの間の契約において、最恵国待遇(MFN)条項(パリティ条項とも呼ばれます)を禁止したことです。DMA は基本的に、Google Play などのプラットフォームがデベロッパーに対して、EEA 内の他の配信チャネルと同じ価格や条件を自社のプラットフォームで提供するよう要求することを禁止しています。

Google Play は、指定された OIS として、これらの規制を遵守するための措置を講じています。Google Play は 2024 年の初頭、契約に MFN 条項が含まれている可能性のあるデベロッパーに対して、免除通知を発行しました。この免除により、MFN 条項は実質的に削除されます。対象となるデベロッパーは、アプリ デベロッパーとして Google Play との契約にとらわれることなく、EEA のユーザーに対し、Google Play ストアとは異なる価格や条件で、その他のプラットフォームでもアプリを提供することができます。

従来はこうした MFN 条項により、デベロッパーは Google Play と EEA 内の他の配信チャネルとの間で価格や条件を同一に保つことが求められていました。その結果、価格戦略、提供される機能、さらには製品やサービスの提供地域にまで影響を及ぼす可能性がありました。この免除は、デベロッパーが拠点としている場所には関係なく、Google Play を通じて EEA 内のエンドユーザーに製品やサービスを提供しているかどうかを考慮して適用されます。この免除は、影響を受けるデベロッパーに個別に通知したとおり、2024 年 1 月 1 日から有効となっています。

今回の調整により、デベロッパーは EEA 内でのアプリの配信や価格設定をより柔軟に行えるようになります。免除を受けているデベロッパーを確認する方法には制限があります。この情報にアクセスできるのは、基本的に 2024 年初頭にメールまたは郵送で免除の通知を受け取ったデベロッパーのみとなります。この免除が契約に及ぼす影響についてご不明な点がございましたら、[email protected] までお問い合わせください。

詳しくは、Google との契約に関する過去の変更についての説明をご覧ください。

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