Google Calendar Resource Sync (GCRS) の HCL Domino 環境を設定する手順は次のとおりです。
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ステップ 1: ホストの Domino サーバーを特定する
Domino のリソース予約は、Domino 会議室予約データベースに保存されます。この会議室予約データベースをホストしているサーバーまたはドメイン内の専用サーバーに GCRS をインストールできます。
可能な場合は GCRS を専用のサーバーにインストールする必要がありますが、環境の規模と、同期するリソースの数に応じて適した方法を選択できます。
ステップ 2: GCRS テンプレートをコピーする
Domino Administrator クライアントを使用して、配布キットから GCRS サーバーに Notes の gcrs.ntf と gcrs-log.ntf テンプレートをコピーし、サーバー ID でテンプレートに署名します。
ステップ 3: サービス アカウント DLL ファイルをコピーして登録する
- ダウンロードしたインストール キットに移動して、適切な service_account_com_dll.dll ファイルを見つけます。
32 ビット版の Domino を実行している場合は、Service Account DLL Win32 フォルダでファイルを探します。64 ビット版を使用している場合は、[Service Account DLL x64] フォルダでファイルを探します。
- このファイルを GCRS サーバー上の Domino プログラム フォルダにコピーします(通常は x:\IBM\Domino ですが、場所はご利用のサーバーの設定によって異なります)。
- 管理者モードでコマンド プロンプトを起動します。
Windows の [スタート] メニューでコマンド プロンプトのアイコンを右クリックして、[管理者として実行] を選択します。
- 正しいフォルダにいることを確認します。
C:\Windows\System32(64 ビット版 Domino)または C:\Windows\SysWoW64(32ビット版 Domino)に移動します。
- DLL ファイルを登録するには、次のコマンドを入力します。
regsvr32.exe c:\IBM\Domino\service_account_com_dll.dll
c:\Lotus\Domino は、実際の Domino プログラム フォルダに置き換えてください。
ステップ 4: 同時エージェントの実行時間を増やす
Domino ディレクトリにある GCRS サーバー ドキュメントを編集し、同時エージェント数と最大エージェント実行回数の値を増やします。
- [Server Tasks] の [Agent Manager] をクリックします。
- 最大同時エージェント数の値を 1 大きくします。
- GCRS サーバーの最大 LotusScript / Java 実行回数を増やします。
この時間は、サーバーの負荷と同期対象のリソースの数によって異なります。最初は、日中と夜間の両方のパラメータを 60 分に増やしてみてください。これらの値は、必要に応じて後で増やすことができます。
ステップ 5: 信頼されたサーバーとリモート コンソールのリストに追加する
この手順は、GCRS が専用サーバーにインストールされている場合にのみ必要です。
専用 GCRS サーバーには、 Resource Reservations データベースをホストしているサーバーに対する、信頼されたサーバー アクセス権とリモート コンソール アクセス権が必要です。
- Domino ディレクトリで、Resource Reservations データベースをホストしているサーバーのサーバー ドキュメントを見つけます。
- [Security] をクリックし、GCRS サーバーの名前を以下に追加します。
- 「Full Remote Console Administrator」(フル リモート コンソール管理者)
- 「Trusted servers」(信頼されたサーバー)
- サーバー ドキュメントを保存します。
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