ネイティブ広告について

ネイティブ広告は、ウェブサイトのページやアプリのコンテンツに溶け込んだデザインで表示される広告です。この「ネイティブ」とは、サイトやアプリのコンテンツで使用されている元々のスタイルや表現形式に沿って、（フィード内に指定する、ページ コンテンツ自体に直接埋め込むといった方法で）サイトやアプリの所定の位置に広告を表示することを表します。

ネイティブ広告は、モバイルアプリ、モバイルウェブ、パソコン向けウェブサイトなどのクロス環境、クロスデバイスで配信されます。

ネイティブ クリエイティブは、どのディスプレイ広告申込情報にも割り当てることができるため、現在配信中のディスプレイ広告のキャンペーンにも組み込むことができます。

サイト運営者（パブリッシャー）がデザインを決定し、広告主が広告コンテンツを指定

通常のディスプレイ広告とネイティブ広告の大きな違いは、サイト運営者またはパブリッシャーがウェブサイトやアプリのスタイルに合わせて広告ユニットをレンダリングする点です。

流れとしては、ネイティブ広告のクリエイティブ アセット（画像、テキスト、ロゴ、動画など）がアセットのバンドルとして提供されるので、サイト運営者（パブリッシャー）またはエクスチェンジ側で、これらのアセットをページの利用可能な広告スロット内にどのように配置するのかを決めます。この方法で、ウェブサイトでもモバイルアプリでも、利用可能な広告スペースと周辺のコンテンツの両方に合うようにネイティブ広告のデザインを決めることができます。

サイト運営者（パブリッシャー）は、利用可能な広告スペースに応じて、特定のクリエイティブ アセットを除外するよう指定することもできます。たとえば、モバイルアプリ クリエイティブの場合、見出しや本文がクリエイティブに表示されない可能性があります。大きなネイティブ広告プレースメントの場合は、長い見出しと長い本文、最大サイズの画像がクリエイティブに表示される可能性があります。

1 つのクリエイティブで多様なレイアウトに対応

ネイティブ クリエイティブは、単にさまざまなクリエイティブ アセットをひとまとめにしたものです。これらのアセットを使用して、さまざまなサイズのネイティブ広告枠に広告を表示することができます。

以下は、上記の例の説明です。

1. 画像、ランディング ページ、コピー（見出し「メイク上達 10 のコツ」など）をひとまとめにしたネイティブ クリエイティブがあります。
2. このネイティブ クリエイティブがモバイルアプリに表示される際は、モバイルアプリの他のコンテンツの見出しに合うように、レスポンシブなレイアウトを使って広告コンテンツが配置されます。
3. このネイティブ クリエイティブがパソコン向けウェブサイトに表示される際は、サイトのレイアウトに合わせて広告コンテンツが配置されます。

この例のように、1 つのネイティブ クリエイティブを、2 種類の広告枠に合わせてまったく異なるネイティブ レイアウトで表示することができます。この 2 つのネイティブ レイアウトは、同じアセットを使用しているものの、それぞれのユーザーに違った形で表示されます。