保護者がファミリー リンクを使用してお子様の Google アカウントを管理する場合、お子様が自分の Chromebook で一部の Google サービスにログインできるように設定できます。Chrome でお子様がアクセスできるウェブサイトを選択するには、ファミリー リンク アプリを使用します。ファミリー リンク アプリでは、お子様によるアプリの使用状況などを管理することもできます。
システム要件
ファミリー リンクで管理できるのは、ChromeOS バージョン 71 以降を搭載した Chromebook です。Chromebook のオペレーティング システムを更新する方法をご覧ください。
お子様の Google アカウントで Chromebook を使用する場合
Chromebook でお子様が Google アカウントにログインする場合の動作は、大人がアカウントにログインする場合の動作と似ています。利用可能な機能は随時更新される可能性がありますが、現在のところ、次のような違いがあります。
- お子様はシークレット ブラウジングができません。
- 保護者は、お子様が Chrome でアクセスできるウェブサイトを管理したり、お子様によるウェブサイトへの権限の付与を制限したりすることができます。
- 保護者は、露骨な性表現や暴力的なコンテンツを含むサイトをブロックするように Chrome を設定できます。
- お子様の Google アクティビティ管理での設定に基づき、Chrome の閲覧履歴やウェブサイトでのアクティビティの情報を利用して Google サービス全体のカスタマイズが行われる場合があります。ただし、この情報が 13 歳(またはお住まいの国や地域で対象となる年齢)未満のお子様に対する広告のカスタマイズに使用されることはありません。
重要: 学校用アカウントと学校から提供された Chromebook を使用する場合、Google Workspace for Education 管理者によって、生徒が利用できる Google サービスが指定されます。これには、お子様がファミリー リンクの管理対象アカウントを使用してアクセスできなかった機能やサービスも含まれる可能性があります。学校用アカウントを予備のアカウントとして追加する方法をご覧ください。
お子様の Google アカウントを追加する
新品または出荷時設定にリセットした Chromebook に追加する場合- Chromebook を設定します。
- Chromebook にお子様の Google アカウントを追加します。
重要: お子様が Chromebook にログインした状態で新しいユーザーを追加するには、保護者のパスワードの入力が必要になります。
- Chromebook にお子様の Google アカウントを追加します。
- 重要: お子様の既存の Google アカウントに管理機能を設定した場合、お子様は Chromebook を再起動して管理機能の設定を完了し、特定の Google サービスに再びアクセスできるようにする必要があります。
- 推奨: 保護者のアカウントが Chromebook の所有者アカウントになっている場合は、ゲストモードを無効にし、お子様の Chromebook にログインできるユーザーを指定します。ゲストモードが有効になっているか、新しいユーザーを追加できるようになっていると、ファミリー リンクにより管理されない状態でお子様が Chromebook を使用できてしまう可能性があります。
お子様の Google アカウントを削除する
- Chromebook のログイン画面で、削除するプロフィールを選択します。
- プロフィール名の横にある下矢印
を選択します。
- [このユーザーを削除] を選択します。
- 表示されたボックスで、[このユーザーを削除] を選択します。
重要: Chromebook からプロフィールを削除する前にお子様のアカウント自体を削除した場合は、Chromebook を出荷時の設定にリセットしなければならないことがあります。リセットするには、Ctrl+Alt+Shift+R キーを長押しします。
お子様による Chromebook の利用を管理する
お子様が使用できるアプリを選択する保護者は、お子様が Chromebook で使用できるアプリや、アプリに付与する権限を指定することができます。
- ファミリー リンク アプリ
を開きます。
- お子様を選択します。
- [管理]
[Google Chrome とウェブ] をタップします。
- ご自分のファミリーに適した設定を選択します。
- すべてのサイトを許可: 保護者がブロックしたものを除き、お子様はすべてのサイトにアクセスできます。
- 露骨な表現を含むサイトを可能な限りブロックする: フィルタは完全ではありませんが、露骨な性表現や暴力的なコンテンツを含むサイトが表示されにくくなります。
- 承認済みのサイトのみ許可する: お子様は、保護者が許可したサイトにのみアクセスできます。
ヒント: この設定は、g.co/YourFamily でお子様の名前をクリックして管理することもできます。
保護者が Chrome や一部の Android アプリで特定のサイトをブロックした場合でも、お子様はそのサイトへのアクセス許可を保護者に求めることができます。
お子様は次のオプションを選択できます。
- 直接(対面で)依頼する: 保護者はお子様のデバイスでリクエスト内容を確認し、Google アカウントのパスワードを使ってリクエストを承認または拒否できます。このオプションは Android デバイスと Chromebook でのみご利用いただけます。
- リクエストを送信する: 保護者は、ファミリー リンク アプリ内で通知を受け取り、お子様のリクエストを承認または拒否できます。
サイトをブロックまたは許可する
お子様がアクセスできるサイト(承認済みのサイトまたはブロック中のサイト)の数を管理します。
- ファミリー リンク アプリ
を開きます。
- お子様を選択します。
- [管理]
[Google Chrome とウェブ] をタップします。
- [サイトの管理] で [承認済みのサイト] または [ブロック中のサイト] をタップします。
- [ウェブサイトを追加] をタップします。
- ウェブサイト(例: google.com)またはドメイン(例: google)を追加します。
- ウェブサイト: URL の「」の部分を含めるようにします(例: google.com ではなく google.com)。特定のウェブサイトをブロックまたは許可しても、その設定は先頭や末尾が異なるサイト(例: google.co.uk、photos.google.com)には適用されません。
- ドメイン: ドメイン全体をブロックまたは許可した場合、その設定はホスト名やドメイン名の始まりまたは終わりが異なるサイト(例: google.com、images.google.fr)にも適用されます。
ヒント:
- お子様のアカウント設定の管理をお子様自身に許可するか否かを変更しても、それによりアカウント設定自体が変更されることはありません。管理の設定を変更した場合は、お子様のアカウント設定が正しいことを保護者の方が確認されることをおすすめします。
- ヒント: この設定は、g.co/YourFamily でお子様の名前をクリックして管理することもできます。
重要: 現在のところ、お子様の iPhone や iPad ではウェブサイトの権限を管理できません。また、Windows、Mac、Linux のパソコンにはまだこの機能が適用されない可能性があります。
保護者は、お子様がアクセスするウェブサイトに対して、お子様自身がサイトの権限(位置情報、カメラ、通知などの使用権限)を設定できるかどうかを指定することができます。詳しくは、サイトの権限についての記事をご覧ください。
- ファミリー リンク アプリ
を開きます。
- お子様を選択します。
- [管理]
[Google Chrome とウェブ]
[詳細設定] をタップします。
- [サイト、拡張機能、デバイス上のサイトデータの権限] をオンまたはオフにします。
ヒント: この設定は、Chrome ダッシュボードでお子様の名前をタップして管理することもできます。
[サイト、アプリ、拡張機能の権限] がオフの場合、お子様はウェブサイトに対して権限を設定できません。ただし、すでに設定されている権限は適用されたままになります。