学校の ChromeOS デバイスの管理者を対象としています。
管理者は、コンテンツ移行アプリを使用して管理対象の Google アカウントから個人の Google アカウントにデータを移行するようユーザーに促すことができます。それにより、卒業して学校用アカウントにアクセスできなくなる生徒が、メール、パスワード、履歴、ファイルなどに引き続きアクセスできます。
ステップ 1: 移行権限をチェックする
Google データ エクスポートの移行権限をチェックして、ユーザーがコンテンツ移行アプリを使用してデータを移行できることを確認します。
デフォルトでは、すべての組織部門で Google データ エクスポートの移行権限が有効になっており、ユーザーは各自の Gmail とドライブのデータを移行できます。ドライブと Gmail に関する Google データ エクスポートの設定について詳しくは、卒業予定の生徒にデータの移行を許可するをご覧ください。
この手順で操作するには、組織部門(最上位)とサービス設定に対する管理者権限 が必要です。
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管理者アカウントで Google 管理コンソール にログインします。
管理者アカウントを使用していない場合は、管理コンソールにアクセスできません。
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- [追加の移行権限] をクリックします。
- [この組織部門のユーザーに「コンテンツの移行」へのアクセスを許可します] のチェックボックスがオンになっていることを確認します。
ステップ 2: コンテンツ移行を設定する
Google 管理コンソールでの操作:
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Go to Menu
Devices > Chrome > Settings. The User & browser settings page opens by default.
Requires having the Mobile Device Management administrator privilege.
- [コンテンツ] に移動します。
- [コンテンツ移行ツール] をクリックします。
- [ChromeOS でコンテンツ転送ツールを許可する] を選択します。
- ユーザーのデバイスにコンテンツ移行アプリが表示される期間の開始日と終了日を設定します。開始日と終了日の設定について詳しくは、ユーザーまたはブラウザに Chrome のポリシーを設定するをご覧ください。
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[保存] をクリックします。 または、組織部門 の [オーバーライド] をクリックします。
継承された値を後で復元するには、[継承](グループの場合は [設定解除])をクリックします。
コンテンツ移行アプリは、ユーザーのデバイスのシェルフに自動的に固定されます。コンテンツ移行アプリは、指定した期間中のみユーザーのデバイスに表示され、使用できます。コンテンツ移行アプリを使用できない場合、Google データ エクスポートで [この組織部門のユーザーに「コンテンツの移行」へのアクセスを許可します] のチェックボックスがオンになっていれば、ユーザーは「コンテンツの移行」を使用してデータをコピーできます。上のステップ 1 をご覧ください。Google データ エクスポートによる別アカウントへのデータのコピーをユーザーに許可する方法について詳しくは、卒業予定の生徒にデータの移行を許可するをご覧ください。
注: アクティブ ユーザー セッション中にコンテンツ移行ツールを設定した場合、現在のセッションが終了し、ユーザーが再びログインするまでは、アプリがランチャーに表示されません。
ユーザー側の挙動
管理対象の ChromeOS デバイスでは、コンテンツ移行アプリをランチャー または [設定]
[アカウント]
[コンテンツ移行] から開くことができます。
コンテンツ移行アプリで、転送されたコンテンツを受け取る個人の Google アカウントを入力するよう求めるプロンプトがユーザーに表示されます。Google から送信されたコードを使用して個人アカウントを確認したユーザーは、コピーしてそのアカウントに移行するデータを選択し、移行を開始できます。コンテンツ移行が完了するまで最長で 1 週間ほどかかることがあります。移行が完了すると、ユーザーにメール通知が届きます。