Google Chat アナリティクスを使用すると、組織での Chat の使用状況に関する分析情報を確認できます。アナリティクスを使用して、パワーユーザーを確認したり、導入率の低いチームや部門を特定したり、ユーザーが Chat をどのように使用しているかを把握したりできます。アナリティクス データは、プログラムでクエリを実行するか、管理コンソールの [レポート] と [使用状況レポート] の各エリアからアクセスできます。
Chat アナリティクスの使用状況
管理コンソールのアナリティクス ページでは、次の情報を確認できます。
- アクティブ ユーザー: Chat の使用頻度が高いユーザーの数を確認できます。メッセージの読み取り、メッセージの送信、メッセージへのリアクションなど、さまざまなレベルのアクティビティを確認できます。
- 送信されたメッセージとメッセージ パターン: ユーザーが送信したメッセージの数と、送信したメッセージの種類を確認できます。通常のメッセージ、動画メッセージ、音声メッセージなどのデータを確認できます。社内メッセージと社外メッセージの数も確認できます。
- スペースのアクティビティ: ユーザーが作成したスペースの数と、それらのスペースの使用状況を確認できます。
Chat アナリティクスを使用すると、組織で Google Chat がどのように使用されているかを把握できます。以下に活用方法の例をご紹介します。
- Chat をあまり使用していないチームや部門があるかどうかを確認します。その後、トレーニングやサポートを提供して、利用を開始できるようにします。
- パワーユーザーを特定します。その後、Chat に関するフィードバックを尋ねたり、他のユーザーのトレーニングを依頼したりできます。
- ユーザーが Chat の機能をどのように使用しているかを確認できます。これにより、トレーニングとサポートで重点を置く機能や、組織に展開するポリシーを決定できます。
管理コンソールで Chat アナリティクスにアクセスする
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管理者アカウントで Google 管理コンソール にログインします。
管理者アカウントを使用していない場合は、管理コンソールにアクセスできません。
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[レポート]
[アプリのレポート]
[Google Chat] をクリックします。
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表示するレポートとその順序を変更するには、[レポートを管理] をクリックします。
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レポートデータをダウンロードするには、アクセスするレポートの横にある [ダウンロード] をクリックします。
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アナリティクス データにプログラムでアクセスする
Admin SDK Reports API の CustomerUsageReports.get メソッドと UserUsageReports.get メソッドを使用して、Chat アナリティクス データを取得できます。また、監査ログ、Reports API の activities.list メソッド、セキュリティ調査ツールをクエリして、分析データの計算に使用された元のチャット イベントデータにアクセスすることもできます。