予算の自動割り当て

広告申込情報の予算を自動的に最適化する

このページの内容

広告掲載オーダーで予算の自動割り当て(ABA)を有効にすると、広告掲載オーダーに含まれる広告申込情報の間で予算を動的に配分して、広告掲載オーダーの予算を効率的に活用できます。予算の自動割り当てにより、あまり成果を上げていない広告申込情報から高い成果を上げている広告申込情報に予算を回すことができます。

予算の自動割り当てが適しているケース

広告掲載オーダーにクリック単価(CPC)、アクション単価(CPA)、またはカスタム入札の目標を設定している場合は、予算の自動割り当ての使用をご検討ください。広告申込情報では、予算を定期的に調整し、掲載結果に応じて費用を割り当てる必要があります。

予算の自動割り当てが適さないケース

広告掲載オーダーが以下に当てはまる場合は、予算の自動割り当てを使用しないでください。

  • 掲載期間が 2 週間未満である。
  • 「ブランド」の向上を目的とし、クリックやコンバージョンの増加は目的としていない。
  • 入札戦略が混在する広告申込情報が含まれている。
  • 含まれている広告申込情報は 1 つのみ。
  • 広告掲載オーダー内の広告申込情報に均等に費用を配分する必要がある場合や、広告申込情報ごとに一定の金額を費やす必要がある場合は、予算の自動割り当てを使用しないでください。

予算の自動割り当てを有効にする

  1. 予算の自動割り当てを有効にするには、広告掲載オーダーを開きます。
  2. 次に、[最適化] に移動し、次のいずれかを選択します。
    1. 広告掲載オーダー単位で入札単価と予算を自動で管理する(これにより、Google AI が広告掲載オーダーの入札単価と予算を自動調整し、掲載結果の良い広告申込情報を優先的に表示できるようになります)。
    2. [予算の割り当てを自動的に最適化する] チェックボックスをオンにして、広告申込情報単位で入札単価と予算を手動で管理する(これにより、一部の広告申込情報には固定予算を設定し、他の広告申込情報は掲載結果に応じて自動的に調整できます。各広告申込情報で設定したら、予算を固定するか、自動的に調整するかを選択できます)。

広告申込情報の掲載結果

ディスプレイ&ビデオ 360 では、広告掲載オーダーに設定された目標を比較して、広告申込情報の掲載結果を判定します。次の広告掲載オーダーの目標がサポートされています。

  • クリック率(CTR)
  • コンバージョン単価(CPA)
  • クリック単価(CPC)
  • 動画の完全視聴完了単価(CPCV)
  • 再生完了時に聴取可能かつ視認可能なインプレッション単価(CPIAVC)
  • インプレッション単価(CPM)
  • 広告視聴単価(CPV)
  • 完全再生率
  • 視認性
  • 視聴完了率(VTR)
広告申込情報でコンバージョンをトラッキングしていない場合

広告申込情報でコンバージョンをトラッキングしていない場合は CPC が比較されます。CPA と同様に、CPC が低いと「掲載結果が高い」ことになります。

掲載結果の高い広告申込情報は、1 日の予算が引き上げられます。また、広告掲載オーダーの予算を引き上げた場合など、特定の状況においては、前日より 20% 以上引き上げられることがあります。ただし、広告申込情報の最終的な支出額は常に広告掲載オーダーの予算内に収まります。

一方、掲載結果の低い広告申込情報は、1 日の予算が最大 20% 引き下げられます。

予算に関する留意事項

予算の自動割り当てでは、広告掲載オーダー内の広告申込情報に配分される総予算として、各広告申込情報の予算を足した合計額ではなく広告掲載オーダーの予算が使用されます。

たとえば、3 つの広告申込情報が指定されている広告掲載オーダーがあるとします。この広告掲載オーダーの予算は 50,000 円ですが、各広告申込情報の予算は 20,000 円です。

この例では、広告掲載オーダーの予算 50,000 円が広告掲載オーダー内のすべての広告申込情報に振り分けられます。各広告申込情報の予算を合計した 60,000 円は使用されません。

IO budget vs combined line item budget

ペース

予算の自動割り当てでは、最終的に広告掲載オーダーのペース設定に合わせて予算が調整されます。このため、広告掲載オーダーに広告主のニーズに応じた適切なペース オプションを設定しておくことが重要です。


よくある質問

予算の自動割り当てはどのように機能しますか?

予算の自動割り当てを有効にすると、ディスプレイ&ビデオ 360 では最近の掲載結果データを基に、広告掲載オーダーの予算をオーダー内の広告申込情報にどのように割り当てるのが最適であるかを推測します。これには、まず広告申込情報で広告掲載オーダーの予算をどの程度消化できるかが判定され、次に個々の広告申込情報の掲載結果に応じて広告掲載オーダー全体の予算が配分されます。

広告枠の制限がない場合、掲載結果の高い広告申込情報が低い広告申込情報より優先されます。コンバージョンをトラッキングしていない場合は、各広告申込情報の CPC に基づいて予算が配分されます。

広告申込情報を作成してまもない場合は、ディスプレイ&ビデオ 360 でデータを収集し、広告申込情報に予算が自動配分されるようになるまで数日かかります。

予算の自動割り当てを有効にするとどうなりますか?
  • 広告申込情報の予算が変更されます。

    予算の自動割り当てを有効にするとすぐに、広告掲載オーダーに含まれる広告申込情報の予算が変更されます。「無制限の」予算が設定されていた広告申込情報については、有限の予算が自動的に設定されます。

    ディスプレイ&ビデオ 360 で広告申込情報の予算の変更がいったん開始されると、変更の取り消しはできなくなります。また、後で予算の自動割り当てを無効にしても、広告申込情報の予算が元の予算に戻ることはありません。そのため、広告掲載オーダーに含まれる広告申込情報の予算が変更されても問題のない場合のみ、予算の自動割り当てを有効にしてください。
予算の自動割り当てを有効にして、一部の広告申込情報が設定した予算消化ペースに満たない場合はどうなりますか?

予算の自動割り当てを有効にすると、広告申込情報の掲載結果と予算消化能力に基づいて、予算消化ペースが遅い(掲載結果が良くない)広告申込情報から予算消化ペースが速い(掲載結果が良い)広告申込情報に予算が移動されます。

広告掲載オーダーに含まれるすべての広告申込情報の掲載結果が良くない場合、それらの間で予算が移動するため、通常と異なる予算の割り当てが行われることがあります。予算消化ペースが遅く、掲載結果が良くない広告申込情報の予算の大部分が、優れた掲載結果を持つ広告申込情報に割り当てられることもあります。

予算の自動割り当てによる予算の変更を確認できますか?

はい。予算の自動割り当てによって各広告申込情報の予算に加えられた変更は、広告申込情報のイベント履歴で確認できます。

予算の自動割り当てを設定する際に広告申込情報を除外できますか?

はい。固定予算を設定することで、広告申込情報を予算の自動割り当てから除外できます。広告掲載オーダー単位で予算の自動割り当てを有効にしてから、[最適化] セクションで [広告申込情報単位で入札単価と予算を手動で管理する] を選択します。次に、[予算の割り当てを自動的に最適化する] チェックボックスをオンにします。予算を管理する必要がある場合でも、予算の自動割り当てを利用した広告掲載オーダーを残したまま、一部の広告申込情報を除外できるようになりました。

YouTube キャンペーンで予算の自動割り当てを使用できますか?

YouTube はサポートされています。YouTube 広告枠で予算の自動割り当てを使用するには、広告掲載オーダーに YouTube とパートナーの広告申込情報のみ、またはデマンド ジェネレーション広告申込情報のみが含まれている必要があります。デマンド ジェネレーション広告申込情報と、YouTube とパートナーの広告申込情報の両方を含む広告掲載オーダーは、予算の自動割り当てに対応していません。また、デマンド ジェネレーション広告申込情報または YouTube とパートナーの広告申込情報と、他の広告申込情報タイプを含む広告掲載オーダーも、予算の自動割り当てに対応していません。

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