Meet eCDN をテストすることをおすすめします。カスタムルールを使用して組織内の全員に機能をリリースする前に、ランダム ポリシーを使用してネットワークのパフォーマンスに関するデータを収集します。
データを収集する
ランダム ポリシーとデフォルト設定(少数のカスタム ネットワーク ルールが含まれる可能性もあります)で eCDN を実行して、データを収集して評価します。収集されたパフォーマンス指標、監査ログ、その他のデータを調べて、設定が意図したとおりに機能しているかどうかを確認します。詳しくは、セキュアな導入、アクセス、管理をご覧ください。
ネットワーク パフォーマンスを確認する
カスタムルールを限定的な期間使用し、データを調べて、カスタム設定が意図したとおりに機能するかどうかを確認します。意図したとおりに機能しない場合は、前の手順に戻って情報を確認し、ネットワーク ルールを確認または調整します。このデータの収集には、ネットワーク エンジニアリング チームのサポートが必要になる場合があります。
ライブ配信の統計情報を追跡する
Meet eCDN には、Meet 品質管理ツール(MQT)に追加されたモニタリング機能と分析機能が付属しています。MQT の詳細については、eCDN を使用してライブ ストリームの統計情報を追跡するをご覧ください。
クライアントのデバッグログにアクセスして eCDN のパフォーマンス情報を確認する
Meet ライブ配信クライアントで eCDN がどのように使用されているかについて詳細を確認するには、管理コンソールでクライアント デバッグログを有効にします。これらのログは、プライベート ネットワークのさまざまな部分でクライアントが eCDN を使用する方法に、カスタムルールがどのように影響するかを把握するのに役立ちます。この情報は、ブラウザのデベロッパー コンソールのログエントリとして表示されます。
クライアントのデバッグログには、次の複数のセクションの技術情報が含まれています。
- デバイスのステータス - クライアントの現在の状態に関する情報:
- clientId - 現在のセッションの P2P トラッキング ID。
- clientRole - 現在割り当てられている eCDN クライアントロール。
- deviceHealthy - 現在 P2P 経由でメディア フレームが想定され、受信されているかどうか。この値が 4 秒間 false の場合、デバイスはメディア代替モードを有効にします。メディアの代替が無効になるようにするには、この値を 10 秒間 true にする必要があります。
- mediaFallbackEnabled - メディアの代替が現在有効かどうか。
- sessionState - eCDN トラッカー接続の現在の状態。状態は「新規」、「接続中」、「接続済み」のいずれかです。
- ネットワーク - カスタムルールの構成によってクライアントに割り当てられたネットワークに関する情報。
- ipRangeNetwork - カスタム ネットワーク ルールがアップロードされ、ピアリング ポリシーが [カスタム ルール] に設定されている場合に割り当てられるネットワーク。
- ipRangeLocation - カスタム ネットワーク ルールがアップロードされ、ピアリング ポリシーが [カスタム ルール] に設定されている場合に割り当てられるロケーション。
- Stats - クライアントが eCDN を使用した方法に関するパフォーマンス情報(メディア転送レート、ピア接続など):
- frameErrorRate - 受信したフレームのうちデコードできなかったフレームの割合。
- healthRate - デバイスが異常な状態だった時間の割合。
- neighbourCounts - 現在想定され、割り当てられている P2P 接続のタイプ(親、クラスタ、子)の数と、確立された接続の合計数の推移。
- originReceivedExpectedBytes - 想定どおりに Google バックエンドから受信されたメディアデータ。
- originReceivedFallbackBytes - P2P がそのようなデータを配信することが期待されていたときに Google バックエンドから受信したメディアデータ(このカウンタは、デバイスが代替モードにある間増加します)。
- p2pReceivedBytes - P2P 経由で他のデバイスから受信したメディアデータ。この値は、受信するすべての P2P メディアソースが対象です。
- timeInFallbackMs - デバイスが代替モードだった合計時間(ミリ秒単位)。
- timeUnhealthyMs - デバイスが異常な状態だった合計時間(ミリ秒単位)。
注: ログの一部の項目には、主に Google がサポートケースで使用するデータが含まれている場合があります。
eCDN クライアントのデバッグログを有効または無効にする
-
管理者アカウントで Google 管理コンソール にログインします。
管理者アカウントを使用していない場合は、管理コンソールにアクセスできません。
-
-
[Meet の動画設定] をクリックします。
- [eCDN の設定]
[ピアリング ポリシー]
[デバッグログを有効にする] をクリックします。
- チェックボックスをオンまたはオフにします。
- [保存] をクリックします。