ユーザーがアクセスできる AppSheet の機能を管理できます。アクセスを管理する方法は、AppSheet のエディションによって異なります。
AppSheet Enterprise Plus: ガバナンス ポリシーを使用する
AppSheet Enterprise Plus をご利用の場合は、AppSheet ガバナンス ポリシーを使用して機能へのアクセスを管理します。このオプションでは、AppSheet Core よりもきめ細かな管理を行うことができます。
ユーザーのログインを要求するポリシーの設定、外部ソースへのアクセスの管理、アプリの共有方法の制限などを行うことができます。詳しくは、ガバナンス ポリシーを定義するをご覧ください。
AppSheet Core: セキュリティ設定を使用する
AppSheet Core のセキュリティ設定を使用して、AppSheet Core ライセンスを持つ組織内のすべてのユーザーに対して以下の機能を無効化できます。
- 外部のアプリユーザーとの間での AppSheet のアプリとデータベースの共有
- 外部アプリデータへの接続
- 外部の宛先に送られる自動化メール
- アプリの API を使用した外部統合
- Webhook
外部アプリユーザーとの共有の制限はアプリ自体に適用され、外部ソースの変更によってトリガーされる自動化イベントを必ずしも制限するわけではありません(外部ユーザーによる Google フォームの送信によってトリガーされる自動化など)。外部ソースが自組織の規定とポリシー、ならびに AppSheet の利用規約に準拠していることを確認する責任は常にアプリオーナーにあります。
AppSheet Core のセキュリティ設定は、プライマリ ドメインとセカンダリ ドメインを含む、Workspace アカウントに関連付けられている確認済みドメインのすべてのユーザーに適用されます。
AppSheet Core のセキュリティ設定の有効と無効を切り替える
組織の AppSheet Core ライセンスが 2023 年 7 月より前に割り当てられた場合、AppSheet Core のデフォルトのセキュリティ設定は「無効」です(つまり、デフォルトですべてのユーザーに対して設定が有効です)。
組織の AppSheet Core ライセンスが 2023 年 7 月以降に割り当てられた場合、AppSheet Core のデフォルトのセキュリティ設定は「有効」です。
AppSheet Core のセキュリティ設定の有効と無効を切り替えるには:
- 管理コンソールで [メニュー] > [アプリ] > [Google Workspace] に移動します。
- [AppSheet Core ライセンスのセキュリティ設定] を選択します。
- [AppSheet Core セキュリティを有効にする] または [AppSheet Core セキュリティを無効にする] のいずれかを選択します。
AppSheet Core のセキュリティ設定のトラブルシューティング
組織の AppSheet Core アプリ作成者にセキュリティ設定に関連するエラー メッセージが表示される場合は、次の情報をご確認ください。
- 上記の設定が有効になっている場合に、無効化された機能をアプリ内で使用すると、
Workspace AppSheet Core セキュリティ違反エラー
が発生します。無効化された機能をアプリから削除するか、Workspace 管理者に相談して詳しい情報とサポートを得てください。 - 監査履歴に
OutgoingEmailAllowListViolations
エラーが記録されている場合は、次の 2 つの問題が考えられます。- 送信メールの受信者リストに制限がある
- セキュリティ設定により、外部の宛先にメールを送信できない
この問題に対処するには、受信者リストの制限を調整するか、AppSheet Core のセキュリティ設定を無効にしてください。これらの変更を自分で行えない場合は、Workspace 管理者にお問い合わせください。