オーディエンスの全体像を 1 か所で把握し、オーディエンスの管理と最適化を簡素化するために、Google 広告では次のような改善が行われました。
- 新しいオーディエンス レポート
オーディエンスのユーザー属性、セグメント、除外設定に関する詳細情報がまとめられています。キャンペーン アイコンをクリックして [オーディエンス、キーワード、コンテンツ] タブを開き、[オーディエンス] をクリックします。このレポートページから、オーディエンスを簡単に管理することもできます。オーディエンス レポートについて
- 新しい用語
オーディエンス レポート内と Google 広告全体で新しい用語が使用されています。たとえば、「オーディエンス タイプ」(類似、カスタム、購買意向、アフィニティなど)はオーディエンス セグメントに、「リマーケティング」は「広告主様のデータ」にそれぞれ変更されました。オーディエンスに関する用語やフレーズの更新
セグメントについては、特定のセグメントを指定して広告でリーチできるほか、関連性がなく収益性の低いセグメントを除外することもできます。お客様のビジネスに関連するセグメントだけに広告を表示することで、費用の削減に加え、広告のクリック率とコンバージョン率の向上を図ることもできます。
この記事では、広告表示の効果が見込めないユーザー セグメントをターゲットから除外する方法を説明します。
Apple の App Tracking Transparency(ATT)ポリシーの施行に伴い、データ セグメント(特にウェブサイト用リスト、アプリ用リスト、自動作成によるリスト)とカスタマー マッチ リストは、iOS 14 でのトラフィックによる影響を受ける可能性があります(これらのリストを除外設定で使う場合も含みます)。ウェブベースのコンバージョン目標の促進を目指す(特にカスタマー マッチやその他のデータ セグメントを使用している)キャンペーンでも、パフォーマンスが変動する可能性があります。こうした影響が予想される間、Google は推定コンバージョンの対象をさらに多くの iOS 14 トラフィックに拡大していきます。
仕組み
キーワードおよびオーディエンスの除外は、自社データにのみ適用されます。
キーワード セグメントの成果を改善するために特定の語句を除外キーワードとして指定するのと同様に、広告表示の効果が見込めないセグメント(アフィニティ データや広告主様のデータなど)については、キャンペーンや広告グループで除外セグメントとして指定できます。検索キャンペーン、ディスプレイ キャンペーン、デマンド ジェネレーション キャンペーン、動画キャンペーンで、特定のセグメントを除外設定できます。
キャンペーン作成時にオーディエンスの除外を利用することはできませんが、既存のキャンペーンには除外設定を追加できます。除外設定を追加する前に、オーディエンス セグメントでのキャンペーンの掲載結果を確認することをおすすめします。
注: アプリ キャンペーンでもセグメントの除外を設定できますが、事前に除外セグメントを作成する必要があります。アプリ キャンペーンで除外設定ができるのは、キャンペーン単位のみです。アプリ キャンペーンでのセグメントの除外について
手順
- Google 広告の管理画面で、[キャンペーン] アイコン
をクリックします。
- セクション メニューの [オーディエンス、キーワード、コンテンツ] プルダウンをクリックします。
- [オーディエンス] をクリックします。
- [除外] モジュールには、除外されたセグメントのリスト(セグメントの種類と除外対象を含む)と、除外設定の単位が表示されます。
- 除外項目を削除するには、除外したセグメントの右側にあるチェックボックス
をオンにして、青色のメニューバーで [削除] をクリックします。
- 除外設定を編集するには、[除外設定を編集] をクリックします。
- [次から除外] プルダウン メニューで [キャンペーン] または [広告グループ] を選択します。
- 除外するセグメントの横にあるチェックボックス
をオンにします。連結された除外するセグメントを削除するには、その横の
をクリックします。
- [オーディエンス セグメントの除外設定を保存] をクリックします。