管理者は、組織内のユーザーの以下の Gmail 設定を管理できます。
始める前に
- 新しいユーザーまたはメールアドレスの追加の手順に沿ってユーザーを追加し、メールアドレスを付与します。
- 設定が更新されるまでに、最長で 24 時間ほどかかることがあります。また、すべての設定が更新されるまでメッセージの遅延が生じることがあります。
- ご利用のエディションによっては、一部のユーザー設定を使用できない場合があります。Google Workspace の各エディションの比較
ユーザーの Gmail の設定を管理する
Gmail 内での Chat と Meet の使用
組織内のユーザーが Gmail 内で Chat と Meet を使用できるようにするには、組織向けに統合型 Gmail を設定します。設定を完了したら、組織内のユーザーに各自のアカウントで Gmail の Chat と Meet を有効にするよう指示します。
管理コンソールで Gmail のユーザー設定を管理する
Gmail のユーザー設定に移動します。
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管理者アカウントで Google 管理コンソール にログインします。
管理者アカウントを使用していない場合は、管理コンソールにアクセスできません。
-
- 全ユーザーに設定を適用する場合は、最上位の組織部門を選択したままにします。それ以外の場合は、子組織部門または設定グループを選択します。
- [ユーザー設定] ページで、変更する設定を探します。管理できる Gmail のユーザー設定は、以下のリストのとおりです。
- 設定をすべて更新したら、[変更を保存] をクリックします。
Gmail のユーザー設定
Gmail のユーザー設定では、組織内のユーザーによる Gmail の機能の使い方を管理します。
機能 | 説明 |
---|---|
スマート機能とパーソナライズ |
Gmail、Chat、Meet のスマート機能や、他の Google サービスのパーソナライズ機能を管理できます。ユーザーに代わって管理者がこれらの設定を管理することもできれば、ユーザーに各自で設定を選択させることもできます。 詳しくは、スマート機能とパーソナライズについてのページをご覧ください。 |
テーマ | ユーザーが Gmail の背景に各自でテーマを選択できるようにします。 |
開封確認メッセージ | ユーザーがメールの開封確認を要求または返信できるようにします。 |
メールの委任 |
ユーザーが、ドメインの他のユーザーに自分のメールボックスへのアクセスを委任できるようにします。この設定を有効にすると、ユーザーは代理人を追加または削除することで Gmail アカウントへのアクセスを管理できます。 詳しくは、ユーザーのメール委任の設定についてのページをご覧ください。 |
名前の形式 | ユーザーの名前の形式を設定するか、ユーザーが名前の形式をカスタマイズできるようにします。 |
Gmail ウェブ オフライン |
ユーザーがオフライン時に Gmail を利用できるようにします。詳しくは、オフライン Gmail についてのページをご覧ください。 |
情報保護モード |
ユーザーがメールを転送、コピー、印刷、ダウンロードするオプションを管理できるようになります。情報保護モードでは、メールの有効期限を設定したり、メールへのアクセス権限を取り消したり、メールを開くのにテキスト メッセージ コードを必須にしたりすることもできます。 詳しくは、情報保護モードについてのページをご覧ください。 |
スマート作成のカスタマイズ |
ユーザーがスマート作成のカスタマイズ機能を管理できるようにします。この設定がオンになっている場合、ユーザーは Gmail でカスタマイズ機能を有効にするか無効にするかを選択できます。 重要: 管理コンソールでこの設定を変更した後、ユーザーに変更が反映されるには、ユーザーが Gmail を閉じてもう一度開く必要があります。詳しくは、スマート作成とカスタマイズについてのページをご覧ください。 |
動的メール |
ユーザーが Accelerated Mobile Pages(AMP)形式のメールを閲覧、使用できるようにします。AMP 形式のメールには、動的なインタラクティブ コンテンツが含まれます。詳しくは、動的メールの概要と、ユーザーの動的メールをオン / オフにする方法についてのページをご覧ください。 |
メールを統合する |
ユーザーが複数の相手に同時にメールを送信できるようになります。デフォルトはオンです。メールへの差し込みは、以前はマルチ送信と呼ばれていた機能です。 各受信者には、[To] 欄に各自の名前、メール本文には登録解除用の固有のリンクが表示されたメールが届きます。登録を解除した受信者は、今後その送信者から送られるすべてのメールへの差し込みから除外されます。詳しくは、メール マーケティング、ニュースレター、お知らせでのメールへの差し込みについてのページをご覧ください。 [外部の宛先への送信を許可する] チェックボックス。Enterprise エディションと Education エディションでは、デフォルトでオフになっています。この機能を利用できる他のエディションでは、デフォルトでオンになっています。 メールへの差し込みの制限については、Google Workspace における Gmail の送信制限をご覧ください。 |
レイアウト |
ユーザーが、カスタム フッター、画像、色などを含む事前定義されたレイアウトを使用して Gmail のメッセージを作成できるようにします。デフォルトはオンです。詳しくは、レイアウトをカスタマイズして独自ブランドのメールを作成するをご覧ください。 重要: ユーザーが Gmail でレイアウト機能を使用するには、ユーザーの Google ドライブを有効にする必要があります。 |
S/MIME | メール送受信でのホスト型 S/MIME 暗号化を有効にし、ユーザーが自身の証明書をアップロードできるようにします。詳しくは、ホスト型 S/MIME についてのページをご覧ください。 |
ユーザーの Gmail アクセス オプションを管理する
エンドユーザーのアクセス設定により、組織内のユーザーが Gmail で送受信、同期を行う方法を管理できます。
管理コンソールで Gmail のエンドユーザーのアクセス オプションを管理する
Gmail のアクセス オプションに移動します。
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管理者アカウントで Google 管理コンソール にログインします。
管理者アカウントを使用していない場合は、管理コンソールにアクセスできません。
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メニュー アイコン
[アプリ] > [Google Workspace] > [Gmail] > [エンドユーザーのアクセス] にアクセスします。
アクセスするには Gmail の「設定」管理者権限が必要です。
- [組織部門] で、設定を変更する親組織または子組織部門をハイライト表示します。
- [アクセス] ページで、変更する設定までスクロールします。設定項目の検索用テキスト ボックスに検索キーワードを入力して、目的の Gmail の設定を見つけることもできます。
- 設定をすべて更新したら、[変更を保存] をクリックします。
Gmail のユーザー アクセス オプション
以下の設定により、組織内のユーザーが Gmail で送受信、同期を行う方法を管理できます。
機能 | 説明 |
---|---|
POP と IMAP アクセス |
ユーザーが Microsoft Outlook や Apple Mail などのサポートされているメールアプリで Gmail を送受信できるようにします。詳しくは、ユーザーに対して POP と IMAP を有効または無効にするをご覧ください。 |
Microsoft Outlook アカウントと同期する | ユーザーが Google Workspace Sync for Microsoft Outlook(GWSMO) を使用してメール、カレンダー、連絡先のデータを同期できるようにします。 |
自動転送 |
ユーザーが受信メールを他のメールアドレスに自動転送できるようにします。詳しくは、自動転送を無効にするをご覧ください。 |
画像 URL のプロキシ ホワイトリスト |
プロキシ保護の対象外となる内部 URL の許可リストを作成、維持します。詳しくは、画像 URL のプロキシ許可リストの設定についてのページをご覧ください。 |
ユーザーごとの送信ゲートウェイの許可 | ユーザーが外部 SMTP ゲートウェイ経由でメールを送信できるようにします。 |
外部の宛先に関する警告 |
ユーザーが外部の宛先にメールを送信するときに Gmail に表示されるアラートを管理します。詳しくは、Gmail の外部の宛先に関する警告をご覧ください。 |
絵文字のリアクションを許可する |
ユーザーが絵文字を使ってメールに素早く返信できるようにします。この設定はデフォルトでオフになっています。 この設定がオフの場合、ユーザーは絵文字のリアクションの送信ができなくなりますが、他のユーザーから送られた絵文字のリアクションは見ることができます。この設定がオフになっているときにユーザーが絵文字のリアクションを送信しようとすると、管理者によって絵文字のリアクションが無効にされていることを示すメッセージが表示されます。 絵文字のリアクションの詳細については、絵文字のリアクションでメールに返信するをご覧ください。 |
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