企業または学校の ChromeOS デバイスの管理者を対象としています。
ご購入いただいたアップグレードをデバイスで使用するには、まずデバイスを組織で登録する必要があります。登録することによりデバイスと組織の間にリンクが確立され、設定済みのポリシーを適用できます。
スタンドアロン版の ChromeOS デバイスをご購入いただいた場合は、単体アップグレードをご購入いただく必要があります。スタンドアロン版のデバイスについては、アップグレードをご購入いただいた数だけ登録できます。ご購入いただいたアップグレードの数より多くのデバイスを登録しようとすると、エラー メッセージが表示され、デバイスは登録されません。このような場合は、デバイスの登録を解除するか、アップグレードを追加購入していただく必要があります。詳しくは、ChromeOS デバイスの修理、用途変更、廃棄をご覧ください。
Chrome Enterprise Upgrade または Chrome Education Upgrade がバンドルされている ChromeOS デバイスをご購入いただいた場合は、単体アップグレードをご購入いただく必要はありません。バンドル版デバイスは、直接組織に登録できます。各デバイスに組み込まれているアップグレードは、デバイスのサポートが終了するまで有効です。
注: ご利用いただける Chrome の機能は、アカウントの種類に応じて異なります。たとえば、組織で教育機関向けアカウントをご利用になっている場合は、Chrome Enterprise Upgrade がバンドルされた ChromeOS デバイスを登録していても、企業アカウント専用の Chrome の機能はご利用いただけません。
保有するアップグレードの数を確認する
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管理者アカウントで Google 管理コンソール にログインします。
管理者アカウントを使用していない場合は、管理コンソールにアクセスできません。
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- 上部の [アップグレード] をクリックします。
- 単体、定期更新 - ChromeOS デバイスにバンドルされていない ChromeOS アップグレード サービス。サービスを有効にするには、デバイスの登録が必要です。このアップグレードは、一定のサブスクリプション期間(通常は 12 か月間)において利用可能であり、サービスの利用を継続するには、期間終了時に更新が必要です。アップグレードを登録したかどうかにかかわらず、ご契約期間分の料金をお支払いいただきます。
- 単体、永久ライセンス - ChromeOS デバイスにバンドルされていない ChromeOS アップグレード サービス。サービスを有効にするには、デバイスの登録が必要です。このアップグレードは、デバイスへの登録完了後デバイスのサポート終了までこの組織でご利用いただけます。
- 未割り当て - 管理対象外の ChromeOS デバイスを使用して、現在、登録可能な単体アップグレード。
- 割り当て済み - 使用中または使用が停止されていて、登録できない単体アップグレード。これには、プロビジョニング済みデバイス、永久ライセンスを持つ廃止済みデバイス、2024 年 7 月以降に無効化されたデバイスで使用されていたアップグレードが該当します。
- 廃止済み - 購入したものの、もう登録できない単体の永久アップグレード。これらは永久ライセンスで、デバイスに登録されたもののその後デバイスが使われなくなり、別のデバイスに移行または再利用できなくなったアップグレードです。廃止済みライセンス数は、割り当て済みライセンスの合計数に含まれます。
- 条件付きで利用可能 - 過去に登録されたが、その後、RMA、保証、修復などの理由で登録を解除された単体の永久アップグレード。同一モデルのデバイスでのみ再利用できます。ChromeOS の同じモデルは、自動更新ポリシーと ChromeOS Flex 認定モデルリストで定義されています。同一モデルの条件が満たされている間は、新しいデバイスの登録時にこれらのアップグレードが最初に再利用されます。条件付きで利用可能なライセンスの数は、割り当て済みライセンスの合計数に含まれます。
- 購入の合計数 - 購入済みのスタンドアロン アップグレードの合計数。
- ChromeOS デバイス(アップグレード バンドル版) - ChromeOS アップグレード(Education または Enterprise)がバンドルされたデバイス。ChromeOS アップグレードは、デバイスのサポート終了まで有効です。
メモ: バンドル版デバイスは、デバイスの購入時ではなく、登録して初めて表示されます。- Enterprise - 登録済みのバンドル版 Chrome Enterprise デバイスの合計数。
- Education - 登録済みの Chrome Education アップグレードにバンドルされた ChromeOS デバイスの合計数。
- 登録合計数 - 登録されたアップグレード バンドル版の合計数。
アップグレードを使用する
デバイスの登録方法については詳しくは、ChromeOS デバイスを登録するをご覧ください。
始める前に
- Kiosk & Signage Upgrade を使用して登録する場合、ChromeOS デバイスのバージョンは 104 以降である必要があります。
- 選択したアップグレードの種類に対するアップグレードがない場合は、アップグレードを追加購入しなければならないことを伝えるエラーが表示されます。
必要なアップグレードの種類を使用してデバイスを登録する
デバイスを登録する際は、必要なアップグレードの種類として Chrome Enterprise Upgrade または Kiosk & Signage Upgrade を選択できます。デバイスを登録すると、それに対応する利用可能なアップグレードの数が減り、デバイスは選択したアップグレードの種類とともに登録されます。
登録されたデバイスのアップグレードを変更する
アップグレードの種類の変更がデバイスに反映されるまでに、最長で 24 時間ほどかかる場合があります。アップグレードの種類を変更しても、出荷時の設定にリセットされることはなく、デバイスのデータがワイプされることもありません。出荷時の設定にリセットしてデータをワイプしたい場合は、ChromeOS デバイスのデータをワイプするをご覧ください。
誤ったアップグレードの種類でデバイスを登録した場合や、アップグレードを変更したい場合は、次のいずれかの手順を踏みます。
- 1 台のデバイスのアップグレードを変更する。
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管理者アカウントで Google 管理コンソール にログインします。
管理者アカウントを使用していない場合は、管理コンソールにアクセスできません。
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- リストでデバイスをクリックして選択します。
- 左側にある [アップグレードを変更] をクリックします。
- [デバイスのアップグレードの変更] で、[アップグレードを変更] を選択します。
- [完了] をクリックします。
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- 複数のデバイスのアップグレードを変更する。
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管理者アカウントで Google 管理コンソール にログインします。
管理者アカウントを使用していない場合は、管理コンソールにアクセスできません。
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- アップグレードするデバイスの横にあるチェックボックスをオンにします。
- デバイスリスト上部のメニューで、[その他]
[アップグレードを変更] をクリックします。
- 現在のアップグレードから新しいアップグレードへの変更の詳細を確認します。
- [アップグレードを変更] をクリックします。
- (省略可)アップグレードを変更したデバイスの記録を保持するには、[ログをダウンロード] をクリックします。
- [完了] をクリックします。
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Chrome Enterprise Upgrade から Kiosk & Signage Upgrade に変更した場合のデバイスの動作
Kiosk & Signage Upgrade でデバイスを登録した場合、ユーザー セッションと管理対象ゲスト セッションは利用できません。アップグレードを Kiosk & Signage Upgrade に変更する前に、デバイスがキオスク セッション用に設定されていることを確認してください。
ユーザーのログイン中、または管理対象ゲスト セッションがアクティブな状態でアップグレードの種類を変更した場合、これらのセッションは次のデバイスの再起動まで継続されます。再起動後は、セッションのオプションが利用できなくなります。ユーザー セッションのデータは保存されたままになりますが、アクセスはできなくなります。ユーザー セッションのデータにアクセスするには、アップグレードの種類を Chrome Enterprise Upgrade に戻し、デバイスにログインし直す必要があります。
Kiosk & Signage Upgrade から Chrome Enterprise Upgrade に変更した場合のデバイスの動作
Kiosk & Signage Upgrade から Chrome Enterprise Upgrade に変更しても、デバイスはキオスク セッション用に設定された状態のままになります。Chrome Enterprise Upgrade で登録されたデバイスでは、ユーザーのログインや管理対象ゲスト セッションといった追加機能を利用できます。ログインしたユーザーのセッション、または管理対象ゲスト セッションとしてデバイスを使用するには、デバイスを再起動して、ローカルにログインする必要があります。
デバイスの登録を解除する
Chrome Enterprise Upgrade または Kiosk & Signage Upgrade の年間ライセンスをご利用の場合は、いつでもデバイスの登録を解除できます。デバイスの登録を解除して、同じドメインにある別のスタンドアロン版デバイス(任意のモデル)にライセンスを再割り当てすることができます。ただし、別のドメインに再割り当てすることはできません。スタンドアロン版デバイス用の永久ライセンスをお持ちの場合は、ハードウェアに関する問題が発生して交換が必要になった場合にのみ、同じモデルの別のデバイス(またはメーカーが提供する同等の代替品)にライセンスを再割り当てできます。注: 組織内のデバイスの登録を解除するには、そのデバイスをデプロビジョニングする必要があります。その後、デバイスのデータをワイプして、管理対象外のデバイスとして使用するか、別のドメインに登録します。詳しくは、Chrome デバイスの修理、用途変更、廃棄をご覧ください。関連トピック