Google Chat には以下に示す制限事項があります。それぞれの制限事項をお読みになり、組織への影響を十分ご理解いただいてからユーザーを Chat に移行してください。
グループの会話またはスペースの参加人数と返信の上限
グループの会話またはインライン スレッド形式のスペースに参加できる人数は、チャットの種類によって異なります。
チャットの種類 | 説明 | スペースの参加者数の上限 | 返信数の上限 |
---|---|---|---|
グループの会話 | 2 人以上のユーザーとの [チャット] セクションの会話 | 400 | なし |
インライン スレッド形式のスペース | 単一のスレッド | 一般ユーザー: 8,000 人 Enterprise: 500,000 人 |
500 |
メッセージのリアクションの個数の上限
Chat では、1 人のユーザーが 1 つのメッセージに追加できるリアクションの個数は 20 個までです。1 つのメッセージに複数のユーザーが追加できるリアクションの個数は 50 個までです。
Google グループをメンバーとして追加する
Google グループをメンバーとして追加して大規模なスペースを設定する場合、スペースにメンバーが追加されるまでの推定時間(グループ メンバーの数に応じて)は以下の表のとおりです。
Google グループのサイズ (メンバー数) |
スペースにメンバーが追加されるまでの推定時間 |
---|---|
~100 | 10 秒 |
~1,000 | 1 分 |
~150,000 | 45 分 |
~500,000 | 150 分 |
他の組織のユーザーと Chat を使用する
- まだ Chat を有効にしていない Google Workspace 組織内のユーザーと Chat を介してやり取りすることはできません。Chat を有効にしている外部組織のユーザーに対しては、メッセージを送信できます。
- Chat で作成したグループ チャットに外部ゲストを追加することはできません。
- Essentials エディションのみ: ドメインの所有権の証明が済んでいない場合、ユーザーが Essentials チーム外の同僚をグループ チャットに追加することはできません。Essentials チーム外のユーザーは、同じ組織内のより大きな組織部門に属している場合も含め、全員外部のゲストと見なされます。ドメインの所有権を証明すると、ユーザーは組織内の誰とでもグループ チャットを行えるようになります。
音声通話について
- Google Voice を使用した通話とテキスト メッセージを Chat で直接利用することはできません。
ユーザーはアプリを切り替えて voice.google.com を使って電話をかけたり、テキスト メッセージを送受信したりできます。Google Voice アプリをモバイル デバイス(Android、iOS)にダウンロードすることもできます。
自身の Google Workspace アカウントでまだ Voice を設定していないユーザーについては、新規ユーザーが Voice に申し込むための Voice ライセンスを組織で入手する必要があります。
- Fi ユーザー: Chat は Google Fi には対応していません。デバイスのデフォルトのテキスト メッセージ用アプリとして従来のハングアウトを選択した Google Fi ユーザーは、Google Fi モバイル デバイス上の従来のハングアウト アプリを使用して引き続きテキスト メッセージを送受信できます。
ビデオ通話について
ユーザーは Android デバイスまたは iOS デバイスで Gmail の Google Chat を使用して、1 対 1 のチャットから会議を開始したり、会議に参加したりできます。Gmail アプリをインストールしているユーザーは、モバイル デバイスの Chat アプリから音声通話やビデオ通話に参加することもできます。
グループの会話やウェブ版の Chat を使用する場合など、その他の状況については次のようになります。
- Meet へのリンクを共有すれば、Chat ユーザーは Google Meet で行われる臨時のオンライン会議に参加できます。従来のハングアウトからのビデオ通話とは異なり、着信中や呼び出し中の状態はありません。
- スマートフォンから会議に参加したい場合は、Meet アプリ(Android 版、iOS 版)を自身のモバイル デバイスにダウンロードして、Google Workspace アカウントにログインする必要があります。
Chat スタンドアロン アプリの制限事項について
制限事項については、Google Chat スタンドアロン アプリを使用するをご覧ください。
Gmail の受信トレイでチャット メッセージを検索する
Chat を優先するサービスの設定で 2020 年 6 月より前に Chat を導入したお客様:
- ユーザーが従来のハングアウトに一度もログインしたことがない場合は、すべてのチャット メッセージが Gmail の受信トレイに配信されて、未読のメッセージとして通知されます。
- ユーザーが hangouts.google.com で従来のハングアウトにログインすると、チャット メッセージは受信トレイには置かれず [チャット] ラベルでフィルタされます。
フィルタを使用してチャット メッセージを受信トレイに送信したり、コンテンツを [すべてのメール] ラベルで表示したりしている場合は、引き続き Gmail でチャット メッセージを表示できます。
デベロッパーと API に関する問題
Google Workspace Email Audit API を使用する場合、chatMonitorLevel パラメータは従来のハングアウトにのみ適用され、Google Chat には適用されません。
Google Chat では、サードパーティのアーカイブ ソリューションを使用できます。詳しくは、サードパーティのアーカイブに関する管理者用ヘルプとデベロッパー用ヘルプをご覧ください。