Google Home の自動化を作成すると、特定のトリガーやコマンドに基づいてデバイスを自動的に動作させることができます。ただし、家に複数のデバイスがある場合はトリガーやコマンドが複雑になり、自動化の開始や停止において問題が発生することがあります。
ここでは、Google Home の自動化でこうした問題が発生した場合の解決方法について説明します。
在宅と外出に関する問題を解決する
在宅と外出のルーティンは、在宅確認に基づいて開始と停止を自動化できます。このルーティンの実行時に、自動化固有の問題が発生することがあります。以下では、こうした問題が発生した場合の解決方法について説明します。
デバイスが在宅 / 外出の切り替えに反応しない
在宅 / 外出モードの切り替え時にデバイスが反応しないことがあります。この問題を解決する手順は次のとおりです。
- デバイスがオンラインになっていることを確認します。
- 使用しているアプリで、デバイスが在宅 / 外出の切り替えに反応するよう設定されていることを確認します。
- Nest アプリ
- [Settings]
[Home Away Assist]
該当するデバイスが [When you are home] に表示されていることを確認します。
- デバイスに [No change] と表示されている場合は、デバイス名をタップし、デバイスが在宅 / 外出の切り替えに反応するよう
をオンに切り替えます。
- [Settings]
- Google Home アプリ
- [自動化]
[家族のルーティン] の [在宅] または [外出] のルーティンにアクセス
該当する Google Nest デバイスが [アクション] に表示されていることを確認します。
- デバイスが [アクション] に表示されていない場合は、[アクションを追加] をタップ
デバイス名の横のチェックボックス
をオン
[次へ] をタップ
デバイスが在宅 / 外出の切り替えに反応するよう
をオンに切り替え
[アクションを追加]
ルーティンを [保存] します。
- [自動化]
- Nest アプリ
- [お気に入り] タブで [在宅 / 外出] ボタンを切り替えて、デバイスが意図したとおりに動作するかどうかを確認します。
- 位置情報の設定を確認します。
- アプリを強制終了してから再起動し、在宅 / 外出の切り替えが変更されていないか確認します。
- それでも問題が解決しない場合は、スマートフォンを再起動するか、アプリのキャッシュを削除してみます。
在宅 / 外出モードが切り替わらない
- デバイスがオンラインになっていることを確認します。
- Nest アプリまたは Google Home アプリが最新バージョンに更新されていることを確認します。
- どのデバイスが在宅 / 外出の切り替えに関与するよう設定されているかを確認します。これには、Google Nest デバイスのセンサーや、家のメンバーのスマートフォンの位置情報も含まれます。
- Nest アプリ: [Settings]
[Home/Away Assist]
[What decides if you’re home] をタップします。
- Google Home アプリ: 設定アイコン
[在宅確認] をタップします。
- Nest アプリ: [Settings]
在宅と外出のルーティンに関与しているデバイスのリストが表示されます。
- 必要なデバイスを正しいルーティンに追加します。すでに追加されているのに問題が解決しない場合は、次のステップに進みます。
- モバイル デバイスの [位置情報サービス] がオンになっていることを確認します。
- 同じアカウントで複数のデバイスにログインしていないことを確認します。
- アプリによってアクティビティが記録されたかどうかを確認します。
過去 10 日間に記録されたアクティビティを確認すると、ルーティンの状態がどのような理由で変更されたかがわかります。たとえば、「在宅: 家の中のアクティビティ。リビング サーモスタット 午後 7 時 30 分」とある場合は、サーモスタットがアクティビティを検知したため、外出モードから切り替わったことを表します。
- Nest アプリ
- [Settings]
[Home/Away Assist]
[Activity History] に移動します。
- 在宅と外出の切り替えが想定どおりに動作しなかった日付を選択します。
- [Settings]
- Google Home アプリ
- [アクティビティ] に移動します。
- 在宅と外出の切り替えが想定どおりに動作しなかった日付までスクロールするか、フィルタします。
- ルーティンをトリガーする可能性のあるその他の動作を確認します。
- 家のメンバーでまだ家にいる人がいないか確認します。
- 設定が変更されていないか確認します。
- アプリにログインしている他のデバイスを家に置き忘れていないか確認します。
- デバイスのセンサーが、ペットによってトリガーされた可能性がないか確認します。
- Google Nest サーモスタットが暖房装置などの熱源を感知し、誰かが在宅していると判断した可能性がないか確認します。
ヒント: このような場合は、そのデバイスをセンサーから削除するか、アプリでそのデバイスのモーション検知をオフにします。
ルーティンに関する問題を解決する
ルーティンとはデバイスで実行される一連のアクションで、個人や家族のタスクを自動化するために使用します。Google Home アプリでは、ニーズに応じて家族のルーティンまたは個人のルーティンを作成できます。
個人のルーティン | 家族のルーティン | |
ルーティンを作成、編集できる人は誰ですか? | ルーティンを作成したメンバー | その家の管理者権限を持つメンバー |
ルーティンを開始できる人は誰ですか? | ルーティンを作成したメンバー | その家のメンバー全員 |
アカウントに基づく情報を入手できますか? | はい | いいえ |
デバイスの動作に応じてルーティンを開始できますか? | はい | はい |
ルーティンがいつ実行されたかはどこで確認できますか? | マイ アクティビティ | Google Home アプリのアクティビティ フィード |
以下に、ルーティンで発生する可能性のある問題と推奨される解決方法を示します。
ルーティンが予期せず実行される
- Google Home アプリ
[自動化] をタップ
ルーティンが表示されているセクション([家族のルーティン] または [個人のルーティン])を確認します。
- Google Home アプリのアクティビティ フィードで、ルーティンが実行された日時を確認します。
- 履歴では、実行されたルーティンの詳細(たとえば、操作が行われなかった、デバイスの状態が変化したなど)を確認できます。
- ルーティン エディタで、開始条件の一覧と条件を確認することもできます。
- ルーティンが、別のルーティンやアクションによってトリガーされるかどうかもテストします。たとえば、家でメディアが再生されるたびにルーティンが開始していないか確認します。
ルーティンが開始しない
- Google Home アプリのアクティビティ フィードで、ルーティンが実行された日時を確認します。
- Google Home アプリ
[アクティビティ]
をタップ
「ルーティン開始」イベントを探します。
- 詳細には、ルーティンが実行された時刻、ルーティンの名前、ルーティンが開始した理由が含まれています。
- Google Home アプリ
- ルーティンの開始条件やアクションが詳細と一致しない場合は、ルーティンを編集します。
- 開始条件とアクションが正しい場合は、ルーティンが有効になっているかどうかを確認します。
- Google Home アプリ
[自動化]
をタップ
確認するルーティンを選択します。
- ルーティンを開始するには、[ ルーティンを有効にする] がオン
になっている必要があります。グレー表示
になっている場合はタップして有効にします。
- Google Home アプリ
Google Home アプリでルーティンの作成や実行ができない
- ほとんどのスマートフォンでは、スマートフォンの設定アプリで言語を変更できます。詳しい手順については、スマートフォンのメーカーにお問い合わせください。
- 言語を変更してから Google Home アプリが更新されるまで 12 時間ほどかかることがあります。
ルーティン内で特定のアクションが失敗する
- ルーティン エディタでアクションのリストを確認します。
- それぞれのアクションを実行できるかどうかテストし、Google アシスタントから返されたエラー メッセージや音声応答をメモします。
- Google Home アプリ: デバイスをタップし、アプリから調整を試みます。たとえば、明るさを変更できます。
- アシスタント: アシスタント搭載のスピーカーまたはディスプレイを類似の音声コマンドで操作してみます。たとえば、「OK Google, リビングのライトの明るさを 80% に調整して」と話しかけて、音声コマンドで明るさを調整できることを確認します。
- ルーティンにカスタム アクションが含まれているかどうかを確認します。
- Google Home アプリ
[自動化 ]
をタップ
確認するルーティンを選択します。
- [アクション] では、カスタム アクションの名前の横にアシスタント アイコン
が表示されます(例:
「音量を 50% にして」)。
- 一部のカスタム アクションは、サポートされていない場合があります。カスタム アクションをアシスタント搭載デバイスで試し、コマンドが機能するかどうかを確認します。
- Google Home アプリ
- [音声用デバイス] セクションで再生デバイスが選択されており、メディアの再生やブロードキャストなどのアクションで音声再生が正常に機能することを確認します。次のことを確認してください。
- 再生デバイスがサイレント モードになっていないこと。
- 再生デバイスの音量が上がっていること。
ルーティンの開始条件と操作にデバイスが表示されない
- Google Home アプリ
を開きます。
- [お気に入り]
をタップし、ルーティンに適切な家が使用されていることを画面上部で確認します。
- [デバイス]
をタップします。目的のデバイスが部屋ではなく [ローカル デバイス] に表示される場合、そのデバイスは別の家にあります。
- デバイスを別の家から移動するには、デバイスのタイルを長押し
設定アイコン
をタップします。
- [デバイス情報]
[家]
ルーティンに使用している家の名前をタップします。
- デバイスを別の家から移動するには、デバイスのタイルを長押し
注: デバイスが正しい家にあるのに、開始条件や操作に表示されない場合、そのデバイスは現時点でルーティンに対応していません。
個人のルーティン
国または地域 | 対応言語 |
アルゼンチン | スペイン語 |
オーストラリア | 英語 |
オーストリア | ドイツ語 |
ベルギー | 英語、フランス語、ドイツ語、オランダ語 |
ブラジル | ポルトガル語(ブラジル) |
カナダ | 英語、フランス語(カナダ) |
チリ | スペイン語 |
コロンビア | スペイン語 |
デンマーク | デンマーク語 |
エジプト | アラビア語 |
フランス | フランス語 |
ドイツ | ドイツ語 |
インド | 英語、ヒンディー語 |
インドネシア | インドネシア語 |
イタリア | イタリア語 |
日本 | 日本語 |
韓国 | 韓国語 |
メキシコ | スペイン語 |
オランダ | オランダ語 |
ノルウェー | ノルウェー語、ノルウェー語(ブークモール) |
ペルー | スペイン語 |
ポーランド | ポーランド語 |
サウジアラビア | アラビア語 |
シンガポール | 英語 |
スペイン | スペイン語 |
スウェーデン | スウェーデン語 |
スイス | フランス語、ドイツ語、イタリア語 |
台湾 | 標準中国語(台湾) |
英国 | 英語 |
米国 | 英語、スペイン語 |
家族のルーティン
国または地域 | 対応言語 |
アルゼンチン | スペイン語 |
オーストラリア | 英語 |
オーストリア | ドイツ語 |
ベルギー | 英語、フランス語、ドイツ語、オランダ語 |
ブラジル | ポルトガル語(ブラジル) |
カナダ | 英語、フランス語(カナダ) |
チリ | スペイン語 |
コロンビア | スペイン語 |
デンマーク | デンマーク語 |
フランス | フランス語 |
ドイツ | ドイツ語 |
インド | 英語、ヒンディー語 |
インドネシア | インドネシア語 |
イタリア | イタリア語 |
日本 | 日本語 |
韓国 | 韓国語 |
メキシコ | スペイン語 |
オランダ | オランダ語 |
ノルウェー | ノルウェー語、ノルウェー語(ブークモール) |
ペルー | スペイン語 |
シンガポール | 英語 |
スペイン | スペイン語 |
スウェーデン | スウェーデン語 |
スイス | フランス語、ドイツ語、イタリア語 |
台湾 | 標準中国語(台湾) |
英国 | 英語 |
米国 | 英語、スペイン語 |
高度な自動化に関する問題を解決する
スクリプト エディタで作成したルーティンが実行されない、または予期せず実行される
- 自動化を作成する際は、有効なコードを使用してください。エラーが存在する場合は、メッセージが表示されます。詳しくは、検証エラーと警告についての説明を参照してください。
- コードが有効かどうかは、スクリプト エディタで [検証] をクリックまたはタップして確認することもできます。
- 自動化が停止する場合や、意図したとおりに動作しない場合は、スクリプト内の各コンポーネントが機能しているかどうかを手動で確認します。
- たとえば、日没時にライトを点灯して明るさを変更するスクリプトを記述した場合は、アシスタント コマンドを使ってこれらのタスクを行ってみて、個々の機能が動作することを確認します。
- デバイス名、開始条件、条件、アクションが正しく記述されていることを確認します。注: メーカーによるアップデートの実施時にデバイス トレイトが変更されることがあり、これによりスクリプトが機能しなくなる可能性があります。影響を受けたスクリプトを更新する際は、予測入力機能を使用すると便利です。
- Google Home Automation コミュニティでは、スクリプトに関するヘルプを探したり、他のユーザーの取り組みから学んだりできます。