特定の広告主にサイトやアプリへの広告掲載を許可できます。優先取引を使用すると、指定した購入者に広告枠を優先的に提供できるほか、独自性の高い広告枠を効果的に販売できます。
次のセクションに進む:
優先取引の仕組み
優先取引を行うには、まずプロポーザルを作成します。作成したプロポーザルは、購入者に直接送信されます。購入者は交渉を通じてプロポーザルの変更を提案できます。両者がすべての条件に合意すると、優先取引が正式に販売され、対応する広告申込情報が作成されます。ほとんどの場合、優先取引は販売者と購入者が電話やメールなど外部で交渉し、合意したうえで設定されます。主な流れは次のとおりです。
- お客様と購入者の間で非保証型キャンペーンの交渉を行います。
- 広告枠の価格(最小 CPM)と条件を、アド マネージャーのプロポーザルで確定します。
- アド マネージャーに直接すべての詳細が反映されるため、販売のプロセスがシンプルになり、人為的なミスを減らすことができます。
- プロポーザルを送信し、お客様と購入者が合意するまで条件を交渉します。
- 確定後、購入者は交渉した CPM の固定価格で「優先的」にその広告枠に入札できます。
ヒント: 購入者が広告枠を確保しなかった場合や交渉した CPM の固定価格以上の価格で入札しなかった場合、広告枠は公開オークションやプライベート オークションにかけられます。このように、広告枠の収益は優先取引以外の方法で確保されます。
優先取引を設定する
プログラマティック保証型と非保証型の交渉方法は同じです。キャンペーンの詳細について合意したら、購入者にプロポーザルの承認をリクエストします。承認されたプロポーザルは確定となり、対応する配信広告申込情報がアド マネージャーで作成されます。
優先取引を設定するには:
- プロポーザルを作成します。
- プロポーザル広告申込情報を追加します。
プロポーザルに含めることができるのは、保証型のプログラマティック プロポーザル広告申込情報(標準またはスポンサーシップ)、あるいは優先取引(非保証型)のプロポーザル広告申込情報のいずれかのみで、両方を含めることはできません。 - 広告申込情報タイプとして [優先取引] を選択します。
- 想定されるクリエイティブを選択できます。アプリにインタースティシャルを配信する場合は、インタースティシャルのサイズを使用します。
- [配信設定] には現実的な配信予測を反映した値を入力します。この値は、後でキャンペーンの監視やトラブルシューティングに使用できます。
- 交渉方法は、保証型キャンペーンと同様です。
- 取引を確定する場合は、承認をリクエストします
- 引き続き条件の交渉が必要で、まだ取引を確定できない場合は、審査に送信します
優先度、ルール、お支払いプロファイル
優先度と優先取引
優先取引の広告申込情報には固定の優先度が設定され、公開オークションおよび他のすべての広告申込情報タイプ(ただし、スポンサーシップと標準の広告申込情報を除く)より優先的に落札されます。通常、スポンサーシップと標準の広告申込情報は優先取引より先に配信されます。ただし、ダイナミック アロケーションが有効で、非保証型の広告申込情報が保証型の広告申込情報とリアルタイムで競合可能な場合は除きます。
ルールとプログラマティック直接取引
EU ユーザーの同意設定
EU ユーザーの同意設定はプログラマティック直接取引に適用されます。
保護機能
保護機能では、ルールを指定して、どの広告をどのような方法でウェブサイトやアプリのどこに配信できるようにするのかを制限することで、ブランドを保護します。プログラマティック直接取引キャンペーンでは、多くの場合、保護設定がオーバーライドされます。ただし、例外もあります。
統一価格設定ルール
統一価格設定ルールを使用すると、公開オークションのすべてのプログラマティック広告を対象に、特定の広告主、ブランド、またはサイズに対して料金を設定できます。統一価格設定ルールは、プログラマティック直接取引キャンペーンには適用されません。プログラマティック直接取引キャンペーンは、特定の購入者との直接販売キャンペーンです。したがって、公開オークションで競合する購入者を対象としたルールは適用されません。