Mac 向けの従来のブラウザのサポートを設定する

企業や学校で使う Windows の Chrome ブラウザを管理する管理者向けの内容です。

ユーザーが管理対象の Apple Mac パソコンを使用する場合、管理者はユーザーが使用するブラウザを Chrome ブラウザから代替ブラウザに自動的に切り替えることができます。Google 管理コンソールを使用してポリシーを設定し、代替ブラウザで開く URL を指定します。たとえば、ユーザーがインターネットにアクセスする際は Chrome ブラウザを使用し、組織のイントラネットにアクセスする際は Apple Safari を使用するように設定できます。

ステップ 1: ポリシーを確認する

展開してすべてのポリシーと説明を表示します。

すべてのポリシーと説明

ポリシー 説明と設定

AlternativeBrowserParameters

代替ブラウザの実行ファイルに渡すパラメータを指定します。

このポリシーがオンになっている場合、指定したパラメータは代替ブラウザが呼び出されたときに使用されます。

特殊なプレースホルダ ${url} を使用して、コマンドライン内の URL の位置を指定できます。

引数が URL しかない場合、またはコマンドラインの末尾に URL を追加する場合は、プレースホルダを指定する必要はありません。

未設定の場合: URL だけがパラメータとして代替ブラウザに渡されます。

AlternativeBrowserPath

代替ブラウザとして使用するプログラムを指定します。ファイルの場所を指定することも、次のいずれかの変数を使用することもできます。

  • ${firefox} - Mozilla® Firefox®
  • ${opera} - Opera®
  • ${safari} - Safari

未設定の場合: Mac のデフォルトの代替ブラウザは Safari(${safari})です。

BrowserSwitcherDelay

代替ブラウザを開く際にかかる時間をミリ秒単位で指定します。この間、ブラウザの切り替え中であることを示すメッセージが表示されます。問題がある場合は、ページにエラー メッセージが表示されます。
 
未設定の場合: ブラウザの切り替え中であることを示すメッセージを表示することなく、すぐに代替ブラウザで URL が開きます。

BrowserSwitcherEnabled

従来のブラウザのサポート機能を有効にします。

このポリシーを有効にすると、ユーザーは Safari などの代替ブラウザで一部の URL を開くことができます。

このポリシーがオンになっている場合、次のポリシーのうち少なくとも 1 つを設定する必要があります。

未設定の場合: Chrome ブラウザが代替ブラウザで URL を開くことはありません。

BrowserSwitcherExternalGreylistUrl

ブラウザの切り替えを行わない URL のリストが記載された XML ファイルの URL を指定します。file:// スキーマを使用してローカル システム上のファイルを使用するか、HTTP または HTTPS 経由でリモート サーバー上のファイルを使用します。

未設定の場合: Chrome ブラウザは、ブラウザの切り替えを行わない URL を管理する際に XML ファイルを使用しません。

BrowserSwitcherExternalSitelistUrl

代替ブラウザで開く URL のリストが記載された XML ファイルの URL を指定します。file:// スキーマを使用してローカル システム上のファイルを使用するか、HTTP または HTTPS 経由でリモート サーバー上のファイルを使用します。

未設定の場合: Chrome ブラウザは、URL を代替ブラウザで開くかどうかを管理する際に XML ファイルを使用しません。

BrowserSwitcherKeepLastChromeTab

ウィンドウ内の最後のタブが代替ブラウザに切り替わった後に Chrome ブラウザを閉じるかどうかを指定します。

Chrome ブラウザのタブは、代替ブラウザに切り替わった後、自動的に閉じます。このポリシーがオフになっている場合、ウィンドウ内で最後のタブが開いていた状態でブラウザが切り替わると、Chrome ブラウザは完全に閉じます。

未設定の場合: 代替ブラウザに切り替わった後、Chrome ブラウザで少なくとも 1 つのタブが開いた状態になります。

BrowserSwitcherUrlGreylist

Chrome ブラウザまたは代替ブラウザで開き、ブラウザの切り替えを行わないウェブサイトの URL のリストを指定します。

未設定の場合: BrowserSwitcherExternalSitelistUrlBrowserSwitcherUrlListBrowserSwitcherUseIeSitelist で指定していない限り、URL は Chrome ブラウザで開きます。

BrowserSwitcherUrlList

代替ブラウザで開くウェブサイトの URL のリストを指定します。

未設定の場合: Chrome ポリシーで URL のリストを指定しません。

ステップ 2: 従来のブラウザのサポート機能を設定する

  1. 管理者アカウントで Google 管理コンソール にログインします。

    管理者アカウントを使用していない場合は、管理コンソールにアクセスできません。

  2. メニュー アイコン 次に [デバイス] > [Chrome] > [設定] に移動します。デフォルトでは、[ユーザーとブラウザの設定] ページが開きます。

    この操作にはモバイル デバイス管理の管理者権限が必要です。

    Chrome Enterprise Core に登録済みの場合は、メニュー アイコン 次に [Chrome ブラウザ] > [設定] に移動します。

  3. (省略可)設定を一部のユーザーと登録済みブラウザにのみ適用するには、設定の横で組織部門(多くの場合、部門に使用されます)または設定グループ(詳細設定)を選択します。手順を見る

    グループの設定は組織部門の設定をオーバーライドします。詳細

  4. [従来のブラウザのサポート] に移動します。
  5. Microsoft Internet Explorer などの代替ブラウザで URL を開くには、以下の操作を行います。
    1. [従来のブラウザのサポート] をクリックします。
    2. [従来のブラウザのサポートを有効にする] を選択します。
    3. [保存] をクリックします。 または、組織部門 の [オーバーライド] をクリックします。

      継承された値を後で復元するには、[継承](グループの場合は [設定解除])をクリックします。

  6. (省略可)代替ブラウザで開く URL を XML ファイルを使用して指定するには:
    1. [従来のブラウザのサポートのサイトリスト] をクリックします。
    2. XML ファイルの URL を入力します。
    3. [保存] をクリックします。 または、組織部門 の [オーバーライド] をクリックします。

      継承された値を後で復元するには、[継承](グループの場合は [設定解除])をクリックします。

  7. (省略可)Safari で特定の URL を開くには:
    1. [代替ブラウザで開くウェブサイトです] をクリックします。
    2. 代替ブラウザで開くページの URL を入力します。
    3. [保存] をクリックします。 または、組織部門 の [オーバーライド] をクリックします。

      継承された値を後で復元するには、[継承](グループの場合は [設定解除])をクリックします。

  8. (省略可)Safari を代替ブラウザとして指定します。
    1. [代替ブラウザのパス] をクリックします。
    2. ブラウザの実行ファイルの場所または「${safari}」を入力します。
    3. [保存] をクリックします。 または、組織部門 の [オーバーライド] をクリックします。

      継承された値を後で復元するには、[継承](グループの場合は [設定解除])をクリックします。

ステップ 3: (省略可)従来のブラウザのサポートをカスタマイズする

  1. (省略可)設定を一部のユーザーと登録済みブラウザにのみ適用するには、設定の横で組織部門(多くの場合、部門に使用されます)または設定グループ(詳細設定)を選択します。手順を見る

    グループの設定は組織部門の設定をオーバーライドします。詳細

  2. [従来のブラウザのサポート] に移動します。
  3. (省略可)ブラウザの切り替え中であることをユーザーに知らせるメッセージを表示するには:
    1. [代替ブラウザ起動までの待機時間] をクリックします。
    2. Safari を開く前にメッセージを表示する時間(秒)を入力します。
    3. [保存] をクリックします。 または、組織部門 の [オーバーライド] をクリックします。

      継承された値を後で復元するには、[継承](グループの場合は [設定解除])をクリックします。

  4. (省略可)XML ファイルを使用して、ブラウザの切り替えを行わない URL を指定するには:
    1. [どちらのブラウザでも開くウェブサイト URL のリスト] をクリックします。
    2. XML ファイルの URL を入力します。
    3. [保存] をクリックします。 または、組織部門 の [オーバーライド] をクリックします。

      継承された値を後で復元するには、[継承](グループの場合は [設定解除])をクリックします。

  5. (省略可)どちらのブラウザでも特定のページ(シングル サインオン(SSO)ページなど)の URL を開けるようにするには:
    1. [どちらのブラウザでも開くウェブサイト] をクリックします。
    2. どちらのブラウザでも開けるようにする URL を入力します。
    3. [保存] をクリックします。 または、組織部門 の [オーバーライド] をクリックします。

      継承された値を後で復元するには、[継承](グループの場合は [設定解除])をクリックします。

    (省略可)Safari にパラメータを渡すには:
    1. [代替ブラウザのパラメータ] をクリックします。
    2. Safari の実行ファイルに渡すパラメータを入力します。
    3. [保存] をクリックします。
    (省略可)ウィンドウの最後のタブが代替ブラウザに切り替わった後も Chrome ブラウザを開いたままにするには:
    1. [Chrome の最後のタブは開いたままにする] をクリックします。
    2. [Chrome のタブを少なくとも 1 つは開いたままにする] を選択します。
    3. [保存] をクリックします。 または、組織部門 の [オーバーライド] をクリックします。

      継承された値を後で復元するには、[継承](グループの場合は [設定解除])をクリックします。

ステップ 4: ポリシーが適用されていることを確認する

Chrome ブラウザのポリシーを確認する

Chrome ポリシーの適用後に設定を有効にするには、ユーザーが Chrome ブラウザを再起動する必要があります。ユーザーのデバイスにポリシーが正しく適用されていることを確認します。

  1. 管理対象のデバイスで、chrome://policy にアクセスします。
  2. [ポリシーを再読み込み] をクリックします。
  3. [値が設定されていないポリシーを表示する] チェックボックスをオンにします。
  4. 設定したポリシーについて、以下を確認します。
    1. ステータスが [OK] に設定されている。
    2. ポリシーの値が設定した値と一致している。
従来のブラウザのサポートの設定を確認する

特定の URL がどのブラウザで開くのかを確認することができます。

  1. 管理対象のデバイスで、chrome://browser-switch/internals にアクセスします。
  2. [URL Checker] のボックスに URL を入力すると、どのブラウザで開かれるかを確認できます。
  3. [Sitelist] のリストで、代替ブラウザで開く URL を確認します。
  4. [Greylist] のリストで、どちらのブラウザでも開ける URL を確認します。

関連トピック

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