管理対象の Chrome ブラウザと ChromeOS デバイスが対象です。
管理者は、Chrome でデータ(履歴、Cookie、パスワードなど)を保持する期間を管理できます。Chrome を終了した直後や、指定した期間が経過したときに、特定のデータを削除するように設定できます。
始める前に
- SyncDisabled ポリシーを使用して Google Sync を無効にします。プラットフォーム レベルでデータを削除するようにポリシーを設定した場合、プラットフォーム レベルで Google Sync を無効にする必要があります。同様に、ユーザーレベルでデータを削除するようにポリシーを設定した場合は、ユーザーレベルで Google Sync を無効にする必要があります。
- 削除できるデータタイプは次のとおりです。
- browsing_history - 閲覧履歴を削除します。
- download_history - ダウンロード履歴を削除します。
- cookies_and_other_site_data - Cookie と他のサイトデータを削除します。
- cached_images_and_files - ユーザーのデバイスにキャッシュされている画像とファイルを削除します。
- password_signin - 保存されているパスワードを削除します。
- autofill - ブラウザに保存されている自動入力データを削除します。
- site_settings - サイトの設定をデフォルトに戻します。
- hosted_app_data - ブラウザにインストールされているホスト型アプリのデータ キャッシュを削除します。
ポリシーを確認する
ポリシー | 説明と設定 |
---|---|
Chrome の終了時に削除する閲覧データのタイプを指定します。 このポリシーの優先順位は AllowDeletingBrowserHistory よりも低くなります。 |
|
Chrome の閲覧データの有効期間(Chrome で特定のデータタイプが削除されるまでの期間)を設定します。 time_to_live_in_hours で指定します。
データの削除には、指定した時間よりも若干時間がかかることがあります。 |
Chrome の終了時にデータを削除する
指定した期間が経過した後にデータを削除する
例
Chrome の終了時にすべてのデータタイプを削除する
管理コンソール
Windows(グループ ポリシー)
Windows(レジストリ)
Mac
Linux
Chrome の終了時にプロファイル管理データを削除する
同じウェブサイトに繰り返しアクセスするときに、より高速に閲覧できるようにするために、Chrome ブラウザでは一般的にファイルや画像がキャッシュされます。ユーザーが多数のウェブサイトを閲覧すると、デバイスに保存されているキャッシュの量が増加します。ユーザーのストレージが制限されている場合や複数のデバイスでストレージを共有している場合は、プロファイルのサイズが大きくなりすぎないようにすることができます。キャッシュに保存されている画像やファイル、ホスト型アプリのデータを削除することで、データの大部分が削除され、プロファイルを管理可能なサイズに保つことができます。
管理コンソール
Windows(グループ ポリシー)
Windows(レジストリ)
Mac
Linux
閲覧履歴を 24 時間ごとに削除し、ログイン時のパスワードと自動入力データを 12 時間ごとに削除する
管理コンソール
Windows(グループ ポリシー)
Windows(レジストリ)
Mac
Linux
ポリシーが適用されていることを確認する
Chrome ポリシーを適用した後、その設定を有効にするためにユーザーは Chrome を再起動する必要があります。管理者は、ユーザーのデバイスにポリシーが正しく適用されているかどうかを確認できます。
- 管理対象デバイスで、chrome://policy にアクセスします。
- [ポリシーを再読み込み] をクリックします。
- ClearBrowsingDataOnExitList と BrowsingDataLifetime について、[ステータス] が [OK] に設定されていることを確認します。
- ClearBrowsingDataOnExitList と BrowsingDataLifetime について、[すべてを表示] をクリックし、各項目の値がポリシーで設定した値と同じであることを確認します。
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