重要:
- フェイスナビを使用している間は常にカメラが動作している必要があります。
- Chromebook のカメラのシャッターまたはカバーが開いていることを確認します。
- フェイスナビの使用中はカメラをオンにして精度を確保します。
- フェイスナビが正しく機能するように、カメラがブロックされていないこと、正しく機能していることを確認します。
- 顔や頭の動きを正確に検出するため、ワークスペースに十分な明るさを確保します。
- フェイスナビには、カメラに関するポリシーが適用されます。
- フェイスナビを初めてオンにすると、確認ダイアログが表示されます。
- キャンセルした場合、フェイスナビはオンになりません。
- 確認すると、フェイスナビがオンになり、フェイスナビの実行に必要な機械学習モデルを含むダウンロード可能なコンテンツのダウンロードが開始されます。
- ダウンロードに失敗した場合、フェイスナビがオフになり、通知が表示されます。
- ダウンロードが成功すると、通知が表示され、フェイスナビがデフォルト設定で開始されます。
- モデルやフェイスナビの機能によって個人データが収集されることはありません。
- 頭の動きでカーソルを操作したり、顔の動きを Chromebook の操作に割り当てたりできます。
- Chromebook のハンズフリーでの全体的な操作性を高めるには、この機能を以下と組み合わせて使用することをおすすめします。
必要なもの
フェイスナビを使用するには、Chromebook のバージョンが M132 以降である必要があります。
- ウェブカメラへのアクセス: 顔データを取得するには、Chromebook のウェブカメラへのアクセス許可が必要です。
- 初回の確認ダイアログ: 同意を得るためのダイアログ ボックスが表示されます。
- インターネット アクセス: 必要な機械学習モデルをダウンロードするには、安定したインターネット接続が必要です。通知センターの通知で、ダウンロードが正常に完了したことを確認できます。
ヒント:
- フェイスナビはゲストとして使用することができます。その場合、カーソルの速度などの設定を保存することなくアクセスできます。
- フェイスナビのオプションは、クイック設定で調整できます。詳しくは、Chromebook のユーザー補助機能を有効にするをご確認ください。
フェイスナビを設定する
- パソコンの右下にある時刻を選択します。
- または、Alt+Shift+S キーを押します。
- 設定
[ユーザー補助機能]
[カーソルとタッチパッド] を選択します。
- フェイスナビの設定サブページに移動するには、[フェイスナビ] を選択します。
- [フェイスナビ] をオンにします。
カーソル操作を有効にする
重要: デフォルトでは、カーソル操作は有効になっています。
頭の動きでマウスカーソルを操作できます。このハンズフリーの方法を使用すると、可動性に制限のある方や反復性のストレス障害のある方が、デジタル コンテンツをスムーズにナビゲート、操作できるようになります。
- パソコンの右下にある時刻を選択します。
- または、Alt+Shift+S キーを押します。
- 設定
[ユーザー補助機能]
[カーソルとタッチパッド] を選択します。
- [フェイスナビ] を選択します。
- [フェイスナビ] をオンにします。
- [カーソルの設定] カードで、[頭の動きでマウスカーソルを操作する] をオンにします。
- これはデフォルトでオンになっています。
カーソル操作の設定をカスタマイズする
カーソルの速度、安定性、アクセラレーションを調整できます。
カーソルの速度を調整する
- [カーソルの設定] カードで、[頭の動きでマウスカーソルを操作する] をオンにします。
- [フェイスナビ]
[カーソル]
[速度] を選択します。
- [カーソル速度] の横にあるスライダーを左([遅い])または右([速い])にドラッグします。
ヒント:
- カーソルの方向別の速度: 方向ごとにカーソルの速度を調整するには、[動かす方向によって速度を調整する] をオンにします。[上]、[下]、[左]、[右] の各方向について [遅い] から [速い] に調整できます。
- カーソルの安定性: 頭を少し動かしてもカーソルが動かないようにすることができます。カーソルを動かすには、大きな動きが必要になります。カーソルの安定性を調整するには、[カーソルの安定性] の横にあるスライダーを左([レスポンシブ])または右([安定])にドラッグします。
- カーソル アクセラレーション: アクセラレーション設定を調整すると、頭を過度に動かさなくても、目的の方向にすばやく動かすだけでカーソルを遠くへ移動できます。頭の動きを抑えながら、カーソルをより広範囲に動かせるようになります。[カーソル アクセラレーション] をオンにします。
- デフォルト設定にリセット: カーソルのすべての設定をデフォルト値にリセットするには、[カーソルの設定] カードで [リセット] を選択します。
フェイスナビでの顔の動きを割り当てる
Chromebook にログインすると、デフォルトで次の 2 つのジェスチャーと操作がマッピングされます。
- 笑顔は左クリックにマッピングされます。
- 口を大きく開くジェスチャーはスクロールにマッピングされます。
- パソコンの右下にある時刻を選択します。
- または、Alt+Shift+S キーを押します。
- 設定
[ユーザー補助機能]
[カーソルとタッチパッド] を選択します。
- [フェイスナビ] を選択します。
- [操作の設定] カードまでスクロールします。
- [顔の動きで操作する] をオンにします。
- これはデフォルトでオンになっています。
- [+ アクションを追加] を選択します。
- [アクションを追加] ダイアログ ボックスで、以下の操作にジェスチャーを割り当てることができます。
- カーソルを中央にリセットする
- マウスを左クリックする
- マウスをダブルクリックする
- マウスをトリプル クリックする
- マウスを右クリックする
- ドラッグ&ドロップする
- 音声入力を開始または停止する
- スクリーンショットを撮影する
- ウィンドウの概要を開く
- メディアを再生または一時停止する
- スクロールする
- 全方向に対応する
- 画面キーボードを表示または非表示にする
- フェイスナビを一時停止または再開する
- 目的の操作
[次へ] を選択します。
- 選択した操作に、以下の認識される事前定義済みの顔の動きを使用できます。
- 両眉を上げる
- 両眉を下げる
- 左目を細める
- 右目を細める
- 両目で瞬きする
- 下を見る
- 左を見る
- 右を見る
- 上を見る
- あごを左に動かす
- 口を大きく開く
- あごを右に動かす
- 唇を丸くすぼめる
- 口を左に動かす
- 唇をくっつけてすぼめる
- 口を右に動かす
- 笑う
- すべての歯を見せる
ヒント:
- 操作に別のジェスチャーを追加するには、ダイアログの手順を繰り返します。
- 同じ操作に複数のジェスチャーを割り当てることができます。たとえば、左目を細めるジェスチャーと右目を細めるジェスチャーの両方を左クリックに割り当てることができます。
- 同じジェスチャーに複数の操作を割り当てることはできません。たとえば、左目を細めるジェスチャーで左クリックと右クリックの両方を行うことはできません。
- マッピングを削除するには、閉じる
を選択します。
- 操作にマッピング済みのジェスチャーを変更するには、不要なマッピングを削除して閉じる
を選択します。操作にジェスチャーを再マッピングするには、マッピングの手順を繰り返します。
- ジェスチャーのしきい値を確認して調整します。
- ジェスチャーを行う: 現在のしきい値で検出された場合はウィンドウの色が変わります。
- スライダーで感度の強弱を調整する: しきい値は、快適な程度に低く、なおかつ誤検出されない程度に高くする必要があります。
- しきい値を下げると、わずかな動きで操作できます。
- しきい値を上げると、より大きな動きが必要になります。
- 新しいフェイスナビの操作を確定するには、[保存] を選択します。
- [アクション] に、設定した操作と、割り当てたジェスチャーを示すチップの行が表示されます。
ヒント:
- ジェスチャーの感度を変更すると、そのジェスチャーの感度が保存され、以降のすべてのマッピングで使用されます。
- 左クリックとスクロールの 2 つの操作については事前設定されます。デフォルトの操作を削除するには、削除したい操作の横にある閉じる
を選択します。
- 操作に割り当て済みのジェスチャーを選択すると、警告が表示されます。既存のジェスチャーを新しい操作に割り当てると、そのジェスチャーは元の操作から削除されます。
- 操作からジェスチャーの割り当てを解除しても、設定には引き続きその操作の行が表示されます。その場合、[ジェスチャーを割り当て] というチップが設定に表示されるようになります。このチップを選択して、その操作に新しいジェスチャーを割り当てることができます。
- すでに設定されているジェスチャーと競合する可能性のあるジェスチャーを選択した場合は、警告が表示されます。たとえば、[口を大きく開く] を設定後に [あごを左に動かす] を選択した場合、「口を大きく開く」ジェスチャーが誤って有効になる可能性があるため、警告が表示されます。
切り替えるタイプの操作
フェイスナビの一部の操作については、割り当てた顔の動きを行って操作モードに切り替える必要があります。必要に応じてパソコンを操作し、割り当てた顔の動きをもう一度行って、操作モードを切り替えることができます。操作モード中は、他の操作が誤ってトリガーされないように、操作モードを終了するまで顔の他の動きはすべて無視されます。
ドラッグ&ドロップする
ドラッグ&ドロップを使用すると、マウスの左ボタンを長押しした場合と同じ操作を行うことができます。デスクトップ ウィンドウを移動したり、テキストをハイライト表示したりする場合と同じです。
ドラッグ&ドロップを使用するには:
- 顔の動きでアイテムを選択します。
- 画面上部の [フェイスナビ インジケーター] に、デバイスでドラッグ&ドロップの操作中であることが示されます。
- フェイスナビまたは他の入力システム(マウスやタッチパッドなど)を使用して、カーソルを目的の場所に移動します。
- 顔の動きでアイテムをドロップします。
音声入力を開始または停止する
音声入力を使用して、テキスト フィールドにテキストを声で入力できます。
音声入力を使用するには:
- テキスト フィールドをクリックします。
- 割り当てた顔の動きを行います。
- 音声入力がオンで入力の待機状態であることを示す吹き出しが表示されます。
- 入力するテキストを読み上げます。
- 停止するには、顔の動きをもう一度行います。
スクロール モード
ウェブページやデスクトップ アプリケーションでスクロールするには、スクロール モードを使用します。
スクロール モードを使用するには:
- スクロールするコンテンツにカーソルを合わせます。
- 割り当てた顔の動きを行って、スクロール モードに切り替えます。
- 画面上部の [フェイスナビ インジケーター] に、デバイスがスクロール モードであることが示されます。
- 頭を上下左右に傾けて、目的の方向にスクロールします。
- スクロール モードを終了するには、顔の動きをもう一度行います。
フェイスナビを一時停止または再開する
操作をトリガーすることなく顔を自由に動かすには、フェイスナビを一時停止します。
- 割り当てた顔の動きを行います。
- 画面上部の [フェイスナビ インジケーター] に、フェイスナビが一時停止中であることが示されます。
- フェイスナビを再開するには、顔の動きをもう一度行います。
カスタムキーの組み合わせを設定する
ステップ 1: フェイスナビの設定を開く- パソコンの右下にある時刻を選択します。
- または、Alt+Shift+S キーを押します。
- 設定
[ユーザー補助機能]
[カーソルとタッチパッド] を選択します。
- [フェイスナビ] を選択します。
- [操作の設定] カードまでスクロールします。
- 下部の [+ アクションを追加] を選択します。
- [アクションを追加] ページで、操作の一覧の下部にある [カスタムキーの組み合わせを作成する]
[次へ] を選択します。
- [カスタムキーの組み合わせを作成する] ページで、物理キーボードを使用してキーの組み合わせを入力します。
- 入力後にキーの組み合わせを変更するには、[変更] を選択します。次の手順に進む準備が整うまで、このページで変更を継続できます。
- キーの組み合わせの入力例としては、コピー: Ctrl+C キーなどがあります。
- キーの組み合わせを設定したら、[次へ] を選択します。
- 次のページで、以下の事前定義済みの顔の動き
[次へ] を選択します。
- 両眉を上げる
- 両眉を下げる
- 左目を細める
- 右目を細める
- 両目で瞬きする
- 下を見る
- 左を見る
- 右を見る
- 上を見る
- あごを左に動かす
- 口を大きく開く
- あごを右に動かす
- 唇を丸くすぼめる
- 口を左に動かす
- 唇をくっつけてすぼめる
- 口を右に動かす
- 笑う
- すべての歯を見せる
ヒント:
- 操作に別のジェスチャーを追加するには、ダイアログの手順を繰り返します。
- 同じ操作に複数のジェスチャーを割り当てることができます。たとえば、左目を細めるジェスチャーと右目を細めるジェスチャーの両方を左クリックに割り当てることができます。
- 同じジェスチャーに複数の操作を割り当てることはできません。たとえば、左目を細めるジェスチャーで左クリックと右クリックの両方を行うことはできません。
- マッピングを削除するには、閉じる
を選択します。
- 操作にマッピング済みのジェスチャーを変更するには、不要なマッピングを削除して閉じる
を選択します。操作にジェスチャーを再マッピングするには、マッピングの手順を繰り返します。
- ジェスチャーのしきい値を設定します。
- ジェスチャーを行う: 現在のしきい値で検出された場合はウィンドウの色が変わります。
- スライダーで感度の強弱を調整する: しきい値は、快適な程度に低く、なおかつ誤検出されない程度に高くする必要があります。
- 感度のスライダーを左(高い)または右(低い)にドラッグします。
- しきい値を下げると、わずかな動きで操作できます。
- しきい値を上げると、より大きな動きが必要になります。
- 新しいフェイスナビの操作を確定するには、[保存] を選択します。
- [アクションの設定] カードに、設定した操作と、割り当てたジェスチャーを示すチップの行が表示されます。
- ヒント: ジェスチャーの感度を変更すると、そのジェスチャーの感度が保存され、以降のすべてのマッピングで使用されます。
フェイスナビでの顔のジェスチャーの感度を編集する
操作またはジェスチャーのマッピングを保存した後にジェスチャーの感度を更新するには:
- [アクション] カードで、設定済みのジェスチャーのチップを選択します。ジェスチャーの感度を変更するためのダイアログが表示されます。
- 感度のスライダーを左(高い)または右(低い)にドラッグします。
- しきい値を下げると、わずかな動きで操作できます。
- しきい値を上げると、より大きな動きが必要になります。
- ジェスチャーの感度を更新するには、[保存] を選択します。