この記事の内容
はじめに
自動支払いでは、アカウントの費用が規定の額(お支払い基準額)に達した時点と、毎月 1 日に請求が行われます。請求には、当月の広告費用、前月の未払い残高、お住まいの国で適用される税金と手数料が含まれます。
請求内容
現在の費用 + 未払い残高 = 請求額
請求内容は次のとおりです。
- この請求対象期間の現在の費用
- 税金と手数料(お住まいの国で該当する場合)
- 前回の請求対象期間から繰り越された未払い費用
調整額や広告配信用の費用がある場合は、合計請求額から差し引かれます。
広告費用の合計がお支払い基準額を超える場合、その超過額は現在の差引残高として次回の請求に加算されます。月の初日に請求される金額が、お支払い基準額を上回ることがあります。
現在の差引残高は、前回の請求対象期間から繰り越された残高と当月の純費用で構成されます。純費用には、広告費用、税金、手数料、合計から差し引かれた調整額と広告配信用の費用(該当する場合)が含まれます。
例 1
毎月の費用がお支払い基準額を下回っている状況とは、以下のような場合です。
- 前回のお支払い日は 8 月 1 日
- お支払い基準額は 50 米ドル
- 8 月分の費用は 49 米ドル
- 上記の例では、9 月 1 日に 49 米ドルが請求されます
例 2
毎月の費用がお支払い基準額を上回っている状況とは、以下のような場合です。
- 前回のお支払い日は 8 月 1 日
- お支払い基準額は 250 米ドル
- 8 月分の費用は 275 米ドル
- 上記の例では、費用が 250 米ドルのお支払い基準額に達した日に 8 月分の 250 米ドルが請求されます。さらに、差額の 25 米ドルが 9 月 1 日に請求されます
請求に関するよくある質問
同じ月に 2 回以上請求があるのはなぜですか?
請求処理のタイミングは通常月 1 回や月末と決まっているわけではなく、主にお支払い基準額(アカウントに設定された費用の限度額)に基づいて、月を通して複数回処理が行われる可能性があります。費用が限度額に達すると請求処理が開始されるため、同じ月に 2 回以上請求がある場合もあります。
1 か月の間にお支払い基準額に達しなければ、毎月同じ日に自動的に請求されます(自動支払い日は、日数が少ない月やうるう年を考慮して前倒しされる場合があります)。
例 1
お支払い基準額が 500 米ドルの場合、費用が同じ月に 500 米ドルに達するたびに請求が行われます。1 か月の総費用が 1,500 米ドルの場合は、500 米ドルごとに 3 回請求が行われます(3 x 500 米ドル = 1,500 米ドル)。
例 2
最後の自動支払い日が 8 月 25 日で、お支払い基準額が 500 米ドルの場合、8 月の最終日までに費用がそのお支払い基準額を一度も超過しなければ、次の自動支払いは 9 月 1 日となります。
クレジット カードまたは銀行の明細書にまったく同じ請求が記載されているのはなぜですか?
クレジット カードまたは銀行の明細書に同じ請求が 2 回記載される理由はいくつかあります。
- 承認リクエスト: これは Google の請求システムとクレジット カードを発行した銀行との間のリクエストです。請求処理のたびにほぼ毎回リクエストが発生し、これが処理済みの請求額と同じ金額で保留中として表示されます。通常、こうしたリクエストの明細は数日以内(銀行により異なります)に消去されます。
- 二重請求:
- エラーによって二重請求が発生し、アカウントに同じ金額が 2 回請求され、明細のいずれの請求にも保留のマークが付けられていない場合がこれに該当します。お支払いの払い戻しやキャンセルはできませんが、重複分のお支払いについては今後の広告費用としてご利用いただけます。自動支払いではお支払いがシステムで認識されるまでに時間が必要となるため、手動支払いを開始した後に行われる場合があります。
- アカウントで発生する費用が高いため 1 日に複数回ご利用基準額に達した場合、自動的に請求が行われることがあります。アカウントの広告費用が非常に高い場合は、お支払い基準額を引き上げることができる可能性があります。詳しくは、請求の頻度を変更する方法をご覧ください。
二重請求や承認リクエストが自動的に解消しない場合は、銀行にお問い合わせください。
請求額が 1 日の平均予算を超えている日があるのはなぜですか?
インターネットの検索トラフィックは日によって変動しますが、こうした変動をうまく吸収してキャンペーンの成果を最大限に高めるため、Google では指定された 1 日の平均予算の 2 倍まで費用を引き上げる場合があります。これを超過配信といいます。
広告を表示しすぎて請求対象期間内の費用が 1 日の平均予算を基準とする額を超えてしまった場合は、それを相殺するクレジットがアカウントに付与されます。詳しくは、請求額と 1 日の平均予算の関係をご覧ください。
手動支払いの手続きをしたのに請求があるのはなぜですか?
自動支払いを設定した状態で手動のお支払いを行うと、自動支払いの請求対象期間に基づく請求が発生する場合があります。たとえば、以下のケースが考えられます。
- お支払い手続きを行った時点で、自動支払いの請求処理が始まっていた場合: 手動のお支払いを行った時点で自動支払いの請求処理が始まっていた場合は、請求が行われることがあります。このような状況は、ご利用限度額に近づいたときや月末に近いタイミングで手動のお支払いを行った場合に発生する可能性があります。
- 請求対象期間の締めが発生した場合: 手動のお支払い後にアカウントの請求対象期間の締めが発生した場合は、請求が行われます。請求対象期間は、アカウントの費用がお支払い基準額に達した時点、または翌月の 1 日のいずれかで締められ、自動請求が行われます。
プロモーション コードを利用したのに請求があるのはなぜですか?
広告掲載や Google 広告の利用を停止したのに請求があるのはなぜですか?
広告掲載を停止した場合(Google 広告の利用を停止、またはキャンペーンを一時停止もしくは削除した場合)、Google 広告で広告配信が完全に停止されるまで数時間ほどかかる場合があります。広告掲載が停止するまでに発生した未払いの広告費用は請求の対象となります。広告掲載が完全に停止すると、新たな費用は発生しなくなります。
Google の料金システムは月単位の請求対象期間を基準に稼働しているため、最終的な請求は数週間後になる場合があります。
未払いの広告費用を確認するには:
- Google 広告アカウントの管理画面で [料金] アイコン
をクリックします。
- [概要] をクリックします。
- ページ上部の [残高] カードで、未払いの広告費用を確認します。
銀行の明細書の請求額が Google 広告アカウントの金額と一致しないのはなぜですか?
銀行の明細書の請求額が Google 広告アカウントの金額と異なる場合は、下記の理由が考えられます。
請求額に 1 日か 2 日のズレがある
Google 広告と銀行ではシステムが異なるため、お支払いは必ずしも同時に行われません。ほとんどの場合、これは想定内であり、数日以内に解決します。
銀行の請求額が Google 広告アカウントで表示されない
この場合は、次の方法で 2 つのアカウントを調査できます。
- 多くの場合、10 桁のお客様 ID が銀行の明細書に記載されています。Google 広告アカウントが複数ある場合は、各アカウントの請求をチェックして、想定していたアカウントとは異なるアカウントに請求が行われていないか確認してください。詳しくは、Google 広告の不明な請求をトラブルシューティングする方法をご覧ください。
- それでも請求元を特定できない場合は、Google サポートチームにお問い合わせください。お客様を適切にサポートさせていただくため、該当する請求のスクリーンショットまたはスキャン画像をご用意ください。なお、問題の請求に関係のない請求やその他の情報は塗りつぶすなどして隠してください。