ブリッジモードが必要になるのは、二重 NAT によって特定の現象が発生している場合のみです。ほとんどの場合、二重 NAT が Wi-Fi のパフォーマンスに影響することはありません。ただし、オンライン ゲームをしたり、IP アドレス割り当てや、ポート転送ルール、ユニバーサル プラグ アンド プレイ(UPnP)を使用したりする場合は、問題になることがあります。
詳しくは、二重 NAT とブリッジモードが必要になる場合についての説明をご覧ください。
Google Nest Wifi と Google Wifi はブリッジモードに対応していますか?
はい、対応しています。ただし、ブリッジモードが機能するのは、使用している Wifi デバイスが 1 台の場合のみです。複数のデバイスからなるメッシュ ネットワークを作成する場合、ルーターやメイン Wifi ポイントをブリッジモードにすることはできません。
ブリッジモードを有効にする方法
使用しているデバイスが 1 台のみで、かつ二重 NAT によって問題が発生している場合は、次の 2 つの方法があります。
ISP から提供されたモデム・ルーター一体型デバイスでブリッジモードを有効にする(推奨)二重 NAT に対する最善の解決法は、モデム・ルーター一体型デバイスをブリッジモードにすることです。
ルーターまたはモデム・ルーター一体型デバイスにログインし、ブリッジモードを有効にする設定を確認します。機種によっては、ルーターの設定画面にアクセスするために、インターネット ブラウザを開き、アドレスバーにルーターの IP アドレスを入力する必要があります。たとえば、次のように指定します。
操作の詳細は、デバイスによって異なります。多くのインターネット サービス プロバイダ(ISP)やメーカーが操作手順を公開しているので、詳しくはそちらをご覧ください。ブリッジモードを有効にする方法については、ISP のサポート ウェブサイトをご覧ください。
注: ブリッジモードが機能するのは、使用している Wifi デバイスが 1 台の場合のみです。複数のデバイスからなるメッシュ ネットワークを作成する場合、ルーターやメイン Wifi ポイントをブリッジモードにすることはできません。
追加するデバイスはすべて、デフォルトで常にブリッジモードになりますが、ルーターまたはメイン Wifi ポイントをブリッジモードにすることは推奨していません。これは、ルーターまたはメイン Wifi ポイントで Wi-Fi ネットワーク内の設定と通信を管理する必要があるためです。ルーターまたはメイン Wifi ポイントをブリッジモードにすると、以下の機能を使用できなくなります。
- 優先デバイスの設定
- DNS の編集
- WAN 設定の編集
- ゲスト Wi-Fi の使用
- ネットワーク チェックでの Wi-Fi 速度の結果(ダウンロードとアップロードの結果は引き続き使用可能)
- Google Home アプリでの Philips Hue のペア設定と操作
また、ブリッジモードにすると、Google Nest Wifi と Google Wifi のセキュリティ保護の多くが無効になります。これは、上流のルーター(上記の例ではルーター機能付きモデム)が DNS ステアリング、パケット検査、実行可能ファイルへのパッチの適用などのセキュリティ機能を行っているためです。
Google Nest Wifi と Google Wifi の自動セキュリティ アップデートにより、プライバシーとセキュリティは最大限保護されます。この保護機能が最大の効果を発揮できるのは、すべてのトラフィックがルーターまたは(別のルーターではなく)メイン Wifi ポイントを経由する場合です。それ以外の場合には、効果を発揮できないこともあります。
サードパーティ製ルーターをご使用の場合は、Google Nest ルーターまたはメイン Wifi ポイントをそのルーターに有線接続してから、下流で Wifi デバイスを追加して「メッシュ」ネットワークを作成できます。Google Nest Wifi をサードパーティ製ルーターに接続する方法をご確認ください。
それでも Nest Wifi ルーターまたはメイン Wifi ポイントをブリッジにする必要がある場合は、以下の方法で可能です。- Google Home アプリ
を開きます。
- お気に入りアイコン
をタップします
Wifi
設定アイコン
[ネットワークの詳細設定] をタップします。
- [ネットワーク モード]
設定する Wifi ルーターまたは Wifi ポイント
[ブリッジモード] をタップします。
- 保存アイコン
をタップします。
注: WAN IP がパブリック IP アドレスの場合、ルーターまたはメイン Wifi ポイントをブリッジモードにすることはできません。ブリッジモードを有効にするには、モデムと、ルーターまたはメイン Wifi ポイントとの間に、ルーターがもう 1 台必要です。ルーターまたはメイン Wifi ポイントの WAN ポートにパブリック IP が割り当てられている場合は、モデムに直接接続されていることを意味します。その場合、アプリでブリッジモードのオプションを選択できません。
- Google Home アプリ
を開きます。
- お気に入りアイコン
をタップします
Wifi
設定アイコン
[ネットワークの詳細設定] をタップします。
- [ネットワーク モード]
設定する Wifi ルーターまたは Wifi ポイント
[NAT(標準)モード] をタップします。
- 保存アイコン
をタップします。
ルーターを 2 台接続すると、家の中で Wi-Fi の受信可能範囲を拡大できます。ただし、2 台のルーターそれぞれにプライベート Wi-Fi ネットワークがあると、デバイス同士の通信が困難になることがあります。このような状況を二重 NAT と呼びます。
たとえば、パソコンから画像をワイヤレスで印刷したいとします。Wi-Fi ネットワークが 2 つあると、印刷元のパソコンとプリンタが別々のネットワークに属していることも考えられます。さらに、両方ともプライベート ネットワークである場合、パソコンからプリンタに画像を印刷するよう指示することができません。
二重 NAT
また、オンラインゲームをしたり、ポート転送ルールや UPnP を使用したりすると、二重 NAT がパフォーマンスの問題を引き起こす可能性もあります。
ブリッジモードは、複数のルーターが 1 つの Wi-Fi ネットワークを共有できるようにすることで、この問題を解決します。図にすると次のようになります。
ブリッジモード
ほとんどの場合、二重 NAT が Wi-Fi パフォーマンスに影響することはありません。ただし、オンライン ゲームをしたり、IP アドレス割り当て、ポート転送ルール、UPnP を使用したりする場合は、問題になることがあります。詳しくは、二重 NAT についての説明をご覧ください。