この記事は Google Workspace for Education の管理者を対象としています。
生徒や職員が Google データ エクスポートを使用してドライブのファイルと Gmail のメッセージを別の Google アカウントにコピーできるようにしましょう。たとえば、卒業予定の生徒は自分のデータをコピーして個人の Google アカウントに移行できます。
ユーザーが学校のアカウントから別のアカウントにコンテンツをコピーする方法をご確認ください。
YouTube や Google フォトなど、他の Google サービスのデータ移転を管理するには、ユーザーのデータ エクスポートを許可またはブロックするをご覧ください。
ユーザーがコピーして移行できるデータ
デフォルトでは、すべての組織部門で、データ エクスポートによる移行の権限が有効になっています。この権限が有効になっていると、ユーザーは Gmail とドライブのデータをダウンロードできます。
- Gmail: メールをコピーして移行できます(連絡先、チャット、タスクは対象外)。
- ドライブ: 自分が所有するマイドライブ内のドキュメントとフォルダのコピーを移行できます。
なお、移行によってドキュメントが削除されることはありません。移行先のアカウントにはドキュメントのコピーが作成され、元のドキュメントはそのまま残ります。また、ドメイン外とのファイルの共有を無効にしている場合、データは一切コピーされません。
ステップ 1: 移行権限を設定する
この手順を実施するには、組織部門(最上位)とサービス設定に対する管理者権限が必要です。
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管理者アカウントで Google 管理コンソール にログインします。
管理者アカウントを使用していない場合は、管理コンソールにアクセスできません。
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- [追加の移行権限] をクリックします。
- [この組織部門のユーザーに「コンテンツの移行」へのアクセスを許可します] のチェックボックスをオンまたはオフにします。
- (省略可)組織部門を許可または不許可にする方法は次のとおりです。
- 左側で組織部門を選択します。
- 変更するには、チェックボックスをオンまたはオフにします。
- 次のいずれかを行います。
- [サービスのステータス] が [継承] になっており、親組織の設定が変更されても現在の設定を維持したい場合は、[オーバーライド] をクリックします。
- [サービスのステータス] が [オーバーライド] になっている場合は、[継承] をクリックして親と同じ設定に戻すか、[保存] をクリックして新しい設定を維持します(親組織の設定が変更された場合でも、現在の設定を維持します)。
詳しくは、組織構造についての記事をご覧ください。
- [保存] をクリックします。
ステップ 2: 設定でデータ転送が許可されていることを確認する
ユーザーに対して Gmail および Google ドライブの Google データ エクスポートが有効になっていることを確認します。有効でなければ、「コンテンツの移行」ツールが有効になっている場合でも、ユーザーはこのツールにアクセスできません。また、ユーザーが所有するドライブ ファイルをコピーして一般ユーザー向け Google アカウントに転送するには、ドライブの外部共有を有効にする必要があります。
詳しくは、Google データ エクスポートを許可またはブロックする、ユーザー、グループ、組織部門に対して有効になっているアプリを確認する、組織の外部共有を管理するをご覧ください。