このページは、他のユーザーのドライブ ファイルのオーナー権限を変更する必要がある管理者を対象としています。ファイルのオーナーを変更するには、こちらの記事をご確認ください。
ドライブ内のファイルのオーナーを変更する必要があるものの、誰がオーナーなのかわからない場合、次の 2 つの確認方法があります。どちらの場合も、ファイルのドキュメント ID が必要です。ドキュメント ID は URL から確認できます。また、セキュリティ調査ツールまたはメールログ検索の機能が含まれている Google Workspace エディションが必要です。
オプション 1: セキュリティ調査ツールを使用してオーナーを見つけて変更する
ご利用のエディションがセキュリティ調査ツールのドライブのログイベントに対応している場合は、オーナー権限の検索と移行を一度に行うことができます。この方法は、1 つのファイルのオーナー権限を、現在の所有者がわかっている場合に移行する際にも便利です。
このオプションは、1)ファイルのドキュメント ID(URL)または現在のオーナーを知っていて、2)過去 180 日間にファイルが閲覧または編集されている場合に使用します。
始める前に
- ファイルは過去 180 日以内に閲覧または編集されているものである必要があります。
- ファイルのオーナーは、ドライブのログのイベントをサポートするライセンスを所有している、組織内のユーザーである必要があります。組織外のユーザーが所有するファイルに関する情報を取得することはできません。
- セキュリティ調査ツールを使用する必要があります。これらの手順は、監査と調査ツールでは完了できません。
- これらの手順は、ファイルのオーナーを変更する場合にのみ有効です。セキュリティ調査ツールを使用してフォルダのオーナーを変更することはできません。
ファイルを見つけてオーナーを変更する
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管理者アカウントで Google 管理コンソール にログインします。
管理者アカウントを使用していない場合は、管理コンソールにアクセスできません。
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- [データソース]
[ドライブのログイベント] をクリックします。
- [条件を追加] をクリックします。
- [属性] をクリックして、ファイルの検索方法を選択します。
- オーナーがわかっており、それらのオーナーが所有する 1 つ以上のファイルのオーナー権限を変更する場合は、[オーナー] を選択します。次に、現在のオーナーのメールアドレスを入力します。
- 特定のファイルのドキュメント ID を知っている(ファイルの URL がわかっている)場合は、[ドキュメント ID] を選択します。次に、ドキュメント ID を入力します。ドキュメント ID はファイルの URL から取得します。たとえば、あるファイルの URL が
https://docs.google.com/document/d/1LQ_zgy0QDy/edit
の場合、ドキュメント ID はhttps://docs.google.com/document/d/1LQ_zgy0QDy/edit
になります。注: フォームには、実際のフォームの URL ではなく、フォームの編集ページの URL から取得したドキュメント ID が必要です。実際のフォームの URL では、ドキュメント ID は暗号化されます。フォームの編集権限を取得できない場合は、サポートにお問い合わせいただき、暗号化されていないドキュメント ID を入手してください。
- ファイルがサイトの場合は、ファイル形式とタイトル キーワードを使用して以下の方法で検索します。
- [ドキュメントの種類] 属性、[次に一致] 演算子、ドキュメントの種類に [Google サイト] を選択します。
- [条件を追加] をクリックします。
- タイトル内のキーワードを検索するには、[タイトル] 属性と [次の語句を含む] 演算子を選択し、[タイトル] フィールドにキーワードを入力します。
検索してもそのサイトが見つからない場合は、サポートにお問い合わせください。
- [検索] をクリックします。
- 新しいオーナーに移管するファイルの横にあるチェックボックス(1 つ以上)をオンにします。
- [操作]
[オーナーを変更] をクリックします。
- 1 行目に、新しいオーナーのメールアドレスを入力します。
- 2 行目に「オーナーを変更」と入力して操作を確定します。
- [オーナーを変更] をクリックします。
オプション 2: メールログ検索を使用してオーナーを見つける
この機能に対応しているエディション: Frontline Starter、Frontline Standard、Frontline Plus、Business Starter、Business Standard、Business Plus、Enterprise Standard、Enterprise Plus、Education Fundamentals、Education Standard、Teaching and Learning Upgrade、Education Plus、Nonprofits、G Suite Basic、G Suite Business。エディションの比較
ユーザーまたはファイルの所有者がメールログ検索をサポートするライセンスを持っているが、セキュリティ調査ツールに対応していない場合は、このオプションを使用します。このオプションを使用すると、共有リクエストをトレースしてファイルのオーナーを確認できます。ファイルの URL があれば、アクセスをリクエストすることができます。
共有リクエストからオーナーを特定する
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管理者アカウントで Google 管理コンソール にログインします。
管理者アカウントを使用していない場合は、管理コンソールにアクセスできません。
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別のブラウザ ウィンドウでファイルの URL を開き、アクセスをリクエストします。この操作を行うと、ファイルのオーナーにメールが届きます。ファイルが共有ドライブにある場合、リクエストはファイルの作成者に送信されます。作成者がアクティブでなくなった場合やアクセス権がない場合は、共有ドライブの管理者にリクエストが送信されます。
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メールログ検索の [件名] 欄に「の共有リクエスト」と入力します。その他の欄は空白のままにします。
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[検索] をクリックします。
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結果の表で、目的の共有リクエストを含む行を見つけて、件名をクリックします。
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[受信者] をクリックします。オーナー(または共有ドライブ内のファイルの作成者や管理者)のメールアドレスが表示されます。
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ファイルのオーナー権限を変更する場合は、ドライブのファイルを新しいオーナーに移管する方法を確認してください。