eCDN を使用して帯域幅を抑えて大規模なライブ配信を主催する

手順 3: ライブイベントからテストデータを収集する

Meet eCDN をテストすることをおすすめします。カスタムルールを使用して組織内の全員に機能をリリースする前に、ランダム ポリシーを使用してネットワークのパフォーマンスに関するデータを収集します。

データを収集する

ランダム ポリシーとデフォルト設定(少数のカスタム ネットワーク ルールが含まれる可能性もあります)で eCDN を実行して、データを収集して評価します。収集されたパフォーマンス指標、監査ログ、その他のデータを調べて、設定が意図したとおりに機能しているかどうかを確認します。詳しくは、セキュアな導入、アクセス、管理をご覧ください。

ネットワーク パフォーマンスを確認する

カスタムルールを限定的な期間使用し、データを調べて、カスタム設定が意図したとおりに機能するかどうかを確認します。意図したとおりに機能しない場合は、前の手順に戻って情報を確認し、ネットワーク ルールを確認または調整します。このデータの収集には、ネットワーク エンジニアリング チームのサポートが必要になる場合があります。

ライブ配信の統計情報を追跡する

Meet eCDN には、Meet 品質管理ツール(MQT)に追加されたモニタリング機能と分析機能が付属しています。MQT の詳細については、eCDN を使用してライブ ストリームの統計情報を追跡するをご覧ください。

クライアントのデバッグログにアクセスして eCDN のパフォーマンス情報を確認する

Meet ライブ配信クライアントで eCDN がどのように使用されているかについて詳細を確認するには、管理コンソールでクライアント デバッグログを有効にします。これらのログは、プライベート ネットワークのさまざまな部分でクライアントが eCDN を使用する方法に、カスタムルールがどのように影響するかを把握するのに役立ちます。この情報は、ブラウザのデベロッパー コンソールのログエントリとして表示されます。

クライアントのデバッグログには、次の複数のセクションの技術情報が含まれています。

  • デバイスのステータス - クライアントの現在の状態に関する情報:
    • clientId - 現在のセッションの P2P トラッキング ID。
    • clientRole - 現在割り当てられている eCDN クライアントロール。
    • deviceHealthy - 現在 P2P 経由でメディア フレームが想定され、受信されているかどうか。この値が 4 秒間 false の場合、デバイスはメディア代替モードを有効にします。メディアの代替が無効になるようにするには、この値を 10 秒間 true にする必要があります。
    • mediaFallbackEnabled - メディアの代替が現在有効かどうか。
    • sessionState - eCDN トラッカー接続の現在の状態。状態は「新規」、「接続中」、「接続済み」のいずれかです。
  • ネットワーク - カスタムルールの構成によってクライアントに割り当てられたネットワークに関する情報。
    • ipRangeNetwork - カスタム ネットワーク ルールがアップロードされ、ピアリング ポリシーが [カスタム ルール] に設定されている場合に割り当てられるネットワーク。
    • ipRangeLocation - カスタム ネットワーク ルールがアップロードされ、ピアリング ポリシーが [カスタム ルール] に設定されている場合に割り当てられるロケーション。
  • Stats - クライアントが eCDN を使用した方法に関するパフォーマンス情報(メディア転送レート、ピア接続など):
    • frameErrorRate - 受信したフレームのうちデコードできなかったフレームの割合。
    • healthRate - デバイスが異常な状態だった時間の割合。
    • neighbourCounts - 現在想定され、割り当てられている P2P 接続のタイプ(親、クラスタ、子)の数と、確立された接続の合計数の推移。
    • originReceivedExpectedBytes - 想定どおりに Google バックエンドから受信されたメディアデータ。
    • originReceivedFallbackBytes - P2P がそのようなデータを配信することが期待されていたときに Google バックエンドから受信したメディアデータ(このカウンタは、デバイスが代替モードにある間増加します)。
    • p2pReceivedBytes - P2P 経由で他のデバイスから受信したメディアデータ。この値は、受信するすべての P2P メディアソースが対象です。
    • timeInFallbackMs - デバイスが代替モードだった合計時間(ミリ秒単位)。
    • timeUnhealthyMs - デバイスが異常な状態だった合計時間(ミリ秒単位)。

: ログの一部の項目には、主に Google がサポートケースで使用するデータが含まれている場合があります。

eCDN クライアントのデバッグログを有効または無効にする

  1. 管理者アカウントで Google 管理コンソール にログインします。

    管理者アカウントを使用していない場合は、管理コンソールにアクセスできません。

  2. メニュー アイコン  次に  [アプリ] > [Google Workspace] > [Google Meet] にアクセスします。

    アクセスするにはサービス設定の管理者権限が必要です。

  3. [Meet の動画設定] をクリックします。
  4. [eCDN の設定] 次に [ピアリング ポリシー] 次に [デバッグログを有効にする] をクリックします。
  5. チェックボックスをオンまたはオフにします。
  6. [保存] をクリックします。

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