ユーザーが管理対象の Google アカウント(Google Workspace や Cloud Identity アカウントなど)のパスワードを忘れた場合や、ユーザーのアカウントが不正使用されている疑いがある場合、管理者は Google 管理コンソールからユーザーのパスワードを再設定できます。
パスワードを再設定すると、ユーザーのオンライン アカウントのパスワードが変更されます。パソコン版 Google ドライブをご利用の場合、そのパスワードは変更されません。 ユーザーのパスワードを再設定したら、ユーザーのログイン Cookie もリセットする必要があります。
このページの内容
- 手順 1: ユーザーのパスワードを再設定する
- 手順 2: ユーザーのログイン Cookie をリセットする
- 手順 3: パスワードの変更後
- 別の管理者のパスワードを再設定する
- 自分の管理者パスワードを復元する
手順 1: ユーザーのパスワードを再設定する
複数のユーザーのパスワードをまとめて再設定するには、CSV ファイルから複数のユーザーを追加または更新するをご覧ください。
アカウントでサードパーティの ID プロバイダを使用したシングル サインオン(SSO)を使用している場合は、こちらをご覧ください。
ユーザーのパスワードを再設定するには、パスワードの再設定の権限を持つ管理者アカウントでログインする必要があります。
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管理者アカウントで Google 管理コンソール にログインします。
管理者アカウントを使用していない場合は、管理コンソールにアクセスできません。
- 以下に示すように、[ユーザー] リストでユーザーにカーソルを合わせて、右側にある [パスワードを再設定] をクリックします。
リストが長い場合は、一番上にある検索バーに入力してユーザーのアカウント ページを探します。次に、アカウント ページの左側にある [パスワードを再設定] をクリックします。Show me how
- [パスワードを再設定] ダイアログボックスで、次のいずれかを選択します。
- [パスワードを自動的に生成する](アカウントが不正使用された場合など)。これにより、ユーザーがアカウントにアクセスするために必要な安全なパスワードが生成されます。ユーザーは、次回ログイン時にパスワードを再設定するよう求められます。
- [パスワードを作成する] を選択し、たとえば、電話でお客様に伝えられるような簡単なパスワードを入力します。入力内容を確認するには、プレビュー アイコン
をクリックします。[ユーザーにパスワードを変更してもらう] チェックボックスをオンにして、ユーザーが次回ログイン時により安全なパスワードに変更できるようにします。
パスワードの最小文字数は、デフォルトでは 8 文字です。管理者は、必要に応じて組織のパスワード要件を変更できます。
- [パスワードを自動的に生成する](アカウントが不正使用された場合など)。これにより、ユーザーがアカウントにアクセスするために必要な安全なパスワードが生成されます。ユーザーは、次回ログイン時にパスワードを再設定するよう求められます。
- [リセット] をクリックします。
- 新しいパスワードをお客様に伝える方法を選択します。
- [パスワードをコピー] をクリックし、たとえば、Google Chat の会話でユーザーにパスワードを送信します。[完了] をクリックします。
- [パスワードをメール送信]
[送信] をクリックして、パスワードが変更されたことをユーザーに通知します。お客様が現在メールを受信できるメールアドレスに送信してください。パスワードの再設定用のリンクも送信されます。または、手順 4 で [ユーザーにパスワードを変更してもらう] チェックボックスをオフにした場合、ユーザーにはリンクが送信されず、管理者にパスワードを問い合わせる必要があります。
- ユーザーのログイン Cookie をリセットします(下記の手順)。
手順 2: ユーザーのログイン Cookie をリセットする
ユーザーのログイン Cookie をリセットすると、古いパスワードでログインできなくなります。
これらの手順を完了するには、適切なユーザー管理権限が必要です。適切な権限がないと、これらの手順を完了するのに必要な設定が一部表示されません。
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管理者アカウントで Google 管理コンソール にログインします。
管理者アカウントを使用していない場合は、管理コンソールにアクセスできません。
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ユーザーのアカウント ページを開いて、そのユーザーの名前をクリックします。または、上部の検索ボックスにユーザーの名前を入力して、そのユーザーのアカウント ページを開きます。その他の方法については、ユーザー アカウントの検索をご覧ください。
- 上部の [セキュリティ]
[ログイン Cookie]
[リセット] をクリックします。
- (省略可)ユーザーのアカウント ページに戻るには、右上の上矢印アイコン
をクリックします。
手順 3: パスワードの変更後
パスワードとログイン Cookie の再設定後、ユーザーはすべてのアクティブなセッションからログアウトされます。再びアプリを開くには、ユーザーは次の操作を行う必要があります。
- Google ウェブアプリ(Gmail や Google ドライブなど) - ユーザーは新しいパスワードで再ログインする必要があります。
- Android の Google アプリ - 本人確認のためにアカウントへのログインが必要である旨がユーザーに通知されます。すでに同期されているデータ(Gmail で受信済みのメールなど)にはアクセスできますが、新たにメールを送受信できるようになるのは新しいパスワードでログインし直した後です。
- Apple iOS の Google アプリ - そのユーザーの Google アカウントはアカウント リストから削除されています。アカウントをもう一度追加してから、新しいパスワードでログインする必要があります。
- OAuth 経由で接続されたサードパーティ製アプリ - Apple Mail や Mozilla Thunderbird などのサードパーティ製のメールアプリ、およびメールスコープを使用してユーザーのメールにアクセスするアプリでは、新しい OAuth 2.0 トークンが付与されるまでパスワード再設定後のデータの同期が停止されます。新しいトークンは、ユーザーが Google アカウントのユーザー名と新しいパスワードでログインしたときに付与されます。詳しくは、パスワード変更時の OAuth 2.0 トークンの自動取り消しをご覧ください。
- アプリケーション固有のパスワードが必要なサードパーティ製アプリ - 2 段階認証プロセスを適用している場合、OAuth に対応していない従来型アプリケーションを使用するにはアプリケーション固有のパスワードが必要な場合があります。パスワードを再設定するとアプリケーション固有のパスワードはすべて取り消されるため、再生成する必要があります。詳しくは、アプリ パスワードでログインするをご覧ください。
別の管理者のパスワードを再設定する
別の管理者のパスワードを再設定するには、特権管理者の権限が必要です。特権管理者の権限がある場合は、ユーザーのパスワードを再設定する手順(上述)に沿って操作します。
自分の管理者パスワードを復元する
管理コンソールにログインできず、自分の管理者パスワードを再設定する必要がある場合は、管理者としてのアクセスを復元するをご覧ください。
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