助けが必要な場合に、Google Pixel Watch から緊急サービスに発信できます。起動してから少なくとも 1 回スマートウォッチのロックを解除していれば、ロックを解除せずに緊急連絡先に発信できます1。Google Pixel Watch 2、Google Pixel Watch 3 では、スマートフォンが近くになくても、安全確認7を含むすべての安全機能を利用できます。
一方、Google Pixel Watch(Wi-Fi モデル) から緊急サービスに発信するには、スマートフォンが必要です。この機能を使用するには、スマートフォンが近くにあり、Bluetooth で接続されている必要があります。スマートフォンに Bluetooth で接続されていない場合、スマートウォッチを使用して緊急サービスと通話することはできません。
Google Pixel Watch LTE から緊急サービスに発信する場合、スマートフォンは必要ありません。ただし、緊急サービスに発信するには、スマートウォッチの LTE 接続が有効になっている必要があります。Google Pixel Watch 2 LTE で Fitbit Premium に登録している場合は、セーフティ シグナルを使用できます。
セーフティ シグナル5により、スマートフォンが近くになくても安全機能を利用できます。Fitbit Premium の有効なサブスクリプションがあれば、セーフティ シグナルを通じてスマートフォンを使わずに安全機能を利用できます。詳しくは、Google Pixel Watch でセーフティ シグナルを使用するをご覧ください。
一部の地域では、Google Pixel Watch から緊急通報を発信するには、LTE 携帯通信会社の利用またはセーフティ シグナルのいずれかが必要です。
Google Pixel Watch の安全機能をオンにして使用する
さまざまな安全機能をオンにして使用する方法を以下の表にまとめています。
安全機能 |
Google Pixel Watch |
Google Pixel Watch 2 |
Google Pixel Watch 3 |
---|---|---|---|
自動車事故検出 | — | ✓ | ✓ |
✓ |
✓ |
✓ | |
転倒検出4 |
✓ |
✓ |
✓ |
— |
✓ |
✓ | |
— |
✓ |
✓ | |
脈拍停止の検出 | — | — | ✓ |
✓ (Wear OS 4 以降) |
✓ |
✓ | |
安全確認7 |
✓ (Wear OS 4 以降) |
✓ |
✓ |
✓ (Wear OS 4 以降) |
✓ |
✓ |
自動車事故検出
自動車事故検出は、重大な自動車事故に遭った場合に事故を追跡できる機能です。緊急サービス(米国の 911 など)に自動的に発信し、緊急連絡先に知らせて、ユーザーの位置情報を共有します。
自動車事故検出の仕組み
Google Pixel Watch の自動車事故検出は、スマートフォンの位置情報やモーション センサーなどの情報を使用します。スマートフォンは自動車事故を検出すると、緊急サービスに自動的に発信します。この通話は Android の緊急位置情報サービス(ELS)を使用します。また、ユーザーの現在地と発生した事象に関する情報を送信することがあります。
緊急事態の共有と自動車事故検出を組み合わせて使用することで、事故が検出されてユーザーからの応答がない場合に、緊急連絡先とリアルタイムの位置情報を共有することもできます。
重要:
- 自動車事故検出と緊急位置情報サービスは、どちらも単独で使用できます。
- 緊急位置情報サービスは、その地域で利用可能なすべての緊急通報に対応して、緊急サービスにユーザーの位置情報を送信します。
- 自動車事故検出(有効になっている場合)は、緊急事態が発生して自動的に発信する場合に必ず緊急位置情報サービスを使用します。
- 緊急位置情報サービスを無効にしても、自動車事故検出は引き続き機能します。
自動車事故が検出されると、スマートウォッチの緊急情報サービスがチェックインし、全画面表示で 60 秒間のカウントダウンが始まります。スマートウォッチが振動してアラームが鳴ります(このアラームは、サイレント モードやおやすみ時間モードでも鳴ります)。カウントダウンをキャンセルするには、[私は大丈夫です] をタップします。
緊急サービスにすぐに発信するには、[911 に発信](またはお住まいの国によって異なるデフォルトの緊急サービスの電話番号)をタップします。通話は、デフォルトでは、その国 / 地域における自治体の緊急サービス地域に自動で発信されます。
重要:
- 事故の可能性が検出され、ユーザーからの応答がない場合、スマートウォッチはユーザーの代わりに緊急サービスに発信します。スマートウォッチは緊急サービスとの通話中に音声メッセージを再生し、事故の可能性があることや、ユーザーからの応答がないことを緊急通報先に知らせ、位置情報を提供します。
- 緊急サービスに直接伝えたい場合は、[911 に発信](またはお住まいの国 / 地域のデフォルトの緊急サービス用電話番号)をタップして、自動メッセージを停止できます。
- すべての事故を検出できるわけではありません。
- 衝撃の強い運動によって、自動車事故検出が作動することもあります。
- 状況によっては、Google Pixel Watch から緊急サービスに発信できないこともあります(接続しているモバイル ネットワークの電波が弱い場合など)。
- 機内モードやバッテリー セーバーがオンになっている場合、自動車事故検出は機能しません。
自動車事故検出の設定は、緊急情報サービスアプリにログインする際に使用した Google アカウントに関連付けられます。どのデバイスで自動車事故検出を有効または無効にしても、同じ Google アカウントにリンクされているすべての対応デバイスで設定が同期されます。
Google Pixel Watch で操作する場合
- Google Pixel Watch のリューズを押します。
- [緊急情報]
[自動車事故検出] をタップします。
ペア設定したスマートフォンの緊急情報サービスアプリで操作する場合
- スマートフォンで [
を開きます。
- [機能]
[自動車事故検出] をタップします。
Google Pixel Watch アプリで操作する場合
- スマートフォンで Google Pixel Watch
を開きます。
- [安全性と緊急情報]
[自動車事故検出] をタップします。
自動車事故検出は、Google Pixel Watch だけでなく、Bluetooth でペア設定されていれば Google Pixel でも動作します。ペア設定が有効であれば、両方のデバイスがユーザーの状況を確認し、ユーザーはどちらか一方のデバイスに応答できます。
スマートウォッチが、ペア設定したスマートフォンと Bluetooth で接続されておらず、スマートフォンの近くにない場合、自動車事故検出はそれぞれのデバイスで個別に実行されます。この場合、両方のデバイスの電源がオンになっている必要があります。
自動車事故検出は、以下の言語と国または地域でご利用いただけます。
対応言語 | 対象の国と地域 |
|
|
緊急 SOS
緊急 SOS は、緊急時に即座に救助を求めるための方法です。リューズを 5 回すばやく押した後に画面を 3 秒間長押しすると、緊急サービスに緊急 SOS が発信されます。3 秒以内に画面から指を離すと、最初の画面に戻り、発信されません。
ヒント: 画面を長押しするのではなく、5 秒間のカウントダウン後に緊急サービスに自動的に発信するよう緊急 SOS を設定できます。
緊急サービスではなく指定した緊急連絡先に発信するように緊急 SOS を設定することも可能です。緊急連絡先を追加するをご覧ください。
重要:
-
Google Pixel Watch(Wi-Fi モデル) では、国によっては一部の緊急通報番号に発信できないことがあります。スマートフォンが近くにあり、スマートウォッチとペア設定されている場合は発信できます。
-
Google Pixel Watch LTE を使用している場合、有効な LTE 接続またはセーフティ シグナルがないと、国によっては緊急通報番号に発信できないことがあります。
スマートフォンで緊急位置情報サービスがオンになっていて、地域の緊急サービスで ELS が使用されている場合、ユーザーの位置情報が共有されます。Google Pixel Watch LTE の場合、緊急位置情報サービスはデフォルトでオンになっています。スマートウォッチで緊急位置情報サービスをオンにする手順は次のとおりです。
-
リューズを押し、[緊急情報]
[緊急位置情報サービス] をタップします。
-
[緊急位置情報サービスを使用] をオンにします。
Google Pixel Watch で操作する場合
- Google Pixel Watch で下にスワイプします。
- 設定アイコン
[安全性と緊急情報]
[緊急 SOS] をタップします
- 緊急 SOS の開始方法を選択します。
- 長押しして発信: スマートウォッチのリューズをすばやく 5 回連続して押した後、画面を 3 秒間長押しすると、緊急サービスに発信します。
- 自動発信: スマートウォッチのリューズをすばやく 5 回連続して押すと、5 秒のカウントダウン後に緊急サービスに発信します。
Google Pixel Watch アプリで操作する場合
- スマートフォンで Google Pixel Watch
を開きます。
- 設定アイコン
[安全性と緊急情報]
[緊急 SOS] をタップします。
- [緊急 SOS] をオンにします。
Google Pixel Watch で操作する場合
- Google Pixel Watch のリューズを押します。
- 下にスクロールして [緊急情報サービス]
[緊急 SOS] をタップします。
- [緊急 SOS] をオフにします。
Google Pixel Watch アプリで操作する場合
- スマートフォンで Google Pixel Watch
を開きます。
- 設定アイコン
[安全性と緊急情報]
[緊急 SOS] をタップします。
- [緊急 SOS] をオフにします。
重要: 誤って緊急サービスに発信した場合は、電話を切らないでください。発信が間違っていたことと、救援は必要ないことを緊急サービスのオペレーターに伝えます。
複数の緊急連絡先を追加し、メインの緊急連絡先を 1 つ選択します。
- Google Pixel Watch で下にスワイプします。
- 設定アイコン
[安全性と緊急情報]
[緊急 SOS] をタップします
- [連絡先を管理] をタップします。スマートフォンに保存されている連絡先へのアクセスを選択(あるいは削除)します。
- 連絡先の名前、電話番号の順にタップします。
- メインの緊急連絡先を選択するには、[緊急サービス] または追加した緊急連絡先のリストから連絡先をタップします。名前カードがハイライト表示されます。
緊急連絡先は、Google Pixel の緊急情報サービスアプリに追加することもできます。
- Google Pixel Watch で下にスワイプします。
- 設定アイコン
[安全性と緊急情報]
[緊急 SOS]
[連絡先を管理] をタップします。
- 削除する連絡先の横にある削除アイコン
をタップします。
転倒検出
転倒検出は Google Pixel がサポートされている国で利用できます。転倒検出をオンにした場合でも、サポート対象外の地域に移動した場合は、転倒検出が一時的に利用できなくなります。
激しい転倒が検出されると、Google Pixel Watch は約 30 秒間待機してから振動し、大きな音を鳴らして、緊急サービスに通報するかどうかを確認します2。応答がない場合、スマートウォッチは振動し、アラームを鳴らして、60 秒後に自動音声メッセージとともに緊急サービスに発信します。
位置情報の共有を許可している場合、Google Pixel Watch は緊急サービスと位置情報を共有します。
Google Pixel Watch で操作する場合
- Google Pixel Watch のリューズを押します。
- [緊急情報]
[転倒検出] をタップします。
- [転倒検出] をオンにします。
Google Pixel Watch アプリで操作する場合
- スマートフォンで Google Pixel Watch
を開きます。
- 設定アイコン
[安全性と緊急情報]
[転倒検出] をタップします。
- [転倒検出] をオンにします。
転倒検出が緊急サービスに通報する仕組み
激しい転倒が検出され、60 秒経過してもユーザーがアラートに応答しない場合、Google Pixel Watch は自動音声メッセージで位置情報を共有します。このメッセージは、通話中に緊急サービスに対して再生されます。
転倒検出を有効にしていても、緊急情報サービスに位置情報の利用許可として「アプリの使用時のみ」を付与していない場合は、転倒検出を更新して、緊急サービスと位置情報を共有できるようにしてください。
- Google Pixel Watch のリューズを押します。
- Play ストア
[アプリを管理] をタップします。
- 緊急情報サービスを更新します。
Google Pixel Watch アプリを使用して、デバイスの位置情報を共有する自動音声メッセージの例を確認できます。
- スマートフォンで Google Pixel Watch
を開きます。
- [安全性と緊急情報]
[転倒検出]
[緊急サービスのオペレーターが音声で確認できる内容] をタップします。インシデントの発生中に自動音声メッセージを中断して自分自身で話すことも可能です。
Google Pixel Watch で操作する場合
- Google Pixel Watch のリューズを押します。
- [緊急情報]
[転倒検出] をタップします。
- [転倒検出機能の改良にご協力ください] をオンにします。
Google Pixel Watch アプリで操作する場合
- スマートフォンで Google Pixel Watch
を開きます。
- 設定アイコン
[安全性と緊急情報]
[緊急情報] をタップします。
- [転倒検出機能の改良にご協力ください] をオンにします。
リアルタイムの位置情報と最新の状況を緊急連絡先に送信します。
- Google Pixel Watch のリューズを押します。
- [緊急情報]
[緊急事態の共有] をタップします。
- 位置情報を共有する連絡先を選択し、[リアルタイム位置情報を共有] をタップします。
- 緊急事態の共有を停止するには、[リアルタイムの位置情報を共有中] 画面で
をタップ
[緊急事態の共有を停止]
をタップします。
緊急連絡先と共有する情報をカスタマイズすることもできます。
- Google Pixel Watch のリューズを押します。
- [安全性と緊急情報]
[緊急事態の共有] をタップします。
- 画面の一番下までスクロールし、[設定] をタップします。
- 緊急事態の共有中に緊急連絡先と共有する情報を選択します。
- [複数のデバイスの現在地の共有] をオンまたはオフにします8。
安全確認用のチェックイン タイマーをスマートウォッチが開始できるようにします。設定した時間内に無事であることを確認しないと、スマートウォッチ着用者の現在地が自動的に緊急連絡先と共有されます。
- Google Pixel Watch のリューズを押します。
- [緊急情報]
[安全確認] をタップします。
- アクティビティを選択します。
- タイマーの長さを設定します。
- 現在地を共有する連絡先を選択し、[タイマーを開始] をタップします。安全確認を開始またはキャンセルしたときに連絡先に知らせるかどうかを選択できます。また、タイマーの終了時に応答しなかった場合に連絡先に通知するように設定することもできます。これにより、緊急事態の共有に自動的にエスカレーションされます。
- 安全確認を停止するには、チェックイン時間の下にある
をタップ
[安全確認を停止]
をタップします。
- スマートフォンで [緊急情報]
を開きます。
- [あなたの情報]
[医療に関する情報] をタップします。
- 医療に関する情報を入力します。緊急時に役立つよう、この情報はスマートウォッチがロック状態であっても誰でも確認できます。
緊急サービスに情報を送信するには、緊急情報サービス アプリを使用します。
スマートフォンの場合:
- [緊急情報]
を開きます。
- [私の情報]
[緊急時情報へのアクセス設定]
[緊急通報中に共有する] をタップします。
スマートウォッチの場合:
- [緊急情報]
を開きます。
- [緊急時情報] までスクロールします。
- [緊急時情報へのアクセス設定]
[緊急通報中に共有する] をタップします。
1 Google Pixel Watch は無線通信を使用して動作するため、条件によっては接続できない場合があります。緊急時の通信では、ワイヤレス デバイスのみに頼らないでください。
2 転倒検出は、Google Pixel Watch に搭載されたモーション センサーを利用して機能します。衝撃の強い運動によって転倒検出が作動することがあります。転倒検出ですべての転倒が検出されるわけではありません。
3 緊急 SOS: 緊急 SOS を使用するには、位置情報の有効化と、4G LTE 接続またはインターネット接続が必要です。緊急 SOS の機能は、ネットワーク接続やその他の要因によっては緊急時の通信手段として利用できないことがあります。また、一部の国や言語ではご利用いただけません。詳しくは、g.co/pixelwatch/personalsafety をご覧ください。
4 転倒検出: 転倒検出は一部の国ではご利用になれません。また、ネットワーク接続やその他の要因によって利用できない場合があります。スマートウォッチは、緊急時の通信手段として利用できないことがあります。転倒検出ですべての転倒が検出されるわけではありません。4G LTE 接続がない状況で Google Pixel Watch から緊急サービスに発信するには、ペア設定したスマートフォンが近くにある必要があります。他のユーザーに現在地を共有するには、転倒検出機能に位置情報の利用を許可する必要があります。データ通信料が発生する場合があります。詳しくは、g.co/pixelwatch/personalsafety をご覧ください。
5 セーフティ シグナル: Google Pixel Watch 2 または 3(Wi-Fi)ではご利用いただけません。また、一部の国ではご利用いただけません。セーフティ シグナルを利用するには、位置情報の有効化が必要です。スマートウォッチ用の 4G LTE 回線契約がない Fitbit Premium 登録者については、緊急時の安全機能の使用にのみ 4G LTE ネットワーク アクセスが提供されます。スマートウォッチがスマートフォンと接続されていない場合、セーフティ シグナルは Wi-Fi 通話に対応しません。
6 緊急事態の共有: データ通信料が発生する場合があります。緊急事態の共有を使用するには、位置情報の有効化と、4G LTE 接続またはインターネット接続が必要です。緊急事態の共有の機能は、ネットワーク接続やその他の要因によっては緊急時の通信手段として利用できないことがあります。また、一部の国や言語ではご利用いただけません。詳しくは、g.co/pixelwatch/personalsafety をご覧ください。
7 安全確認: データ通信料が発生する場合があります。安全確認を使用するには、位置情報の有効化と、4G LTE 接続またはインターネット接続が必要です。安全確認の機能は、ネットワーク接続やその他の要因によっては緊急時の通信手段として利用できないことがあります。また、一部の国や言語ではご利用いただけません。詳しくは、g.co/pixelwatch/personalsafety をご覧ください。
8 デバイスでマルチデバイスの現在地の共有がオンになっていると、別のデバイスで緊急事態の共有を開始したものの位置情報の共有ができなくなっている場合に、元のデバイスの位置情報がバックアップとして使用されます。
緊急 SOS を使用するには、位置情報の有効化と、4G LTE 接続またはインターネット接続が必要です。転倒検出と緊急 SOS の機能はネットワーク接続やその他の要因によって、緊急時の通信手段として利用できないことがあります。また、一部の地域や言語ではご利用いただけません。転倒検出ですべての転倒が検出されるわけではありません。緊急サービスへの自動発信は一部の国ではご利用になれません。詳しくは、g.co/pixelwatch/personalsafety をご覧ください。