GCCHN をインストール、設定する

3. ユーザーを設定する

Google Calendar Connector for HCL Notes (GCCHN) の設定の続きです。HCL Domino ディレクトリのユーザーがコネクタを使用するように設定します。

GCCHN は [Calendar] フィールドを基に各ユーザーの処理方法を判断します。ユーザーがスケジュール情報を共有できるようにするには、このフィールドを Domino ディレクトリの [ユーザー] フォームに追加し、ユーザーごとに入力する必要があります。[Calendar] フィールドのないユーザーは共有から除外されます。

ステップ 1: [Calendar] フィールドを [ユーザー] フォームに追加する

  1. Domino Designer で Domino ディレクトリを開きます。
  2. ユーザー文書の [その他] タブで、[$PersonExtensibleSchema] サブフォームを開きます。

    ヒント: Domino ディレクトリの [$PersonExtensibleSchema] サブフォームが空の場合は削除してから、コネクタ テンプレートに含まれているサブフォームを Domino ディレクトリにコピーします。

  3. 新しいウィンドウで、google-calconn.ntf ファイルにアクセスして [$PersonExtensibleSchema] サブフォームを開きます。
  4. コネクタのサブフォームの内容を Domino ディレクトリのサブフォームにコピーします。
  5. Domino ディレクトリのサブフォームを保存します。
  6. ユーザー文書を開き、[Other] タブに [Calendar] フィールドが表示されていることを確認します。

ステップ 2: 各ユーザーの [Calendar] の値を設定する

Domino ディレクトリで、ユーザーごとに [Calendar] の値のオプションを選択します。

  • Notes - Notes カレンダーを使用し続けるユーザー向け。Google カレンダーのウェブサービスで、こうしたユーザーのカレンダーの詳細を照会できます。
  • Google - 完全に Google カレンダーに移行し、Notes カレンダーを使用しないユーザー向け。ユーザーはポーリング エージェントによって処理されます。Google カレンダーの予定は Notes カレンダーに書き戻され、このユーザーの空き情報が既存の Notes ユーザーにも引き続き表示されるようにします。
  • 選択しない - ユーザーはウェブサービスにもポーリング エージェントにも無視されます(デフォルト値)。

ユーザー文書を編集することで、各ユーザーの値を更新できます。また、Notes のエージェントを使えば、複数のユーザーの値を一括設定できます。

重要:

  • ユーザー文書で Google カレンダーのユーザーとして設定すると、そのユーザーの Notes カレンダーの予定は、コネクタによってすべて削除されます。削除された予定は復元できません。
  • 同じユーザーに、Google Workspace Migration for HCL Notes (GWMHN) と GCCHN を同時に使用しないでください。Notes のデータが完全に失われ、Google Workspace の予定が重複する可能性があります。GWMHN と GCCHN を同時に使用するのは、別のユーザーを移行する場合に限られます。

[ユーザー] フォームへの会議室やリソースの追加

Notes の会議室文書やリソース文書に [Calendar] フィールドを追加することもできます。[Calendar] フィールドを使用すると、Google カレンダーのユーザーは Notes の会議室やリソースの空き情報を表示できます。ただし、Google カレンダーを使用してこれらのリソースを予約することはできません。

次のステップ

ドメイン承認用にサービス アカウントを作成する(省略可)


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