Pixel Slate では、ほとんどの更新可能な点字ディスプレイを使用できます。
点字デバイスを設定する
点字デバイスを設定するには、デバイスを直接接続するか、Bluetooth でペア設定します。
- 接続する: 点字デバイスを ChromeOS デバイスの USB ポートに接続します。数秒後、ChromeOS デバイスが点字デバイスを自動的に検出し、まだ有効になっていなければ ChromeVox を有効にします。
- Bluetooth でペア設定する: Bluetooth を ChromeVox でセットアップするには、ランチャーキー +O キーを押してから、再び O キーを押します。画面上の指示に沿って操作します。Bluetooth デバイスのペア設定について詳しくは、関連記事をご覧ください。
設定を変更する
6 点式(標準)と 8 点式(コンピュータ用)点字を切り替える
ChromeVox がデバイスの言語設定に基づいて点字の種類を選びますが、自分でも変更できます。
キーボードの場合:
- 検索+O+O キーを押します。
- 検索キーを長押しします。
- 右矢印キーを押して「6 点点字に切り替え」または「8 点点字に切り替え」という音声が聞こえたら放します。
- Enter キーを押します。
- (省略可)点字の言語と、設定によっては点字のグレードも読み上げられます。言語を変更するには、Enter キーを押した後、矢印キーを使って言語一覧を移動します。希望する言語が読み上げられたら、Enter キーを押します。
- 設定を閉じるには、Ctrl+W キーを押します。
タッチスクリーンの場合
- 画面を 4 本の指で一度にタップします。
- 「Chromevox メニュー」という音声が聞こえるまで、1 本の指で左から右にスワイプします。
- 「オプション ページを開く」という音声が聞こえるまで、1 本の指で下にスワイプしてから、ダブルタップで有効にします。
- 「6 点点字に切り替え」または「8 点点字に切り替え」という音声が聞こえるまで、右にスワイプします。
- ダブルタップすると有効になります。
ヒント: 次の場合は 8 点式で入力する必要があります。
- 非縮約形点字を使用していて、カーソルが単語の途中にある場合
- ウェブフォームにメールアドレスや電話番号などのテキストを入力する場合
字幕のオンとオフを切り替える
ChromeVox がオンのときには、音声字幕も自動的にオンになります。点字字幕のオンとオフを切り替えるには、検索+A+B キーを押します。
字幕と点字の表示方法を変更する
- 検索+O+O キーを押します。
- 検索キーを長押しします。
- 右矢印キーを押して「現在の表示スタイルは交互です」または「現在の表示スタイルは横並びです」という音声が聞こえたら放します。
- 字幕、点字の順に表示する場合は、右矢印キーを押して「表示スタイルを横並びに変更する」という音声が聞こえたら放し、Enter キーを押します。
- 字幕と点字を交互に表示する場合は、右矢印を押して「表示スタイルを交互に変更する」という音声が聞こえたら放し、Enter キーを押します。
- 設定を閉じるには、Ctrl+W キーを押します。
字幕の行数または列数を変更する
- 検索+O+O キーを押します。
- 検索キーを長押しします。
- 右矢印キーを押して「仮想点字ディスプレイ」という音声が聞こえたら放します。
- 表示する行数と列数を入力します。
- 設定を閉じるには、Ctrl+W キーを押します。
ワードラップのオンとオフを切り替える
更新可能な点字ディスプレイに収まりきらない単語は、ワードラップ機能によって次の行に折り返されます。ワードラップのオンとオフを切り替える方法は次のとおりです。
- 検索+O+O キーを押します。
- 検索キーを長押しします。
- 右矢印キーを押して「ワードラップを有効にする」という音声が聞こえたら放します。
- チェックボックスをオンまたはオフに切り替えます。
- 設定を閉じるには、Ctrl+W キーを押します。
点字キーボードでコマンドを使用する
ヒント: 点字コマンドを表示するには、次の手順を行います。
- 検索+A+B キーを押して点字字幕をオンにします。
- 検索+.(ピリオド)キーを押して、スクリーン リーダー(ChromeVox)メニューを開きます。
- 点字キーボード コマンドに加え、物理キーボードのキーボード ショートカットとジャンプ コマンドが表示されます。
ページ内を移動する
ページの一番下に移動する | スペース+ドット 4-5-6 |
ページの一番上に移動する | スペース+ドット 1-2-3 |
次のボタン | スペース+ドット 1-2 |
次の文字 | スペース+ドット 6 |
次の編集可能なテキスト領域 | スペース+ドット 1-5 |
次の記入欄 | スペース+ドット 1-2-4 |
次のグループ | スペース+ドット 5-6 |
次の見出し | スペース+ドット 1-2-5 |
次のリンク | スペース+ドット 4-5 |
次のオブジェクト | スペース+ドット 4 |
次の表 | スペース+ドット 2-3-4-5 |
次の単語 | スペース+ドット 5 |
前のボタン | スペース+ドット 1-2-7 |
前の文字 | スペース+ドット 3 |
前の編集可能なテキスト領域 | スペース+ドット 1-5-7 |
前の記入欄 | スペース+ドット 1-2-4-7 |
前のグループ | スペース+ドット 2-3 |
前の見出し | スペース+ドット 1-2-5-7 |
前のリンク | スペース+ドット 4-5-7 |
前のオブジェクト | スペース+ドット 1 |
前の表 | スペース+ドット 2-3-4-5-7 |
前の単語 | スペース+ドット 2 |
メールアドレスを入力する
アメリカ英語を使用している場合は、ドット 4-7 を一緒に押すことで @ 記号を入力できます。
注: メールまたは URL のテキスト欄に入力する際、点字デバイスでは自動的に 8 点式(コンピュータ用)点字が使用されます。
従来のキーボード ショートカットを使用する
点字デバイスでキーボード ショートカットを入力するには、キーボードのキーを表すドットの組み合わせを入力します。
Ctrl | スペース+ドット 2-5 |
Alt | スペース+ドット 3-6 |
Shift | スペース+ドット 3-7 |
Ctrl+Shift | スペース+ドット 2-5-7 |
Alt+Shift | スペース+ドット 3-6-7 |
Backspace | スペース+ドット 7 |
Tab | スペース+ドット 3-5 |
Esc | スペース+ドット 1-3-5-6 |
Enter | スペース+ドット 4-6 |
その他のショートカット一覧
現在のアイテムをクリックする | スペース+ドット 8 |
コンテキスト メニューを開く | スペース+ドット 1-3-4 |
選択を開始または終了する | スペース+ドット 2-3-4 |
ページ内を検索する | スペース+ドット 3-4 |
現在の位置の詳しい説明 | スペース+ドット 1-4 |
ChromeVox メニューを開く | スペース+ドット 1-4-5-6 |
ステータス領域(時刻が表示されているところ)を開く | スペース+ドット 3-6-7 の後、ドット 2-3-4 |
音声を小さくする / 大きくする | スペース+ドット 1-2-3-4-5 |
点字デバイスに関する問題をトラブルシューティングする
点字デバイスが動作しない
デバイスで次のことをお試しください。
- USB がオンになっていることを確認します。
- 点字ノートテイカーを使用している場合は、ターミナル モードになっていることを確認します。
- ファームウェアのアップデートがあるかどうかを確認し、ある場合は適用します。
- 別のエミュレーション モードまたはプロトコルを使用してみます。
- 点字デバイスを、Mac や PC など、別のデバイスとオペレーティング システムで使用してみます。そのデバイスで動作するのにお使いの ChromeOS デバイスでは動作しない場合、お使いの ChromeOS デバイスで別の点字デバイスを使用してみます。
- 点字デバイスを初期状態の設定にリセットします。
注意: この操作を行うとデバイスの設定がすべて消去されるため、重要な情報は事前に保存しておいてください。
詳しくは、デバイスのマニュアルを確認するか、メーカーにお問い合わせください。
ChromeVox が自動的にオンにならない
点字デバイスを接続したときに ChromeVox が自動的にオンにならない場合は、次のことをお試しください。
- 点字デバイスを取り外して、再度接続します。
- ChromeVox を有効にします。
- キーボードの場合: Ctrl+Alt+Z キーを押します。
- タッチスクリーンの場合: デバイスの側面にある音量ボタンの両端を 5 秒間押します。
お使いの点字デバイスが ChromeOS デバイスに対応しているかどうかを確認するには、デバイスのマニュアルを確認するか、メーカーに問い合わせます。