信頼できる場所を設定すると、保存した場所やその近くにいる場合に Android デバイスの特定の機能にすばやく簡単にアクセスできるようになります。
信頼できる場所やその近くにいる場合に可能となる操作は次のとおりです。
- スマートフォンをロック解除したままにする。詳しくは、Android スマートフォンをロック解除したままにする条件を設定するをご覧ください。
- [ID チェック] がオンの場合に生体認証データと PIN を追加認証として使用する。詳しくは、データを盗難から保護するをご覧ください。
必要なもの / 条件
信頼できる場所を最大限有効に活用するために必要なものと条件は次のとおりです。
- Android 10 以降を搭載したデバイス。
- この手順の一部は、Android 10 以降でのみ動作します。お使いの Android のバージョンをご確認ください。
- タッチ スクリーン デバイス。手順によっては、画面のタップ操作が必要となります。
- Wi-Fi がオンになっている。
- [位置情報の精度] をオンにする。詳しくは、位置情報の精度を高める方法をご確認ください。
信頼できる場所を追加する
重要:
- 信頼できる場所の位置情報は目安です。
- 信頼できる場所は、自宅やカスタムの場所の壁や塀によって範囲が限定されるわけではありません。精度は約 100 メートルです。
- 位置情報の信号は複製または操作されることがあります。
信頼できる場所は、候補から追加できます。また、手動での入力や地図上での選択も可能です。
信頼できる場所は、デバイスごとに別々に設定してください。
ヒント: [ロック解除延長] と [ID チェック] からも信頼できる場所にアクセスできます。
自宅や職場の住所を信頼できる場所に設定する重要: Google アカウントの住所を変更すると、信頼できる場所から削除されます。
- デバイスの設定アプリを開きます。
- [位置情報]
[位置情報サービス]
[信頼できる場所] をタップします。
- 生体認証データまたは PIN を入力します。
- [+ 信頼できる場所を追加] をタップします。
- 自宅や職場の住所を信頼できる場所に設定するには、[自宅] または [職場] をタップします。
ヒント: [自宅] や [職場] の住所をまだ指定していない場合は、設定できます。詳しくは、Google アカウントの住所を管理するをご覧ください。
- デバイスの設定アプリを開きます。
- [位置情報]
[位置情報サービス]
[信頼できる場所] をタップします。
- 生体認証データまたは PIN を入力します。
- [+ 信頼できる場所を追加] をタップします。
- 住所を入力します。
- 追加する住所が表示されたら、[追加] をタップします。
ヒント: [追加] をタップする前であれば、確認ダイアログで信頼できる場所の名前を編集することもできます。
- デバイスの設定アプリを開きます。
- [位置情報]
[位置情報サービス]
[信頼できる場所] をタップします。
- 生体認証データまたは PIN を入力します。
- [+ 信頼できる場所を追加]
[地図上で選択] をタップします。
- 以下の操作が可能です。
- 目的の場所までピンをドラッグする。
- 検索バーに住所を追加する。
- 以下の操作が可能です。
- 追加する場所が表示されたら、[この場所を使用] をタップします。
- 確認ダイアログで [追加] をタップします。
ヒント: [追加] をタップする前であれば、確認ダイアログで信頼できる場所の名前を編集することもできます。
信頼できる場所を削除する
重要: 信頼できる場所が 1 つ以上なければ、利用できない設定もあります。信頼できる場所を削除すると、信頼できる場所を使用するすべての設定に影響します。
信頼できる場所は、デバイスの設定から削除できます。
- デバイスの設定アプリを開きます。
- [位置情報]
[位置情報サービス]
[信頼できる場所] をタップします。
- 生体認証データまたは PIN を入力します。
- リストで、信頼できる場所として削除する場所の横の削除アイコン
をタップします。
- 警告の通知で [削除] をタップして削除を確定します。
信頼できる場所を使用する設定を確認、編集する
重要: すべての設定で、保存した一連の同じ信頼できる場所が使用されます。設定ごとに信頼できる場所をカスタマイズすることはできません。
信頼できる場所を使用する主な設定は次のとおりです。
- ロック解除延長: 信頼できる場所を使用して、信頼できる場所にいるときにデバイスのロック解除を延長できます。[ロック解除延長] の設定で、[信頼できる場所をロック解除延長で使用する] をオンまたはオフにします。
- ID チェック: 信頼できる場所を使用して、信頼できる場所から離れているときにデバイスの保護を強化できます。
ヒント: 信頼できる場所を使用する設定を確認、編集するには、生体認証データまたは PIN が必要です。
信頼できる場所について
信頼できる場所の仕組み信頼できる場所を設定すると、信頼できる場所やその近くにいることをデバイスが認識できるようになります。デバイスが信頼できる場所にあれば、信頼できる場所を使用する設定で、デバイスが信頼できる場所やその近くにあるかどうかを認識できます。デバイスの正確な位置情報が、信頼できる場所を使用する設定と共有されることはありません。
一部の設定では、セキュリティの強化が必要かどうかが判断するために、信頼できる場所を使用します。たとえば、デバイスが信頼できる場所から離れている場合、設定によっては、本人確認のための追加手順を求めることがあります。
信頼できる場所はデバイスに保存され、Google と共有されることはありません。
位置情報が利用可能であれば、信頼できる場所を使用する設定で、デバイスが信頼できる場所やその近くにあるかどうかを認識できます。デバイスの正確な位置情報がこれらの設定と共有されることはありません。
次の点にご注意ください。
- 位置情報は 100% 正確ではありません。また、常に利用できるとは限りません。電波が遮られたり、デバイスの位置情報がオフになっていたりする場合は、位置情報を利用することはできません。
- 信頼できる場所は、自宅やカスタムの場所の壁や塀によって範囲が限定されるわけではありません。精度は約 100 メートルです。
- 位置情報の信号は複製または操作されることがあります。
- デバイスのバッテリーへの影響を最小限に抑えるため、位置情報はすぐに更新されるとは限りません。
ヒント: 信頼できる場所が正常に動作しない場合は、地図アプリを開き、位置情報が利用可能かどうかをご確認ください。